Keisuke Yanagisawa

Keisuke YanagisawaさんのMy best 2016

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東京都

フランス料理

Keisuke Yanagisawa

記念すべき200投稿目は銀座のロオジエのレビューになります。 大切なゲストの誕生日を祝うために、実に数年ぶりにロオジエを訪問しました。 リニューアルしてからは初訪問となります。2代目の頃に最後に伺ったロオジエから今回の初訪問までの長い期間、僕の人生の中でも色々なことがありましたが再びここに戻って来ることができて、感慨深いものがありました。 この日は白トリュフのコースのメニューを選択。 ▼▼アルバ産白トリュフのスペシャルメニュー(¥42,000)▼▼ <前菜> 雉のコンソメ 白トリュフの香り フォワグラのロワイヤルとカブのロザス <メイン①> リングイネを巻いたラングスティーヌのヴァプール ほうれん草とルッコラのクーリィ クルスタッセのエミュルション 白トリュフを添えて <メイン②> フランス産乳飲み仔牛のブランケット 冬野菜のブイヨン煮 目の前でスライスするアルバ産白トリュフ <デザート①> 洋梨のソテー 蜂蜜のアイスクリーム ミルクのエミュルション バニラとシナモンの香り <デザート②> メレンゲに挟んだマロンのパルフェグラッセ ショコラブランの軽いクリームに白トリュフを添えて <ワゴンデセール> フリヤンディーズのワゴン 印象的だった料理はメイン一皿目の「ラングスティーヌのヴァプール」でした。あまりの美味しさにゲストと一緒に言葉を失うほど(笑) 表記されているメニュー以外にも、プティフールからお口直しまで、季節を感じる料理でした。 総じて2代目のころの方がインパクトのある皿やグラスワインの豪華さ(当日はシェフソムリエがいませんでした)はありましたが、外観、内装、電話予約から店を出るまでのサービス、グラスシャンパン、アミューズブッシュから最後のカプチーノ、プティフールまで、ロオジエらしさは健在でしたよ!やはりロオジエは僕にとって世界一のレストランでした。今後も必ず伺います。 せっかく日本、というか都内には素晴らしいグランメゾンがあるのですからフランス料理を楽しむ文化が若い人たちにも広まればいいなと思っています。 僕個人ではとても社会全体の流れなど変えられるものではないですが、せめて自分の周りにいる人たちには美味しい生活を送っていただき、銀座で美しく優雅にこれからも食事ができたらと思っています。 少数派か多数派で正解が決まるわけでもねーし、正解か不正解なんて食文化には関係のないことだけれども、せめて僕自身は銀座独特の格調高い粋な文化、品質を維持していけたらと思っています。 自分にとって「格調高い粋なレストラン」が資生堂のレストランであるので、個人都合ではあるが僕自信の食文化の品質を落とさないだけではなく、銀座という街全体の格調を維持するためにも資生堂のレストランには時代が変わっても、銀座らしいサービスを続けていただければと思います。 #クリスマス

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東京都

フランス料理

Keisuke Yanagisawa

ゲストの友人の誕生日会をアピシウスで開きました。 予約の際にサヴールのメニューとともに誕生日ケーキも要望を伝えたところアピシウスは4320円でケーキも「おまかせ」になるようです。当日サーブされたケーキはピスタチオのムースのケーキで、とても美味しいものでした。 サヴールのメニューは <前菜>フォアグラのテリーヌ <メイン①>オマール海老のポシェ <メイン②>子羊の背肉(ただし、パイ包み焼きではない) デザートはワゴンデセール、ミニャルディーズのそれぞれワゴンから好きなだけ。 前菜とオマール海老のポシェはスペシャリテといっていいほどの素晴らしさでした。 時間の関係上、チーズを抜いてもらいましたが値段もその分割引にしていただきました。がっつり料金を払っても構わなかったのですがグランメゾンってこういうサービスがあるのもある意味魅力的だなと思いました。 「クラシックフレンチの醍醐味とは?」と考えると、歴史によって作られた重厚感かもしれません。単にお金をかけてお店を作ることはできますが、やはり積み重ねてきた信念がないとこの重厚感は生まれないし、サービスを享受する側にもパンチラインは感じられません。 変わり続けない伝統的な品質を保つには並大抵の努力ではないと感じます。きっと、水面下で必死に変わり続ける努力があってのことなのでしょう。 「昔からずっと変わらない優雅で美味しいレストラン」というのは一体都内にいくつあるのかがわかりませんが、アピシウスにはこれからも独特の優雅な時間と空間を持ち続けていただければと思います。僕自身も、何年たっても変わらずグランメゾンで楽しみ続けるには、僕自身が内面から進化し続けなければならないと思っています。 きっとアピシウスは変わらない魅力を維持するのに水面下で必死に変わり続けているのではないかと思いました。これがクラシックの醍醐味なのかもしれません。 #フレンチ #誕生日のお祝いに #これは絶対食べてほしいキャンペーン

