心揺さぶられるマリアージュ体験…。 お世辞抜きに、LA’Sのシェフとソムリエさんの味覚のセンスは抜群だと思いました。 ¥5,000のコースに¥5,000のワインのペアリングを。 ●アミューズブッシュ 赤ピーマンのムースとトマトのクーリ クリームチーズのようなまろやかなムースはスモーキーなフレーバー。 ●フォアグラのクリスピーサンド ストロベリー味 ○コンコードのデザートワイン/長野県 ブドウジュースのような甘い香りがいっぱいに広がる軽いデザートワイン。 間のストロベリージャムがフォアグラとワインを繋いでる感じ。 ●白菜のシーザーサラダ ○セミヨン・トロンテル /チリ こんなふうに白菜をサラダで食べるのは初めて! トロンテルはトロンテスとルーツは同じらしいです。酸化熟成を行い、フロールという酸膜酵母を発生させる。これはシェリー酒と同じ独特の方法で作られる変化球ワイン。 香りの華やかさに反してかなりドライな味わい。 コクのある風味はクルトンやチーズ、パンチェッタと寄り添う。 ●究極の牡蠣のリゾット ○カマルグのお米とコロンバールのお酒/フランス 今回1番衝撃的だったワイン。(もはやワインではない) カマルグのお米から作ったお酒80%+ボルドー産コロンバールのワイン20%をアッサンブラージュ。 こんなクリエイティブな醸造家がいるなんて… そしてこれを見つけてこのリゾットに合わせようと思いついたソムリエさんの技量よ… 同カマルグ産のお米を使った牡蠣のリゾットはうま味エキスたっぷりで、しょっぱくないのにうま味による味わいの深さと濃さがものすごい。 ●舌平目のルーラード ○オレンジワイン/ オランダ 巻くことで火の入りを調整し、じっくり仕上げた舌平目の柔らかいこと。 見た目にも美しい… 綺麗なロゼ色のオレンジワインはさっぱりしていて飲みやすかった。 ●NZ産仔羊の塩釜包み焼き ○メルロー/ボルドー 塩釜で包んでじっくり火入れした羊はしっとり柔らかな食感。 軽やかな赤ワインのソースも絶妙なバランス。 メルローはビオワインらしいしゅわっとする酸があり、しっかりしていながら重すぎない感じ。 ●お口直しの小さいデザート アボカドのムースとバジルのジュレ この小さいデザートの中に、りんご、バナナ、アボカド、バジル、ライチを感じました。 朝に飲みたいスムージーの味(笑) この組み合わせの発想がとても素敵。 ●焚火と焼き芋 カダイフをこんなふうにデザートに使うことが驚き! 本当に、まるで焚火で焼き芋を焼いているかのようなフォルム。スプーンで火を消して、丸ごと全て食べられます。 燃えていた部分のスモーキーさ、バニラアイスのまろやかさ、カダイフのぱりぱりした食感のアクセント。なめらかなチョコレートソースがまとめあげる。 こんなにわくわくするお食事って一体1年に何回出会える?? 食べていて純粋に「楽しい」という気持ちが止まらない素晴らしいお店でした。 あまりの興奮から長文に。笑 #絶対的美食体験 #天才的なマリアージュ