Keisuke Yanagisawa

Keisuke YanagisawaさんのMy best 2015

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東京都

フランス料理

Keisuke Yanagisawa

個人的な好みを言えば、フレンチに関してはクラシックが好きです。それでも自分にとってエスキスは特別であり格別なレストランだと感じました。日本の食材をバッチバチに使いこなしてフレンチに完成させる店というのは、日本でしか味わえないグランメゾンなのだと思います。 いわば、ラーメンやカレーのように、本家のものとは派生して完全に日本人の価値観で作られ国内だけで評価され進化し続けているように、フレンチももはや日本独特の価値観で進化しているのではないでしょうか。(歴史的に見ても、日本人というのは海外のオリジナルを独特の進化をさせて日本のオリジナルにする能力に長けている) エスキスはまさに日本の価値観で進化したグランメゾンだと思いました。(「モダン」という言葉で一括りにジャンル分けをすることに強烈な違和感を覚えるのはそのためでは?) ★メニュー★ ディナータイムのメニューは2種類で19000円のものと24000円のもの。メニューには料理の他にグラスシャンパン、ミネラルウォーター、お土産も付いています。ワインは1万円、2万円の2種類のペアリングコース。お酒の飲めないゲストへの配慮で7500円でノンアルコールドリンクのコースがあります。 この日は19000円(前菜4品、魚、肉のそれぞれのメイン、お口直し、デセール、プティフール)を二人で注文しました。ワインは2万円のものを。ゲストへはノンアルコールカクテルを。 <前菜1>アミューズ。南瓜、バナナ、生クリーム、ココナッツオイル <前菜2>栗のフランに雲丹を添えて <前菜3>木の子のソテー、ほうれん草とオレンジの風味 <前菜4>白子、キャベツ、ほうれん草のグリル <メイン魚>金目鯛、南瓜、サザエのポアレ <メイン肉>蝦夷鹿のロースト、ブルーベリーのソース <お口直し>栗のクレープ ★印象に残った料理、サービス、ワインについて★ 特に印象に残っているのは前菜4品目の白子のグリルです。ソムリエの方に日本酒も勧められましたが、白ワインと合わせていただきました。ポン酢のような味付の役割があったのだと思います。 そして、エスキスのスペシャリテの蝦夷鹿のロースト。ポムロールのシャトーネナンとばっちりの相性でした。 総じて、クラシックなフレンチだと、古典であるためにたような料理が出てきます。そのせいもあってワインも単一的になってしまうものですが、エスキスは「こんなワインや組み合わせ方があったのか!」と斬新なものばかり。ノンアルコールカクテルも、まさにソムリエならではのセレクションのため全く飽きがきません。 お会計は二人で7万3千円程度。割と安いのではないかと感じます。 ★今後のフレンチ★ フランスやアメリカで食べられるようなクラシックな高級フレンチを、外国人の方がわざわざ日本に食べに来るとは思いませんが、日本独自の進化したフレンチであれば価値が生まれるはずです。和の食材を完璧に使い切るグランメゾンであれば、海外のゲストも喜ぶはず。 エスキスには「モダン」ではなく、10年後20年後の日本のフレンチの基準を想定して作られているようにさえ感じました。 実は12月のミシュラン発表前に「エスキスが三ツ星をとるだろう」と勝手に予測して、予約が殺到する前に席を取っておこうと思い、予約していたんですがまさか二つ星のままでズッコケたのですが(笑)今後も予約を取り続けていきたいと思います。既存の価値基準ではなく今後の世代のスタンダードとなっていただけたらと。 ★銀座という街について★ 銀座という街はとても不思議なもので、歴史は古くから存在しているのですが常に新しいものを入れて銀座の内部で細胞を進化させ、街全体が常に細胞分裂の循環を生み出してきた街だと思います。エスキスというのもの、フレンチを独特の文化まで進化させ銀座の中では新しい芽として生まれています。 今後の銀座はこう言ったスタイルがどんどん流行るのではないかと思っていますし、そこでようやくエスキスが一つの完成された基準として認知されるのではないでしょうか。 僕自身のことを言えば20歳からフレンチを求め続け、今自分は気づけばもうすでに27歳。ですがあと50年くらいはフレンチを楽しみたいので向こうエスキスには最低でも20年、30年の老舗として大きく進化していただければありがたいです。 なるべく長く銀座に通えるように自分自身も新しい価値観を作り続けていきたいと思いました。