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フランス料理

Keisuke Yanagisawa

「プレミアのビートがなくても作るクラシック」 小学生の同級生と男二人でクラシックフレンチの店で食事会を開きました。フルコースに合わせワインをしこたま飲み、食後はバーカウンターで葉巻スパスパしブリブリに酔っ払いました(笑)お店では熊本の震災のために、ちょうど翌日(6/5)に「グランメゾンチャリティカレー」なるイベントを開催していたのでお互いの近況報告・会食も兼ねて食事代とは別途で熊本に一部の金額を募金させていただきました。チャリティイベントには参加できませんでしたが、微力ながら応援させていただきます。 ★★メニュー★★ 21600円(税込み・サービス料別)のフルコースかつスペシャリテのオンパレードのコースを注文しました。それぞれのお皿に合わせてワインはソムリエの方にお任せ。「二人で酒を飲んで、フルコースを食べて、食後のバーで葉巻を吸って総額で7万5千円ほど」なので良心的な値段です。 ・前菜1 黒トリュフのピューレをかけた温度玉子 ・前菜2 オマール海老 ・フォアグラのテリーヌ ・舌平目のブレゼ “アルベール風” ・仔羊のパイ包み焼き“マリア カラス風 ・チーズ ・デザート(ワゴンデセールより) ★印象に残った料理、ワインについて★ 比較すること自体が失礼ですがアピシウスに並ぶほど、とても素晴らしい料理の数々でした。「食事の会話が進みすぎて料理の味を覚えていない」というレビューを書く人間にとってあるまじき現象が度々あるのですが(笑)それでも会話のネタが思わず料理の美味しさに向かってしまうことはありますね。 一皿目の「黒トリュフのピューレをかけた温度玉子」の美味しさに驚きました。トリュフの濃厚な香りだけではなく、味にもガツンとくる一皿です。 お店のスペシャリテでもあり有名な一皿が”「子羊のパイ包み焼き」マリアカラス風”ですが、これだけではなくどの皿も格段に美味しいのがシェイノが長年売れ続ける理由かなと思います。 ワインで格段に印象に残っているのはフォアグラのテリーヌに合わせたジュヴレ・シャンベルタン、マリアカラスに合わせたシャトー・オー・ベルジュ(1998年) ★シェ・イノのスタッフと話したこととグランメゾンチャリティカレーについて★★ 本来はチャリティカレーイベントは10回で終わるようでしたが不幸にも熊本の震災もあり11回を開くことに。開催日が6/5の日曜日で、シェイノとアピシウスは日曜日は本来定休日です。スタッフ総出で、休みを返上して、なおかつ売り上げは全額寄付という心意気です。 個人的に悔しいのが、おそらくこのイベントには店にはメリットがないということ。(本来シェイノは日曜日は休業であり、さらに売り上げは全額寄付なので従業員含め店には何の利益も残りません) 「チャリティ、ボランティアは企画する店、人にも恩恵がなければ」が信条の僕にとって客としてできることは「明日のカレーは食べられなくても、通常のディナータイムに訪れ飲食代とは別に募金をすること」でした。 今回、チャリティとは関係のないディナータイムの訪問でしたが、店の売り上げにも貢献しなおかつ募金をすることでチャリティの意義も果たせたと思います。 ★★食事相手との個人的な話★★ 一緒に食事をした同級生は小学校4年せいの時にクラスが同じでその年が1998年でした。海外の日本人学校だったので転校入が激しく毎年クラスの誰かが日本へ帰国するため(その分転校生として新しく入ってくる人も多いのですが)、毎年仲のいい友達と別れるのです。当時はSNSなども普及しておらず別れた後は一応手紙のやり取りなどがありますが音信不通になってしまうものなので、小学生なりに「もうこの友達とは一生会えないんだろうな」ととても悲しい別れを経験していましたが、幸い社会が発展しSNSが普及したことで10年以上疎遠だった小学校の友人とも出会えるようになりました。 いつも日本のゲーム、漫画、ゴルフばかりの海外での小学生生活でしたがこうして仲のいい友人と若いうちにグランメゾンで笑って食事して気持ち良くお会計を払い、食事代だけではなく翌日行われるチャリティイベントの分まで募金をしてくれたことを非常に嬉しく思います。 ★★今後のグランメゾンのために★★ シェイノやアピシウスのディナータイムに伺うと、とても年齢層が高いことに気づきます。また、SNSのタイムラインで現れる、社会的にそれぞれの分野で成功された方同士で会食をしている光景(投稿)を目の当たりにすると、僕にとって年齢を重ねてもこういった店に来られる人をとてもうらやましく思います。 「自分も将来、年を取っても変わらず同じ店を楽しみ続けたい」と強く願うばかりです。

