Katsuya Takeda

会食後にひとりでほんのり飲み直すのが習慣だ。 今日はホテル至近のこちらへ。 本格寿司をリーズナブルに、というコンセプトの通り、寿司はそれほど悪くない。 内装は飾り気のないシンプルの極みだ。 そこまでは悪くないのだが、カウンター席から雑然としたキッチンバックヤードが目に入る。 寿司は美味いのに、なんだかまかないを食べている気分だ。 新しい店のようなので、これからどんどん良くなることを期待したい。

東北随一の猫島である田代島への旅の途上。 仙台に途中下車してキュア国分町という人気サウナでひと汗流し、さあ石巻へ向かう電車の発車時刻まであと30分。 昼飯を食っていなかったので、ちと寿司でも嗜もうとイン。 まずはカツオの酢の物と煮タコをいただく。 どちらも小さいサイズがあるのが気が利いている。というかひとりでもっぱら寿司屋を訪ねるのは一品一品が小さいからなのだが。 タコが殊に良い。タコの良い風味を感じつつほろほろと崩れるような歯応え。 ああ、これは日本酒がすすみますな。 時間がないのでさくっと握っていただく。 まずは鮪の赤身と中トロをいただく。 赤身は大間。中トロは塩釜とのこと。 続いては金華鯖とヤリイカ。 ああ、日本酒が美味い。 そして〆には大トロと穴子。 大トロは塩釜のもの。 脂が香りが良くジューシーだ。 穴子はこれまたなんという火の入れ様。 香ばしく口の中で溶けてゆく。 かくして電車発車時刻の6分前にお会計。 店を出たらすぐにJRの改札があってすぐに電車に乗れた。 あらまあ、こんなことならあと2,3貫はいけたなぁ。。。 とはいえ今夜の夕食も寿司なのだから、このくらいに留めるのが良いだろう。 美味しゅうございました。ご馳走様でした。

美登利寿司の回転寿司。渋谷でコスパのよい寿司屋なら「すしざんまい」と「台所屋」が２大巨頭だったが、活を加えて３本柱となった。ほとんど必ず並んでいるのが玉に瑕だが、渋谷西武近辺で寿司が食いたくなったら間違いなくここで決まり。

素材の確かさが際立つ魚居酒屋の名店。価格は高いが、払う価値は十分。素材をストレートに味わう料理が多く、丁寧にチョイスされた日本酒と合わせながらじっくり味わいたい。魚好き日本酒好きにはたまらない、実直・質実剛健の店です。