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東京都

フランス料理

Keisuke Yanagisawa

後輩との会食にて四星球贈呈式を行いました。昔は目上の方に連れられて来た自分が、ようやく後輩をゲストとして招待する立場になれました。今後もアピシウスで色んな人と食事する機会を作りたいです。 ★★メニュー★★ SAVEUR(サヴール)¥18360 伝統的な鵞鳥のフォワグラのテリーヌ 蜂蜜酒のジュレと苺添え カナダ産オマール海老のポシェ、赤大根のラペ、ブールブランソース オーストラリア産仔羊背肉のパイ包み焼き 乾燥香茸のデュクセル 季節のフロマージュをワゴンより 季節のガトーのセレクション 自家製アイスクリームとソルベ ミニャルディーズとコーヒー 主に春夏秋冬の季節でディナーメニューは変化します。ハレの日仕様。ランチは週ごとに変わるので、ランチもいいかもしれません。 食後はバースペースにはシガーを吸って終了。 ★気になるお値段(ディナー)★ ワインの値段が他の店とは異なり「グラス1杯2160円〜3500円」が相場です。 「二人でディナー、メニューは最も注文されるサヴール(クラシックコース)、グラスワインをソムリエにお任せして頼むといくらかかるの?」となると相場は一人4万円、二人で総額で8万円前後になります。 メニューはセゾン(¥12960のプリフィクスコース)からプレジール(¥27000)まで幅広いですが、サヴールはとても良いバランスだと思います。 ★店の特徴 味とサービス★ 味の特徴は「重厚感」というワードとマッチしているのかも。内装やカトラリーと一致していますね。なんといっても店も味も、余韻が違いました。翌日になっても「昨日のあの料理は本当に美味しかった」とちゃんと記憶に残っています。 サービスは絶妙な距離感で心地よかったです。ゲストが金髪のタトゥー入りだったので少し心配でもありましたが一流のホスピタリティを享受できました。 ★空間★ ダイニングには名画が飾られているため、さながら美術館のよう。バースペースは待ち合わせや食後のシガータイムに使えます。なのでアピシウスの店内での待ち合わせが可能です。 食事スペースはダイニング、個室。個室は有料で2名〜20名の「サロンパール」 2名〜8名までの通称「赤の部屋」と呼ばれる「サロン ガーネット」 ★どんな人が来ているの?★ ある元総理大臣の合コン場所だと知ったのは驚きましたが、客層は年配の方が多く素敵な紳士・淑女が集います。この日、僕たちは20代の男二人。しかも相手は金髪でタトゥーも入っています(笑) 平日・火曜日の訪問だったのですがディナーは僕たちを含め2組のみ。 その分だけメートル、ソムリエの方と会話できたのでよかったです。ソムリエの方も非常に気さくな方で、おかげでゲストの緊張も和らぎました。 ジャケット着用必須のためタトゥーは露出されませんでしたが、終盤にはタトゥー、刑務所の話で盛り上がりました(笑)(「アピシウスにふわさしくない客」だったかもしれませんが、周りにお客が一組もいなかったので良しとします。今後は控えますが) ★僕にとって「クラシック」とは何か★ ラッパーの人は「クラシック」という言葉が多用されているような気がします。直訳すると古典です。決してモーツァルトのようなクラシカルミュージックではなく、 「後世に語り継がれるほどの、昔から今も未来も評価し続けられているもの。最新の曲にも影響を与えている核になっているもの」のような言い方でクラシックという呼称が存在している。そのためラッパーの価値観では「クラシック」は完全なる褒め言葉です。 フレンチでもクラシックの部類に入るアピシウスは、フレンチの時代を築き、今現在も業界全体に大きな影響を与え、なおかつ高い評価を受け続けているのだと思います。 歴史のあるグランメゾンになると客層の年齢層がぐっと上がりますが、むしろこういった店ほど若い人が来た方がいいのではないでしょうか。 きちんとドレスコードを守ってちゃんとした振る舞いができていれば、年齢や性別関係なく店は迎えていただけますしね。 ★個人的な話★ 「クラシック」にはもう一つ貴重な意味が内包されていると思います。それは「伝統」です。当時、大学生だった自分にグランメゾンの素晴らしさを体験させていただいた方がいます。そんな素敵な体験を与えてくれたある出版社の方から最近になってドラゴンボールの「四星球」という素敵なプレゼントがありました。 一般的にこういった時は恩返しするものですが、僕はあえて「恩送り」をさせていただきました。単純に自分が尊敬する目上の方にしていただいた事をそっくりそのまま、自分が上の立場になった時に後輩にしました。 店は店で伝統があるように、客にも客なりに伝統を作っていけたらと思います。四星球はバトン代わりで、後輩もいつか自分の後輩をグランメゾンに招待