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ワインバー

Keisuke Yanagisawa

「来月ロオジエだし肩(舌?)慣らしに本格的な料理とワインを飲んでおこう」ということで”前哨戦”として選んだ店が銀座のアルバスでした。2年ぶりくらいの訪問です。 ★★アルバスってどんなお店か★★ ここは知る人ぞ知るワインで有名なお店です。ここに来られるお客様はワイン目的が多く、その理由はアピシウスのソムリエが独立したお店で、そのソムリエの方のファンが集まるようです。ですので、一人で来店されカウンターで楽しむ方やテーブル席でワイン仲間と楽しむ方、奥の個室席で親密に食事をされる方など、お店の席数はこじんまりとしているものの多種多様な楽しみ方があります。 僕がこの店を「銀座らしい」と形容するのは、歴史を感じるからです。お店がオープンして12,3年でしょうが、ここに来られるお客様はかつてのアピシウスからのお客さんだったり、その他にも色々なお店やワインを楽しんだ末に行き着いた店がアルバス。 お客さん個人個人に歴史があるため、お店の楽しみ方やお酒の飲み方、ゲストとの関係性、各々にどっしりとした土台があるので数年ぶりに訪問をして「やっぱりこれが銀座だよな」なんて思いました。 ★★料理について★★ ワインだけではなく、食事も立派な魅力になります。コースメニューは2つありプレジール(10500円)とデキュタシオン(13000円) プレジールはアミューズ、前菜、魚、肉、デザート、プティフールとなりメインディッシュの前にもお口直しがあり、かなり本格的です。 デキュタシオンは前菜が2種類になります。 この日は朝から何も食べていなかったのでプレジールでお腹いっぱいになるか少し不安でもありましたがかなり満腹でした。 際立っていたメニューはメインディッシュの魚と肉。それぞれ大イサキのポワレ、宮崎県産キジの胸肉とモモでした。 料理の香りや余韻も素晴らしく味の引き出し方が最強でしたね! ゲストの方はお酒があまり飲めない方ですが、ノンアルコールカクテルも用意していただけますし、ソムリエとワインが売りの店ではあるかもしれませんが料理ももっと評価されるべきお店だと思います。 ゲストとの会話も弾んで、とてもいい思い出になりました。また行きたい!

