Mitsuko Nishimura

もうすぐオープン1年、店名スペイン語「塩と愛」は料理に欠かせないもの。ソムリエのビクトルとケンタシェフ、2人の思いがたっぷり詰まった代官山のアロセリア（米料理店）。「カルデロ」と呼ばれるムルシア地方の壺鍋メロッソは、炊きたての汁気を帯びた状態と、お米が旨味を吸った後、両方を味わえるのがオツ。海老、また兎＆乾燥茸などアレンジなしの現地味と、厳選ワインをしっかり堪能したい。

【世田谷代田に移転】「ガチンコ・ビストロ」有馬シェフの真髄は、フランス本場の家庭料理を体現して、お客様に頭の先から五臓六腑まで感じて頂くことなんだと、再認識。長年の池尻から代田に移り、仕込みから全て一人で思うままに。お皿は勿論、お店の設えにも『有馬味』が凝縮されて。住宅街の中に忽然と現る、世田谷最強の深夜食堂だ。

スペイン人が「お婆ちゃんの味」と唸るリアル・スペイン料理店。5年前にオープン、店主は青山の老舗「エル・カステリャーノ」のシェフを10年勤めた後、マドリードで修業。数々の都内名店でも腕を磨いた。タパスやパエリャも良いが、ここでは、味わい深いスペインの伝統的な豆煮込みや魚・肉料理などを、是非味わって頂きたい。明るく朗らかな奥様のサービスで和みの雰囲気、女性1人客でも気軽にワインが進む。