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兵庫県

ステーキ

Keisuke Yanagisawa

神戸に行き1日8名限定の高級鉄板焼き屋へ。銀座よりも楽しく美味しく、今年の牛肉の中で文句なしの場外ホームランでした。 神戸を訪れる際に、とても楽しみにしていた食材はやはり「神戸牛」でしたのですが、気をつけなければならなかった点は、鉄板焼き屋が観光客向けか地元の人向けに作られているかどうかという店。味とサービスにかなりの質が変わってくることです。変に安売りしているところはどうしても避けたかった。 ほぼ初めて訪れる土地のために、店選びは難しくなるのですが沢山のホームページを検索した結果、ここが最も良心的で本当にいい肉を出していることが分かりました。幸いにも滑り込みの予約で対応可能。 電話の対応の時点で店の素晴らしさが見えてきていたので、訪問前から相当期待していたのですがとても期待以上に素晴らしかったです。 ★メニュー★ 注文したメニューは7000円の開店3周年記念の特別コースですが、とても7000円では安すぎるメニュー内容です。前菜やスープ、焼き野菜、フォアグラ、そしてA5ランクの神戸牛で200gです。 一般的に銀座で、例えばミシュラン一つ星を取るような鉄板焼き屋だと2万円のコースの内容ですね。いや、あそこは100gしか出さないし、写真を比較すると明らかに状態が一石家の方がいいので値段で比較することすらもできないかもしれません(それだけ一石家のメニューは圧倒していたということ) 楽しみだったメインディッシュの200gのステーキは最高でした。ニンニクとの相性が抜群でとても素晴らしい余韻です。 ★神戸にしかない鉄板焼き屋であること★ ただし、東京の高級店と比較して全てが優れているかと言われたら必ずしもそうではありません。例えばワインリストはもっと高くて種類が豊富である点や席数が限られているため席の間が狭い、など。だからといって「東京来てでかい店開いて進出してくれ」となっても、一石家の持ち味が変わってしまうのでそれは野暮というもの。 東京の人が「あぁ、銀座で鉄板焼き屋で下手に食べるよりも神戸行って楽しんだ方がいいな」と思える店であって欲しいですね。そして地元でも「地元の本当の食通の人に愛される店」であって欲しいです。 もっともっと美食家の方々に認知されますように!

