Jun Takamura

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皆さんの『美味しそうな』ご投稿を穴の中からじ〜〜っと眺めています。覗いています。 乱いいな、乱行きたい…及び勝手フォロー失礼します。どうかお許しを‥‥。(^^)コ

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Jun Takamura

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excellent

一口、口に含んだ瞬間、しっとりした食感が舌に絡み付いて濃厚な栗の甘さが口いっぱいに広がっていく…。 思わず「これは美味い…」と唸っていました…。 『小布施堂』の「くりあんケーキ」 先日、長野でお会いしたKondoさんからの頂いたものを有難く頂きました。 栗あんをたっぷり練り込んだ生地に、栗あんと渋皮栗を加え、焼き上げたスライスケーキです。 それにしても何なんでしょう、この上品な味わいと食感、後味の良い余韻は…! 小布施町で室町時代から栽培されている新鮮な栗を使用し、合成着色料や保存料を使わず製造されていて、味に“不自然さ”や“小賢しさ”がまったくないんですね…。 良い素材のみを使用し、食べる人のことを徹底的に考え、丁寧に丁寧につくられていることが思いっ切り伝わってきて、ちょっとした感動すら覚えてしまいます。 これは、お土産やお使い物にはもってこいの逸品だと思いました。 感謝の気持ちや相手の方を想う気持ちが、この和菓子を通して的確に伝わるに違いありません。 次に長野を訪れるときは、土産はこれと決めました! ありがとうございます。Kondoさん。 めちゃくちゃ美味かったです!(^_-)-☆ 長野TOPユーザーが選んだ逸品、堪能させていただきました!<(_ _)>

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市役所前(長野)駅

そば(蕎麦)

「おはようございます。午前中、長野駅周辺で買い物をしてお昼ご飯を食べてから松本に戻ろうと思っています。もし、ご都合が合えばお茶かお昼に蕎麦など如何でしょうか」 2月12日(月)3連休最後の祝日の日、Rettyのメッセージを送信したのは当日の午前7時15分。 ほんと相手のご都合も考えずまったくもって迷惑な奴です。 それにも関わらず、その紳士は、忙しい合間を縫って二つ返事で駆けつけてくれました。 待ち合わせ場所は、長野駅ミドリ明治亭お弁当ショップ前。しかも、待ち合わせ時間よりかなり前に来て待っていて下さいました。 「あの…Kondoさんですか?」 「あゝTakamuraさん?」 「あぁ~どうもどうも~初めまして~^^」 固い握手を交わし、初対面なのに旧知の恩人と邂逅を果たしたかのような不思議な安心感に包まれてしまったのはやはりKondoさんのお人柄でしょう。 しかも、お土産までご用意して下さるという心配り…。 その後、ミドリ3階のリフレクソロジーでマッサージを受けていた彼女と合流。人見知りをする彼女を「かなり猫を被ってると思いますけど…」と紹介すると「余計なこと言うなーっ!(汗)」と叱られてしまいました。^^ 向かった先は、11カ月ぶりに訪れる佐々木そば店さん。 