記念すべき200投稿目は銀座のロオジエのレビューになります。 大切なゲストの誕生日を祝うために、実に数年ぶりにロオジエを訪問しました。 リニューアルしてからは初訪問となります。2代目の頃に最後に伺ったロオジエから今回の初訪問までの長い期間、僕の人生の中でも色々なことがありましたが再びここに戻って来ることができて、感慨深いものがありました。 この日は白トリュフのコースのメニューを選択。 ▼▼アルバ産白トリュフのスペシャルメニュー(¥42,000)▼▼ <前菜> 雉のコンソメ 白トリュフの香り フォワグラのロワイヤルとカブのロザス <メイン①> リングイネを巻いたラングスティーヌのヴァプール ほうれん草とルッコラのクーリィ クルスタッセのエミュルション 白トリュフを添えて <メイン②> フランス産乳飲み仔牛のブランケット 冬野菜のブイヨン煮 目の前でスライスするアルバ産白トリュフ <デザート①> 洋梨のソテー 蜂蜜のアイスクリーム ミルクのエミュルション バニラとシナモンの香り <デザート②> メレンゲに挟んだマロンのパルフェグラッセ ショコラブランの軽いクリームに白トリュフを添えて <ワゴンデセール> フリヤンディーズのワゴン 印象的だった料理はメイン一皿目の「ラングスティーヌのヴァプール」でした。あまりの美味しさにゲストと一緒に言葉を失うほど(笑) 表記されているメニュー以外にも、プティフールからお口直しまで、季節を感じる料理でした。 総じて2代目のころの方がインパクトのある皿やグラスワインの豪華さ(当日はシェフソムリエがいませんでした)はありましたが、外観、内装、電話予約から店を出るまでのサービス、グラスシャンパン、アミューズブッシュから最後のカプチーノ、プティフールまで、ロオジエらしさは健在でしたよ!やはりロオジエは僕にとって世界一のレストランでした。今後も必ず伺います。 せっかく日本、というか都内には素晴らしいグランメゾンがあるのですからフランス料理を楽しむ文化が若い人たちにも広まればいいなと思っています。 僕個人ではとても社会全体の流れなど変えられるものではないですが、せめて自分の周りにいる人たちには美味しい生活を送っていただき、銀座で美しく優雅にこれからも食事ができたらと思っています。 少数派か多数派で正解が決まるわけでもねーし、正解か不正解なんて食文化には関係のないことだけれども、せめて僕自身は銀座独特の格調高い粋な文化、品質を維持していけたらと思っています。 自分にとって「格調高い粋なレストラン」が資生堂のレストランであるので、個人都合ではあるが僕自信の食文化の品質を落とさないだけではなく、銀座という街全体の格調を維持するためにも資生堂のレストランには時代が変わっても、銀座らしいサービスを続けていただければと思います。 #クリスマス