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東京都

鉄板焼き

Keisuke Yanagisawa

銀座の美しき鉄板焼き屋へ。値段の高い鉄板焼き屋というと、特選和牛を売りにしてその得意分野を全力投球で提供している印象を受けましたが、うかい亭の素晴らしいところは特選牛だけではないということ。 店を予約する際の利便性や、電話応対から見送りまでの一貫して素晴らしいサービス、美しい外観に中を入ると美術館のような内装です。 鉄板焼きの上に食材に熱を加えて味を引き出す技術に長けているため、和牛だけではなく野菜や旬の海鮮物の方が、他の店よりも頭一つ上を行っているのではないかなーと感じました。 特にアワビの塩の蒸し焼きは最高のものであり、来る前から牛肉よりもこちらを楽しみにしていたほど。予想通り美味しかったです。 そのため、トータルで見れば素晴らしい店であることに間違いはありません。なにせ、メインディッシュ以外も素晴らしいのですから。 「うかい亭よりも素晴らしい店はあるの?」と問われれば、都内にいくつか存在しているはずです。特選和牛は、本来であればもっと美味しいものが存在するはず。 先述で「特選和牛だけではなく、それも素晴らしいが他のメニューが特に光っている」と書きましたが、都内には全てのメニューがうかい亭並みに素晴らしく、メインディッシュはうかい亭で出される肉以上にはるかに美味いという店がいくつかあるはず。 これは、うかい亭を批判しているわけではありません。単純にうかい亭グループで多角的なジャンルで攻めているので、食材が飛び抜けずに和牛の品質が良くも悪くも統一されているのが要因だと思っています。 ホテルでもそうですが、グループが大規模になると飛び抜けた食材は用いられないものです。もちろんうかい亭の素晴らしさは、グループ会社ゆえに、うかい亭しか持ち得ない魅力もあるはず。単にベクトルの違いです。 今後はうかい亭も行きつつも、良い鉄板焼き屋に行けるように頑張ります。 ★メニュー★ 銀座うかい亭コース(約2万円) ・本日の前菜 ・穴子と賀茂茄子のグリエ ・とうもろこしの冷静スープ ・うかい亭スペシャリティー 鮑の岩塩蒸し ・うかい特選牛ステーキ ・デザート ★メニューの特徴★ 銀座うかい亭コースが最も標準的ですし、鮑の岩塩蒸しのためのメニューかもしれませんね。ワインはグラスシャンパン2300円〜4500円。白、赤もグラスワインでシャンパンと同じくらいの料金です。 価格帯の高い印象を持つ店ですが、ワインは「値段関係なく良いものを」というスタンスです。高級なものをガンガンリストに並べて1杯4500円がザラというわけではありませんでした。 ★調理と食事★ 店内に案内される席が個室か、カウンターのフロアになります。僕はカウンターで友人と二人で食事をしました。 デザートになると、別のラウンジスペースに案内されます。看板メニューはプリンのようです。僕はチョコレートパフェでした(笑)ですが、ブランデーをかけていただき大人の味でしたね。 やはりデザートも一流でした。 ★気になるお値段は★ 二人で6万8千円ほど。標準的なメニューを選んでワインをグラスでほぼ皿の数を飲んでこれぐらいでした。 口コミでは、うかい亭は高いとされているかもしれませんが高級な鉄板焼き屋ではかなり良心的な値段ではないでしょうか? ★客層はどんな感じか★ 外国人の方も多く、女性同士で来られている方もいらっしゃいました。年齢、国籍、性別も幅広かったです。 ★次は何を楽しみにするべきか★ もう一度うかい亭に行くとしたら、また鮑の岩塩蒸しを食べるのが目的になるでしょう。 今後は麻布十番の鉄板焼き屋や、日本一予約の取りづらい銀座の鉄板焼き屋など、徐々にランクアップしていけたらいいなと思いました。 個人的にはあくまでワンステップです。 友人との食事はとても楽しく仕事の話や、お互いの彼女の話、家の購入はどうしたらいいか、時事問題などディープな会話ばかりでしたけどしっかりとお互いの自分の人生と向き合った上でのいい会食だったと思います。 お互いのこれからのステップのために、うかい亭を選んだことは間違いなく正解でした。今後、いろいろな鉄板焼き屋に一通り行って、一周したらまたうかい亭というコースに戻っていきたいですね。 何年先かわからないけど、また鮑を食べる時までに自分の人生としっかり向き合って牛肉のように熟成させていきたいです。これからも頑張ります。