お店の暖簾をくぐり、お母さんの優しい笑顔に癒されながら、迷うことなく三人とも『卓袱蕎麦』(しっぽくそば)。しかも、Kondoさんと小生はガッツリ大盛です。^^ 「ここ最近、Retty界の大御所がRettyから離れていってほんと寂しい限りですね…」 「フォロワーさんがある程度増えると、限界がきますからね…」 「人気のあるユーザーさんほど、嫉妬されたりやっかみで嫌がらせされたりというのもあるようですね…」 「6年もやってると、そういう嫌な部分もたくさん見てきました」 (たとえば、どんなことがあったんですか?) という言葉を飲み込む小生…。折角のKondoさんとの貴重な時間を下世話な話で汚してはならない。 そうこう話してるうち店主の小坂さんが配達から戻って来られました。 「いらっしゃいませ~」 「あぁ、ご無沙汰です!」 「えっと‥」 以前、大阪から来て彼女が松本で、Facebook登録してもらって…というところまで説明すると「あぁ~っ、Takamuraさんでしたか~!」と、親しみを込めた表情に一変しました(笑)。 「こちらがKondoさんです」 「えっ、あのレ…レ…何ちゃらってグルメサイトに投稿のあった‥‥?」 「Rettyです。Kondoさんのご投稿がなかったら僕がここにお邪魔することもなかったと思います」 「あぁ~っ、そうでしたか、そうでしたか~!こちらがあのKondoさんでしたか~!いやいや、失礼しました~ お顔は何度か拝見していながらお名前を存じ上げなかったもんで…^^」 「親孝行な息子さんの話を投稿しました(笑)」 ということで、Kondoさんと小生と彼女が横並びで、小坂店主のつくる卓袱蕎麦を頂くという夢のような光景が実現。^^ 『佐々木そば店』さんの卓袱蕎麦は、お麩・葱・蒲鉾・鳴門・鴨肉・椎茸などバラエティに富んだ薬味が一つの器の中に美しく配置された逸品。それぞれの薬味から出るエキスと蕎麦の出汁とが融合し、まるで美しいシンフォニーを聴いているかような一体感があります。Kondoさんから、卓袱に「台」を付けると卓袱台(ちゃぶだい)という漢字となるという話を教わりましたが、この出汁はまさに円形の卓袱台のように得も言われぬ「まあるく」角の取れた優しい風味に仕立て上げられています。 その出汁に蕎麦の若干の苦みを伴った蕎麦の風味が絡みさらに奥行が広がっていく…。前回、この卓袱蕎麦を食べて以来、また、この蕎麦を食べる日が来ることを何度、頭の中で想像したことでしょう…。 ツルツルしこしこ…と小気味良い音を立てて三人の蕎麦をすする音が店内にこだまし、三人共、出汁まで飲み干しきれいに完食。 「いや~美味しかったです。ご馳走様でした!」 「ご馳走様!」 「ご馳走様でした~」 「ありがとうございます。また、お越し下さい。どうぞお気を付けて~」 店を後にし、Kondoさんが少年時代、遊びや通学路に利用した軌跡をたどるように三人で長野駅付近まで歩き、そこでお別れしました。 「今回の話しを聞いたらoowanさん、さぞかし悔しがるでしょうね~(笑)」 「そうですね、今度は是非、oowanさんも交えてお会いしましょう!^^」 物静かで謙虚な紳士の中の紳士…。 それがKondoさんとお会いして抱いた印象で、そこには裏も表もなくRetty上で接する印象とまったく同じものでした。 Rettyの長野No.1ユーザーであることをひけらかすわけでもなく、愛用の自転車に乗

