Masayoshi Hirata
明大前駅
ダイニングバー
都内。アジフライのおいしいお店。「京ばし 松輪」「新宿割烹 中嶋」そしてココ「明大前 蛙」。3店とも独自のアジフライ観。 京王線・明大前駅から徒歩3分。感じのいい店員さんがオススメしてくれたアジフライを注文。落ち着いた内装と灯り、静かな店内にノンビリしていると、やがてアジフライがやってきた。 小ぶりながら身の分厚いアジフライは、店員さんが塩で食べることをアドバイスしてくださった。なるほどなるほど、では、塩でいく前に何もつけずにいってみよう。 ゴハンのオカズ系とは違う、単品ゆっくり食い系の佇まい。こういうアジフライもあるんだね。 揚げたてのアジフライを「一尾ごと箸で持ち上げてパクリ」でもいいけれど、熱そうな雰囲気アリアリなので、猫舌派としては慎重にいきたい。 よって、箸でアジフライを小さく分ける。衣はザックリの見た目ながら感触はサクサクとカリカリの中間で軽く、アジの身からはアツアツの脂と身で湯気たちあがる「これうまそう」。 食べる。うまい。 奥歯でゆっくり噛む。粗めの衣が砂粒のようにサラサラと崩れながらフライの香ばしさが鼻から抜ける。 衣の先にはアジあり、アツアツやわらか&ドッシリの頼もしいアジを噛むと、ホロホロ崩れた身の間にサラサラの衣やアジ脂が混ざり、異なる食感と旨味に「!」と感じながら、さらに噛む。 ホロホロ(アジ)とサクサク(衣)のアツアツは「これうめえ」。 ふたくち目は塩をつけてパックン。塩とアジ脂が混ざるはアツアツ旨味エキスの完成。そうか、このアジ脂に合うのは塩だね、そうですね、納得です。ゴックン。至福。 大満足。これはまた食べたい。