Keisuke Yanagisawa

「短い時間の中でガツンと食事がしたい」ということで寿司屋へ。ごきげん美味い(๑˃̵ᴗ˂̵)و!おまかせコースを二人で楽しみました。印象に残ったネタは秋刀魚と大トロでした。会話に夢中で味は覚えていませんが(笑) 久兵衛の隣の隣にある「金春湯」という銭湯で待ち合わせをして風呂入って出た後にシャンパンバーに寄りKRUGのシャンパンを飲み干し、その後に寿司や天ぷらを食べるというのが僕の銀座の楽しみ方の一つです。 ところで寿司というのは、決して厳格な雰囲気の中でしかめっ面して味わうものではないと僕は思います。ましてや口コミサイトに投稿するときもDISの要素を組み込む必要は全くありません。お金を気にせずに美味しくて楽しく食事をするための寿司屋でいいし、ガタガタうるせー店や人ってダサいじゃないですか(笑) 久兵衛の良いところは接客や店内の活気の良さだと改めて感じます。久兵衛の魅力はこれからも”人”であるべきです。お客さんの変化やグローバル化に応じてどんどんお店も変わっていろんなことにチャレンジしていただけたらと思います。 どんなに外国人が押し寄せようと、どんなに日本の景気が悪くなろうと、銀座らしい粋な文化はこれからも残して欲しいです。 本来、日本人のアイデンティティは”粋”であるはず。「(自分にメリットがないから)奢らない」とか「(自分が損したくないから)少しでも安く食事を済ませたい」とか、「(自分が楽しむために)大好きな人と少しでも長く食事をしたい」とか、そういった文化は日本人らしくない。 自分の損得ではなくて相手にメリットがあるから喜んで生き生きと行動できることが大事だと思います。 こういった文化は、店よりも客によって形成されます。それによって街すらも変わってしまいます(事実、銀座は高級感がなくなり量販店のような店が本当に増えた) 寿司屋のように肩肘はる必要はないですが背筋ぐらいはしっかり伸ばして、もっと本気で遊びに行く街であるべきだと思いますね。

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東京都

ダイニングバー

Keisuke Yanagisawa

豪華な内装にクリュッグのヴィンテージ(2000)がグラスでサーヴされたり希少なワインが飲めたりなど、メニューにはありませんがブランデーなども提供していただきます。グランメゾンの余韻が維持できるラウンジだと思います。銀座のロイヤルクリスタルカフェはドトールの最高級版として有名ですが、実は平日の夜8時以降はエスキスのラウンジに化けます。 概ね、銀座は高級バーが連なっていますが重厚な空気を纏えるのは稀です。”重厚な空気”と言っても単に店内がいつもガラガラで静かだから重い空気を感じているわけではないですよ(笑) グランメゾンの空気と似ていますね。落ち着いていて、美味しくてって感じ。ですので、銀座でロオジエやエスキス(9F)や、有楽町でアピシウスで食事した後はここに行けば余韻が延長されると思います。 店内がガラガラなメリットがたくさんあります。スタッフが一人いるので、ワインの話やエスキスのレストランの話などじっくり楽しく会話を楽しめます。 スタッフの方とお話しさせていただきましたがパンなどの他に、ワインの価格設定の話や、地下のサロンで採算を度外視してクリュッグのビンテージをサーブしたり、内装が尋常じゃなく豪華にした理由なども聞けたことはとても素晴らしい体験でした。 採算を度外視して内装だけで軽く一億超えている(ソファー席に飾られている絵画だけで7000万円もしたり、絨毯が1枚貼りになっているなど)一方で、店内はガラガラですので勿体無い気もしますが、店側がデカデカと告知して不特定多数の人に知られても意味がない気がしますね。このカフェとビルはドトールの名誉会長が所有しているそうですが、オーナー自身もガチャガチャしたサロンにして欲しくないようです。 気づいた人だけが楽しさを享受できることの方が銀座らしい文化だと思います。