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東京都

ワインバー

Keisuke Yanagisawa

半端ない情熱のある素晴らしいワインバーでした。客層も素敵でした✨ ワインと銀座という街に対する愛情の溢れています。銀座のクラブの終わりに飲み直そうと思い、ある人のオススメで教えてもらいました。行ってみて驚いた点はワインのラインナップだけではありませんでした。全く傷んでおらず、状態が超DOPEだという点です。 実際にお店の人に聞いてみるとコンテナで運ぶ際の注意はもちろん、客にワインをサーヴするまでに長期間セラーで寝かせているようです。最高のおいしい状態で提供するために安易に商品にしないという哲学がありました。 <1杯目>シャサーニュ モンラッシェ 2011 <2杯目>ジゴンダス ピエール エギュイユ 1998 お店の粋な気遣いや哲学に、客である自分も負けてはいけません。 飲んでいる途中、色々なワインが試したくなり「グラスワインのメニュー全部飲んでから帰ろう」と思っていた時、4,5人のお客さんが入られました。 ちょうど、僕達が退席すれば団体さんが入れる席数だったのでさっさと会計を済ませすぐに退席をしました。お店にも「まだ自分は飲んでいるから。飲んでいたいから」なんてダサい気持ちは伝えません。(銀座のクラブでもそうですが、店が満席になって他のお客さんが入られた時は客が自らさらっと席を譲るものなのです) こうやって、店が商売に愛情を持ち、客が店の都合を考え動いてお金を回していくのが銀座の素晴らしい文化なのかなとオイラは思っています。 この店に関してはまだ飲み足りないので、次回も行きます!「いいワインをいい状態で素敵な人と飲みたい」という方には是非足を運んでいただきたい。

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ごきげん美味い(๑˃̵ᴗ˂̵)و!大切なゲストの誕生日会をうしごろ銀座店で開きました。本日は「極み赤身コース」を注文。訪問時にクラブで食べる用のケーキを冷蔵庫に保管していただこうとしたら、写真撮影用に誕生日用のデザートプレートに乗せていただきました。 ママから「焼肉が食べたい」とのリクエストがあったため、銀座で焼肉となると僕にとってはやはりうしごろ銀座店でした。相変わらずのクオリティの高さに加え、サービスの素晴らしさが嬉しかったです。予約時に個室予約を忘れていて、後から追加予約のような形で連絡したところ個室は埋まってしまっていたのですが半個室を用意していただきました。食事はあっという間の2時間で、その後クラブでシャンパンを開け資生堂のケーキを食べてお酒を飲みきて終了。ゲストの方に喜んでいただいたので、うしごろを選んで本当に良かったです。 誕生日を祝うことができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。 ★★銀座の粋という文化について★★ 今改めて思うのが、粋な文化というのは「銀座だから」とか「高級クラブだから」と無条件に生まれるものではないということです。同伴でレストランに行き、ソムリエの話を無視して女に口説くのに必死になっているよりも、グランメゾンで嫁さんと優雅に美しく食事と会話を楽しんでいる人の方がより粋な文化だと思います。 クラブもレストランもバーも、全ての集合体が銀座なので箱にこだわるのではなく、飲み方・食べ方・気持ちが大事です。 人も同じです。素晴らしい経歴があろうと、お金があろうと私利私欲のためのダサい酒の飲み方をしていたら文化が廃ります。相手の利益を100対0で尊重してこそ銀座なのです。 せっかく銀座でグランメゾンからクラブ、バーまで素晴らしい文化を享受することができたのですから品位を保ち続けるためにも日々自分自身が成長していかないといけません。 何も特別なことはせず、基本に忠実に生きていきたいと思います。 これからも、沢山勉強して仕事して、沢山美味しい物を食べて素敵な人に囲まれながら生きていきたいです。 ★★★うしごろ銀座店 極み赤身コース★★★ 和牛刺し3種盛り合わせ 季節のナムルと白菜キムチ サラダ 特製厚切り3種 究極の黒タン 厚切りハラミ シャトーブリアン 本日のスープ ザブトンのすき焼き 厳選赤身肉2種 うしごろカレー スイートポテト