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東梅田駅

うどん

「雪と渋滞で30分くらいバスの到着が遅れそう…」 1月最後の金曜日、夜8時過ぎ…。 彼女からそうメールがあったのは、彼女を迎えに梅田方面に車を走らせている最中でした。 「わかった!バスの運ちゃんに遅なってもええから安全運転でゆっくり来いって言っとけや~(‘Д’)ノ」 「そんなこと言わなくても十分安全運転してるよ…」 結局、バスは計ったように30分遅れで無事、到着し、合流。 相変わらず荷物の多い彼女に「家出娘かっ!補導されんぞ~!」とからかいながら向かった先は、ホワイティ梅田にある『名古屋名物きしめん あまの』さん。ここは、少し前、名古屋で食べた『山本屋本店』さんの味噌煮込みうどんにすっかりハマってしまった小生に、辻さんが大阪でも美味い味噌煮込みうどんのお店があるとご紹介してもらったお店…。 「おっ、あった、あった!ここや、ここ!こんなとこに味噌煮込みうどんの店があったとは気付かんかったわ~ お腹減ったろ?」 「減ったー!」 さっそく暖簾をくぐると、60代後半くらいのおじさんが愛想良く対応してくれました。 小生は「味噌煮込みうどん」(1,180円)と「ライス」(210円)、彼女はちょっと逡巡し、おじさんの「おいしいよ~うちのきしめんは~」という言葉に背中を押され「きしめん」(820円)を注文。「これ、良かったらこれ使って下さいね」と、さりげなく彼女に膝掛の毛布を差し出してくれる優しい心遣い。 「途中、雪、ひどかったか?」 「滋賀の方がだいぶ積もってて、渋滞回避するため違うルートを通るって言ってた~」 「よく寝てきたか?」 「けっこう眠れた~」 松本~大阪間の高速バスの便は、日中の便で約5時間半。 小生も、これまで電車、バス、車と全ての交通手段を試してみましたが、結局、一番楽なのは、一旦乗ったら目的地まで乗り換えなしで行けるバスでした。夜行便だと8時間半くらい掛かりますが(あまりに早朝に着き過ぎないよう時間調整をしていると思われる)、スタットレスタイヤもチェーンも持っていない小生にとって冬場の高速バスは有難い存在…。夜行は流石にぐっすり眠れるとまではいきませんが、慣れてしまって苦にならなくなりました。 さて、そうこうするうち「おまちどおさま~」と、土鍋の中でグツグツと煮えたぎった味噌煮込みうどんが運ばれてきました。 「凄く熱いから気を付けて下さいね~」 「はい!… あぢっ!」 「もう~、何やってんの~!おっちょこちょいだなぁ…(笑)」 「あほかっ!俺はおっちょこちょい度0じゃー!…あちっ!!」 「あははは~ おっちょこちょい度120だろ~!(笑)」 「ちゃうわっ!丁度、食べようとすると取っ手のとこに手が当たんじゃ…。あっちぃ、。(涙)」 創業56年、小生が生まれる前からあるこのお店、てっきり名古屋に本店があり、ここは大阪に構える支店だと思っていたら、おじさん曰く、そうではないらしい。名古屋出身の創業者が、故郷の味噌煮込みうどんを大阪に来た名古屋人に堪能してもらおうと堂島で店を開業、後にこの場所に移転。 味は、関西人にも受け入れやすいよう若干関西風にアレンジされ、うどんは本場の味噌煮込みうどんほど“アルデンテ”ではありませんが、名古屋で食べた味噌煮込みうどんを彷彿とさせる濃厚な味わいに舌鼓を打ちました。 そして、うどんを食べ終えた後はもう一つのお楽しみ…。 「これ、茶わんに出汁を掛けるのか、土鍋にご飯入れるのかどっちが正しいんですか?」 「どちらでも…お好きな方でお召し上がり下さい…(笑)。ほんとは玉子は残しておいてご飯を投入してから一緒に混ぜていただくのが一番美味しい食べ方ですよ。最初にご説明して差上げておけば良かったですね、ごめんなさいね~」 「いえいえ、今度、来たときはそうさせてもらいます~」 ということで土鍋にご飯をドボンと投入するとグリコの往年のキャッチコピーのように一杯で二度美味しくいただけ、体の芯からあったまる美味しい味噌煮込みうどんと“ドボン飯”をすっかり堪能し、お店を後にしたのでした。 それにしても大阪でこんな本場の味噌煮込みうどんが食べられるお店があったとは…。 きしめんも彼女のを少し分けてもらいましたが、これまた美味でした! この場を借りて辻さんには感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。 辻さん、ありがとう!めっちゃ美味しかったです!(^_-)-☆ #大阪で食べられる名古屋メシ