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兵庫県

バー

Keisuke Yanagisawa

素晴らしいの一言でした(๑˃̵ᴗ˂̵)و!「最高の食事の後に飲みなすお酒が格別に美味しい」これほど人生で幸せなことってあるのかっての!初めて神戸に訪れて美味しいお酒を飲みたいとき初回がここで大正解でした。 こちらは、西日本を代表すると言われるほどの神戸三宮にあるオーセンティックバーです。写真一枚目にあるカクテルは「heureux jours(フランス語で”幸せな日々”という意味)」カルヴァドスベースの非常に美味しい爽やかなものでした。 比較するのは野暮かもしれませんが接客レベルの高さやカクテルの美味しさは銀座の一流のバーにも引けをとらないと思います。 まだいろんなバーやレストランを体験してはいませんが、街を歩いていてとても素晴らしい飲食店が連なっていて、食文化のレベルの高さを感じます。変に雑多な東京よりも神戸の方が街として綺麗に完成されているのではないかなーと思う日々です。 ★バーのスタイル★ オーセンティックバーらしく、メニューもありません。その時お客さんが飲みたいもの、つまみたいものをお好み、おまかせで作っていただけます。 カクテルの素晴らしいところは単体の酒を単一的に飲むのではなく、人間がいろんなものを組み合わせることで造形的かつ芸術的な味に構成されることです。食材一つ一つ、お酒一つ一つを見事にセッションさせるには、バーテンダーの技術がないと生まれないもので、店によって本当に”味”が違うんだなと思いました。

Keisuke Yanagisawa

ここのラウンジを利用し続けていったい何年になるでしょうか。学生の頃は無機質な勉強に少しでも楽しみを加えようと一人で早朝の豪華なラウンジを利用し、ウェッジウッドのティーポット、カップで紅茶を飲みながら勉強したりレポートを書き終え登校したり、冬休みになると正月の昼間からドンペリを飲みながら期末レポートや勉強に猛進する学生生活でした。今考えると、とても変わった学生だったと思います 社会人になってからもしばしば利用しており、ラウンジは主に夜の時間帯を利用します。 やたらと書籍などで「ホスピタリティ」「おもてなし」などと謳っていますが、どんなプロであっても毎回満塁ホームランを出すわけではなく、サービスの基礎レベルが高く設備も豪華で居心地がいいだけです(もちろん褒め言葉)。悪い欠点をあえていうならば、平日の夕方ごろになると客層がEXILE風貌のマイルドヤンキーの比率が高くなることです。ただし、これは六本木という土地柄だから仕方ないのかもしれませんね。 ところで、TVなどのメディアではリッツカールトンの仰天エピソードが話題に上がりますが、僕にとって大切なことはいかにストレスなくリッツのラウンジで勉強に集中できるかという点です。別に花火打ち上げてくれなんて微塵も思っていませんし、求めていません。 あくまで僕個人の意見ですがホスピタリティや気遣いをゲストに感じさせない事への配慮が、最も大切なホスピタリティであり、リッツカールトンはそれができているわけです。 そのため、書籍やTVを始め、メディアという媒体で「おもてなし!」「サービスを超える瞬間!(ドヤッ)」と大体的に謳うのは止めていただきたい。現場にいるスタッフはスタッフで、しっかり仕事をしているのですから、過剰な期待を煽って足を運ばせてはゲストもつまらないでしょう。 リッツカールトンのラウンジには毎年12月には立派なクリスマスツリーがあり、夜景はまさに絶景です。20時以降にミュージックチャージ一人2500円取られるものの、非常に広く土日の昼ピーク以外は空席があるため誰かとじっくり語り合うにはうってつけの場所となっています。これからも利用するとは思いますが、これからは是非ゲストを連れて行きたいと思います。 ずっとこれまでは自分の居心地の良さのためだけに来ていましたが、これからは誰かをおもてなしするために利用しようと思います。 もちろん、リッツの本来のサービスのようにゲストを招待するホスト側も相手に気づかれない気遣いをさらっとすることに価値があると思っています。