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銀座のシャネルの中にあるレストランです。実に数年ぶりの訪問でした。素敵な女性との食事でしたので、ゲストにふさわしい店を選択しなければ、と思いついた店がベージュアランデュカス東京になりました。今年からミシュラン2つ星に昇格したようです。 「女性に喜ばれるレストラン」という要素を見事に満たしているのですが、それだけではなく料理の素材の質だけではなくその活かし方、サービスも店の風格に合っています。 前菜の車海老は立派ですし、オマール海老、メインディッシュの子牛、どれも素晴らしいものでした。でも、やはりここの「スペシャリテ」はカレ・シャネルなのだと思います。 カレ・シャネルはメニューの中で唯一「シャネル」の名前が入っているメニューです。「カレ」は正方形を意味し、写真の通りのチョコレートの、斬新なデザインのデザートになります。濃厚なチョコレートムースとガナッシュ、ヘーゼルナッツが織り交ざり食感も楽しめます。 もっとグラスワインのリストを豊富にしたり、高額にしたりすれば面白くなるのになーというのが個人的な印象です。 ★メニュー★ アミューズ 前菜 車海老のソテー、マンゴーとキュウリ、コリアンダー風味 魚料理 オマール海老のポッシェとズッキーニ 肉料理 北海道オークリーフ牧場仔牛、ジロール茸のソテー プティフール デザート カレ・シャネル レストランは、何も味だけが全てではないと思っています。極論を言えばその店だけが全てではないということ。グランメゾンであっても、街全体の中の一つに変わりはありません。 銀座という街には色々なレストランがありますが、その中でも老舗のグランメゾンやカジュアルなビストロもあれば、シャネルのレストランのように外観からエレベーターに入り、食事、食後のデザート、お土産のマカロンなど、キラキラした要素に特出した店があっていいと思っています。 これからも数年に一度くらいは、キラキラ重視のレストランに行こうかなと(笑)

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フランス料理

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値段はカジュアルでありながらもお店の価値は立派なグランメゾンです。 ゲストの方が退院初日だったので、「軽めのフレンチを食べよう」ということになり数年ぶりに「ケイスケマツシマ」に訪問。久しぶりに美しく美味しい鴨肉を食べました。 ディナーメニューは主に2つ。9000円、13000円のコースです。値段が高い方が前菜の皿の数が一皿増え、さらにメインの肉料理が選択可能になります。 しかし、ホームページをよく見るとプリフィクスコースもあり、これは6800円です。 ミシュラン一つ星を取るほどの店(しかも、ミシュランという価値基準以外でも、世界的に評価されている)でこの美味しさで6800円はとても安く感じます。 また、ワインはペアリングコースがあり皿の数に合わせてワインを楽しめるようになっています。しかも3杯4500円、4杯6500円なのでフレンチにしてはとてもカジュアルに楽しめるのではないでしょうか。 実はランチは2度ほど訪問したのですが、ディナーは今回が初です。やはりお店というのはディナーこそが真骨頂であり、最大限お店を楽しむならディナータイム、それもメインダイニングがいいですね。 お店の食事に対する愛情や情熱が料理で表現されていて、クラシックではなく独自の視点で追求するがゆえにモダンなフレンチを築き上げているのだと思います。 「自然体でカジュアル」でありながらも店に品位があるのはそのためなのでしょう。 表参道のマンションの1階にあり、閑静な住宅の中の静かなレストランでひっそりと輝いている印象でした。また是非伺いたいと思います。 ★★メニュー★★ アミューズブッシュ 鮮魚のタルタル、キャビア添え、ブイヤベースのジュレ グリーンアスパラガスのポシェ、黒オリーブとタイムの香り 鴨のロティ カフェビチュリン、コーヒー風味のエスプーマ、牛乳のアイスクリーム

