Tomomi Shibayama

白金台の住宅街、隠れ家みたいな場所にある上糖舶来さん。こじんまりとしたスペースに所狭しと並ぶ可愛いスイーツに目が移ろいます。 こちらのお店はバターやクリームを重く感じるような使い方をしない印象があり、軽さがある洋菓子。 パイ生地はふわっとパリッと香ばしく、硬派な焼き上がり感。生クリームも軽めな印象。 一方でたっぷりのカスタードクリームは濃厚までいかないまでも存在感大。 ちなみに私流スイーツの楽しみ方（ケーキ編）は、ケーキを構成するすべてのエレメントを一気にほうばるのが最上の楽しみ方。 というわけで、いただくのはアップルパイ。 ふわっとパリッと広がるパイ生地は案外重くはなく香ばしい。そこに2種類のクリーム、ほろほろスポンジとピンクに染まったざくざく林檎のコンポート、ちょっぴりしっとりセミドライの林檎スライスの要素全部を口に入れます。 うはー、幸せ。 大ぶりフルーツを挟んだフルーツサンドは、かぶりつくとカスタードクリームが溢れ、ジューシーな果物がギュッと口の中に入り込んでくる。幸せ。 ブルーチーズと蜂蜜のクッキーは想像よりも舌の上に重さがある。塩気と甘味のバランスが不思議。 洋梨のタルトは明日のおやつにしようっと。

住宅街の中にあるアイスクリーム屋さん。新潟が本店です。 ほうじ茶、抹茶、かりんとうなど和風のジェラートが10種類くらい並んでました。 栗 口に溶けていくアイスの中、すやの栗きんとんを彷彿させるしっとりとした粉っぽさが舌に乗っかってきます。小さな粒々の栗が犯人ですね。これは上品な甘味。 白味噌 クリームチーズみたいな濃厚な舌触りと口溶けに、塩気のある白味噌の風味。強めのお味だけど私は結構好き。 いちぢく 小金井産のいちぢくのシャーベット。完熟ならではの柔らかな風味と甘さ。 塩麹 ほんのり甘じょっぱく、ミルク感爽やか。口溶けはふわっと軽め。

野菜ポークカレー（1550円） プチ盛りを頼んだのに結構盛りが良くてびっくりしますが、意外と食べれてしまうのは20種類のスパイスのなせる技かも。 ゴロゴロ野菜の下に、ゴロゴロポークが塊で入ってます。 食べているうちに甘味が出てきて満足感。 普通の辛さで頼んだけど意外と辛いので甘党の方は気をつけて〜。 チャイ（サービス） 生の生姜をたくさん入れてくれるので口の中に繊維が飛び込んでくるのはご愛嬌。 またもや量がたっぷりでびっくり！ ここのお店が人気なの、分かります笑

お店へ。 ほろほろのサブレが高評価だったので、サブレを数種類とケーキを購入。 サブレエラブルペカンは、ピーカンナッツのサブレ。メープルシュガーとブラウンシュガー使用の暖かみある甘さ。 サブレドゥーブルショコラは、チョコレート使用ならではの濃厚なショコラ感。こちらもブラウンシュガー使用。 なるほど、どちらもサクッとしたかみごたえながら口の中でホロホロ溶ける。この口溶けは、さぞかしバターたっぷり使っているのだろうと原材料を見ると、バターが小麦粉より多く使われている。このバター感は幸せだ。 意外とプレーンなサブレは名前にブール（フランス語でバター）を冠しているにも関わらず、前述の2種より固い。原材料もバターより小麦粉のが多かった。これはこれで良きです。 オススメと書かれた丸く黄色いケーキは、熟したバナナの濃厚な風味のクリームにマンゴーのコンフィチュール、周りにはココナッツの粗いパウダー。土台にはチョコレートのスポンジ、ビスキュイ。香り、甘味ともとても良い。 豊水のタルトは、豊水のジュワッとした果汁が爽やかに口に広がる。ローズの香りが華やか。甘味が強いケーキ。 ショートケーキのスポンジはふわっとして、クリームは柔らかく軽い。買ったケーキの組み合わせの問題なのだが豊水のタルトが主張強いため影が薄くなってしまった。とはいえ、ショートケーキのクオリティが低いわけではない。 近場にあったら結構通いたいレベルのケーキ屋さんでした。 ご馳走様です。