Jun Takamura

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岩本町駅

カレー

未だ19時を過ぎた頃だというのにこの辺りは人通りもまばらで閑散としている。 「俺はさー、そんなの百も承知なの!ね?わかるー?」 「だからダメだっつってんの!俺はそんなこと最初からわかってんの!」 「俺が思うに、そういうことしてるうちはモノにならないね~」 「老害」という言わずにあれをどう表現したらいいのだろう…。 『ソラノイロ』でラーメンを食べた後、東京駅近くで行われた会合に出席、「俺は…俺は…」と上から目線で自己主張を重ね皆の貴重な時間を浪費させた年配の出席者のことを思い起こしながら、東神田の安宿から靖国通りを西に歩くこと10分…。目的のお店はほどなく見つかりました。 『カレーノトリコ』、Tsushimaさんの投稿にあったようにひっそり目立たぬ佇まい。 それが返ってカレーに対する店主の絶対的自信が裏付けされているようで、異様な威圧感を漂わせている…。取り合えずターゲット捕捉。ここは「たまたま通りかかっただけ」の通行人Aに扮し、白々しく店の前を通り過ぎてみると、狭い店内は重苦しい空気に支配されており、お客が全員が目の前のカレーと対峙している様子が店外からひしひしと伝わってくる。並んでる人はいないものの満席で空席がないことをチラ見して確認。 一旦、JRの高架下に避難…。 あの雰囲気では、食べ終わればそう長居は出ないだろう。10分も待てば空が出るに違いない。 「泣かぬなら鳴くまで待とうカレーノトリコ」(字余り)…などと下らないフレーズを思い浮かべ一人ほくそ笑んでいると、不審者と勘違いされたようで通勤帰りのOLが避けるように通り過ぎていく…。 仕方なく店に戻ると、丁度、二人連れのサラリーマンが会計を済ませ出ようとしていたところだったので今度は躊躇なく入店。カウンター7席だけの店内は20代のバイトと思われる若者と髭をたくわえた30過ぎ位の店長と思しき若い二人で店を回しているようです。 注文したのはTsushimaさんが絶賛のスパイスカレーとドライカレーの両方堪能できる「あいがけカレー」(3辛)1,200円 具材はチキン・インド豆・野菜・エビから選べ、野菜を選択。 店内は、BGM以外は静寂に包まれており皆、黙々とカレーを食べている。入口のドアは開け放たれているが、厨房から放たれる熱気と外気が入り混じり思いの他あたたかい。 「店内、狭いためお静かにお願いします」 「おしぼり、お皿、コップは台に上げて下さい」 カウンターにはそのような注意書きがあり「客を神様扱いしないが飛びっきり美味いカレーを食わせてやる!それが俺の仕事だ」という店主の自信と意気込みがうかがえる。 ほどなく到着した「あいがけカレー」は、Tsushimaさんの投稿で見た通りアースカラーに彩られ、複雑な様相を呈した美しいカレー。 スパイスカレーは、日本ではあまり馴染みのないカスリメティ…別名フェヌグリークの葉という豆科の干し草がトッピングされており、爽やかなハーブの香りに鼻をくすぐられながらサラサラのスパイスカレー合わせると、カレーの辛さと干し草の苦みが融合し口一杯に広がっていく…。 今まで食べたことのない不思議な味…。野菜の具はレンコンや茄子などが入っておりしっかりとした食材の歯ごたえが感じられる。 一方、ドライカレーの方は、フライドオニオンがまぶされており、「濃厚なコクのある肉の入ったカレー味噌」といった感じで、あっさりしたスパイスカレーとドロドロのドライカレーとご飯を三位一体でいただくと、さらに摩訶不思議なアンサンブルが口の中で奏でられ、取り付かれたようにスプーンが進んであっという間に完食していました…。 これならまだまだ食べられる。大盛どころかこの倍くらいは食べられそう…。 お客にカレーと真剣に向き合うことを欲求されるこのお店は、店主にとっても一人一人が客との真剣勝負…。 一体どれほどのカレーを食べ、研究を重ね、試行錯誤の上にこの独創的なカレーを完成させたのか想像するだけで気が遠くなります。 屋号の『カレーノトリコ』とは、お客をカレーの虜にするという以前に、店主自身がカレーに魅了され、朝から晩まで四六時中カレーのことを考え【カレーの虜】となったことを表明するために名付けられたものではないかと思いました。 Tsushimaさんの投稿がなかったら間違いなくここに立ち寄ることは一生なかったでしょう‥‥。 素晴らしい店を紹介いただき、ありがとうございます。<(_ _)> 新しい境地に誘われてしまうカレーでした!^^