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東京都

すき焼き

Keisuke Yanagisawa

ごきげん美味い(๑˃̵ᴗ˂̵)و!一切の妥協なく、最高級の牛肉が提供される白金にある美味しいすき焼き・しゃぶしゃぶ屋。久しぶりにいい牛肉を食べました。写真でもわかるとおり、筋の部分がカットされています。店にとっては「100g」でも筋が入っている方が得なのですが、筋カットでのグラム表記です。こういうのを見ると「いい店だな」と僕は感じるんです。 今福の焼き方は「濃い割下で肉を焼く」方法です。お店の方が肉から野菜まで全て調理してくださいます。 卵は有名な八ヶ岳の卵。すでにしっかりとかき混ざっている状態でサーブされています。 卵のクリーミーさ、ご飯の加減(柔らかさや味・量)、和牛の美味しさ、割下の絶妙な濃さ、肉以外の食材の活かし方、とても素晴らしかったです。 一緒に食事をした方も喜んでいただけたようで何より。東京のすき焼きはいいですね!

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東京都

讃岐うどん

Keisuke Yanagisawa

最高にうまいカレーうどんと肉トッピングでした。釜玉バターも絶品です。ここは香川では超有名店の「一福(いっぷく)」が神田に進出したお店です。断じて名前を借りているだけのものではなく、きちんと職人が修行をして認められた上で店を出しています。昼は行列のようで、今でも日々進化し続けています。この店の魅力とは何でしょうか? 「香川で食べられるものが神田に食べられるようになったのか」と言えば必ずしもそうではないと思います。それであれば香川に行けばいいのですから。本家の一福ではなく、東京の「香川一福 神田店」でしか味わえないメニューがあることが素晴らしき魅力だと思います。 その「東京でしか味わえないメニュー」の代表格は何かと言えば「カレーうどん」だと思います。ここのカレーはフレンチレストランの北島亭のシェフがカレーソースを監修したものです。オススメの組み合わせはカレーうどんに肉と半熟卵をトッピングしたもの。カレーソースはかなり味のパンチが強いので半熟卵で中和もしながら肉と味をセッションさせるのがオススメです。 釜玉バターでもそうですが、「黄金の出し汁」というものがあり、麺の食べ終わりのタイミングで残りのソースに混ぜて飲むと最強の組み合わせになります。 麺の特徴としては「餅のように伸びる」ことです。讃岐うどんを食べ慣れていない人にとっての「コシ」とは歯ごたえがあるものですが、一福のうどんは僕の讃岐うどんに対する価値観を見事に変えてくれました。弾力性というのが一番の魅力なのだなと。 その他、おすすめのサイドメニューは「とり天」です。鳥のてんぷらですがこれも有名な料亭の主人が監修しています。当初はパリパリとした食感でしたが、サイドメニューとしての役割を考慮し徐々に食感は柔らかくなっています。 こういった、いろんな料理人の知恵や技術や情熱が集まってできた名店を本家から派生した単なる支店と位置付けるというのは野暮というもの。 「一度だけ行ってみるか」という人は、まずはカレーうどんを試していただけたらと思います。きっと素晴らしい美味しさを体験するはずです。 昼は大行列ですが、平日午後3時から夜にかけては比較的空いていますが、今日TV放送してしまったので今後は今まで以上に混雑するかもしれません。