かの小津安二郎監督が愛したとんかつ屋さんというのを知り、折角だからと新宿での所用の帰りに御徒町へ。 入り口で自分が入ってもいいのか少し迷ったものの食欲には勝てずえいっと入店。 いい意味で予想に反し店の方は暖かく迎えてくださいました。 ヒレカツ発祥の地ということもありヒレカツ定食と瓶ビールを注文。 残念ながら席の位置の関係で調理はよく見えなかったもののこまめに油を浚う姿に料理への期待も高まります。 15分〜20分くらいでヒレカツ登場。 辛子を付けて頂くとまさに肉を食べてるんだ！という感覚がダイレクトに襲って来ます。 よくとんかつは衣がサクっととか言うけどもう衣が全く気にならない、いい意味で存在が消えてる。 付け合わせのキャベツもまた程よい食感。 カツ、キャベツ、ビールで暫しの幸福感。 カツの後の食事もまた良し。 ご飯も美味ながら汁物も赤だしではなく普通のお味噌汁なのが自分には嬉しい。 今年というか人生で一番美味いとんかつを食べたと思います。