Jun Takamura

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東京駅

ラーメン

「あぁ、もう東京か…」 目覚めると、車窓から副都心の高層ビル群が彼方に見えていました。 どうやら名古屋辺りからすっかり眠り込んでしまったらしい…。 「今日、パレードあるから見てったらいいよ。こっからだと特等席で見物できるよ」 ぼんやりした頭で、二十数年前、銀座の得意先のビルの2階から銀座パレードを見物させてもらったことを思い出しました。 いや、正確に言うと思い出したのは一緒に見て仲良くなった二人の若い女性スタッフたちのこと。 「大阪に遊び行きたい」という彼女らの要望を安請け合いし、後に大阪の街を案内することになったまでは良かったのですが、当時、女性に初心だった小生に二人の女性の相手をするのは荷が重いと思い、スチャラカ社員の同僚Oに助っ人として参加してもらうことにしました。 「Takamura、これはイケんぞ!」 「何がや?お前、同棲してる彼女いてるやろ?」 「野暮なこというな!俺はやるときはやる男や!」 「いやいや、そんな軽い感じの女の子らちゃうで…」 剥き出しの性欲を隠そうともしないOに、人選を間違えたと頭を抱えても時すでに遅し…。 Oは獲物を捕らえる肉食獣のように目を輝かせやる気満々でしたが、結局のところ道頓堀周辺を案内し、ご飯をご馳走した後、何故か箕面にサルを見に案内しただけ。ギャグが滑って空回りするOを横目に、小生は途切れがちになる会話を埋めることに精一杯で、新大阪まで送迎した後どっと疲れたことだけはよく覚えています。当時、小生もOも20代前半のことでした。 (若かったなぁ…あの女の子らもすっかり“おばちゃん”になってこの東京のどっかで暮らしてるんだろうか…) 東京駅に着くと、そんなほろ苦い思い出を頭から追い払い、まっすぐ向かったのは『ソラノイロ』というラーメン店。 東京駅ラーメンストリートにあるこのお店のことは時折Rettyの投稿で目にしており、この不思議なネーミングに東京資本の店のセンスの高さと魅力を感じていました。 名前をイメージしたコバルトブルーを基本色に配した店の配色も斬新。ラーメン屋が寒色系の色を使うというのは基本タブーで、スープが寒々しく感じられることに加え、この世に存在する食べ物で青色の食材は毒を持つものが多く、客足が遠のいてしまうという話を聞いたことがありますが、そのタブーを敢えて犯しているところがまたカッコいい…。 店の壁面の大きなポイント・オブ・パーチェイスには「ミシュランガイド東京に3年連続掲載されました!」との文字が躍り、「特製中華蕎」と「特製ベジソバ」(各1,100円)が大きく掲げられ、その二つのが看板メニューなのがうかがえます。 「どうだこのミシュランの紋所が目に入るぬかー!一同図が高い!控えおろー!」 「はっ、はは~~っ」 “ミシュラン”という言葉にひれ伏すような性分ではありませんが、まったく気にしないと言ったら嘘になります。 時間は13時を少し回った頃、3人が未だ並んでおり、そのうち二人はトルコ人とらしき外国人カップルで店頭の自販機の前で立ち往生、即座に店のスタッフが英語メニューを持ってきて対応します。店内にも何組か外国人らの姿が見え、こういう対処にもすっかり慣れているよう。 小生は、「煮干しラーメン」を頼もうと思いましたが、生憎“売切”。「ベジソバ」はこのときのお腹具合ではちょっとヘビーだったためスルスルっと胃袋に流し込めそうな「特製中華そば」を選択。1,100円という価格設定に東京の物価の高さと店の自信がうかがえます。 ほどなく壁際の席に案内され、卓球の一人壁打ちしているような気持ちになりながら運ばれてきた特製中華そばを頂くと、ソフィスティケートされた中華そばの旨味が口の中で広がりっていきました。 悲しいかな食材や調理の知識に乏しいので、その味や具材、調理法を的確に表現するだけの言葉を持ち合わせていませんが、麺・スープ・薬味の全てにおいて吟味された食材を丁寧な調理の元に仕上げられていることが嫌という程伝わってきました。 やっていることはまったく違いますが、小生も仕事でチラシや販促物などを作製したりします。出来上がったものを見ると何てことないものに見えますが、そこに至るまで何度も何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく完成にこぎつけることが出来ます。 このラーメンもこの味を出すために100通り、1000通りの試行錯誤があったに違いない…。しかも、開発者(=店主?)はかなりの完全主義者ということも容易に想像できました。 非の打ち所のない完璧なラーメンでした。 でも、敢えてあら捜しをするとすれば…完璧過ぎる、美しくまとまり過ぎているというところでしょうか。 東京のラーメンは一昔前のとはまるで別次元に進化しているとTakaaki さんは語っていましたが、二十数年前