Keisuke Yanagisawa

クラブのお姉さまの誕生日祝いが目的でした。それと同時に、今や死語になりつつある「ザギンでチャンネエとシースー」を実現するべく、いわゆる同伴で銀座のクラブのホステスさんを連れて銀座久兵衛で寿司をたらふく食べた後、並木通り沿いのクラブに入りシャンパンを開けに行きました。 銀座久兵衛は本館と別館(それぞれともに金春通り)がありますが、今回は本館5Fのカウンターでした。19時に予約し少し早めに到着したところ4階の北大路魯山人のコーナーで待つことに。魯山人は気難しい芸術家でしたが、初代の銀座久兵衛のために器を焼いたほどの、久兵衛とはとても親睦のある、美食家でありながら有名な芸術家です。 銀座久兵衛には「魯山人」という3万円のメニューがあり、その懐石料理のコースは全て魯山人が焼いた器を使うようです。一度は体験してみたいものですね。 今回はおまかせで握ってもらい、そのメニューとは別に大トロの炙り、イクラを握って大トロもおかわり。僕も銀座のクラブに行くこともできましたし、クラブのお姉さまも喜んでいただけたかと思います。クラブでもシャンパンも開けたし、まぁ客としての役割は果たせたかなと。 「銀座のクラブ」というものを初めて知ったのは高校生か大学生くらいの時に読んだ漫画「島耕作」や「女帝」がきっかけです。 当時は「一流大学を出て一流企業に入って出世コースを進んでようやくたどり着けるのか」と思いました。「座っただけで3万。シャンパンを開けると半端ない額だな。こりゃ金持ちの道楽に過ぎん」と当時は思っていましたが、レストランを通じて銀座という街の素晴らしさに気づき、レストラン代によって金銭感覚がおかしくなってきたのもあり「別にちょっと頑張れば20代でも行けるじゃねーか」と気づいたら20代半ばで嬉々として通う始末。 漫画だと銀座のクラブは社長のような金持ちの男性が若いお姉ちゃんを口説いたり、やたらベッドシーンが多いですが(笑)現実の銀座のクラブはそんな下品なところではありませんでした。銀座には「粋」という独特の文化があります。 飲み方や会話、仕草に品があるかどうかが大事なんです。下ネタも話したりしませんし、人の悪口や愚痴なんかも話しませんね。(他の客はどうかは知りませんが) 結局のところ「紳士の社交場」なのかと僕自身は思っています。意外と常連客同士で仲良くなったりもしますしね。 クラブには「オーナーママ」通称「オーママ」がいて、現場を仕切る「チーママ」がいてその下にホステスさんがいます。ママはもちろんホステスさんにも共通して言えるのは姉御肌の気質を持った人が多いことです。 「キャバクラなんてカラ元気にはしゃいでる場所なんか誰が行くかよ」と、キャバクラの何が楽しいのかわからない僕でしたが、客と店が長く義理堅い関係を作り続ける銀座のクラブの気質はとても合っている気がします。 人間として少しでもまともになって、いつか銀座という街に何かしらの形で恩返しができるように少しでも頑張ろうと、前を向いて生きていこう、と思いました。 常に真正面から自分と向き合っていないと、本当の美味しさや楽しさというのは享受できないので、しっかり一歩一歩前へ進んでいこうと思います。 また銀座に寿司を食べに行けるように頑張ります! #GW2016

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東京都

イタリア料理

Keisuke Yanagisawa

ごきげんBuono(๑˃̵ᴗ˂̵)و! なかなか行く機会に恵まれず、気付いたら1年以上期間をあけていました。久しぶりに伺ったのですが味も安定していて年々料理が美味しくなっているのが店の素晴らしいところです。リゾットが格別でイタリアワインと非常に合いました。 オーソドックなメニューが「FARO」の1万円のコースです。アミューズブッシュに始まり、前菜、パスタ、メインディッシュ、ドルチェワゴンとなります。リゾットは特に格別でした。 資生堂という企業が経営するレストランらしく、季節の食材のフェア(代表的なのがトリュフ)やお子様ウェルカムデー(通常は小学生高学年以上のみですがこの日は年齢制限なし)など1年を通して楽しめますので常連の方も多いです。 初めてここを訪れた時は確か2010年だった気がします。今月でなんと15周年になるとの事。 学生の頃から楽しんで、一人飯からデート、先輩の卒業祝いなどにも用いていて、今考えると色々な思い出があります。経験を重ねることの楽しみを、今行っているレストランの中でこれからも増やしていきたいです。 上の世代の話を聞いていて羨ましいのが、今銀座にある名店のオープン当時の料理を知ってる事です。アピシウスやロオジエの創業当時の昔話をしている人をとても羨ましく思います。シェフが初代の頃から通っているのですから、そういった昔から積み重ねてきた経験を基盤として今を楽しむ姿は最強にかっこいいわけですし、それこそがレストランの醍醐味かなと思っています。 これからも年々美味しく成長し続けるファロ資生堂が楽しみです。