Hiroki  igrashi

Hiroki igrashiさんの My best 2019

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新潟県

居酒屋

Hiroki  igrashi

新潟のテレビ局に勤める友人が「県外からのお客さんは必ず連れて行く」とすすめる店。行ってみたらその理由がよくわかった。とにかく新潟の地酒が豊富。それも観光客向けの有名銘柄だけでなく、地元の人も知らないようなマニアックな銘柄まで幅広い。さらに地元産にこだわった刺身の豊富さ。そして名物は鶏の半身揚げ。このボリュームで700円は安い。プレーンやガーリックなど色々な味付けがあるが、友人イチオシのカレー味が絶品。スパイシーさがほどほどなので日本酒にも合う。 以下オーダーリスト。 ・エビス生500 ・(鶏半身)カレー揚げ700 ・〆張鶴しぼりたて480 ・村上の岩がきをポン酢で(値段失念) ・高千代純米辛口640 ・村上市内限定 紫雲 大洋盛 (値段失念) ・赤いか刺身450 ・赤いかネットリ 甘味 今回のベストマッチは、村上産岩ガキと村上の地酒〆張鶴のしぼりたて。 岩ガキのクリーミーな肝、〆張鶴のマスカットのような甘酸っぱさが、もう、もう、もう…このまま死んでもいい!ってぐらい。 本年度ナンバーワン悶絶味でした 場所は古町の外れだが、わざわ行く価値あり、というか行きなさい!

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東京都

日本酒バー

Hiroki  igrashi

もはや暑さで仕事をする気もなく、新宿三丁目をさまよっていた時、ふと見かけた立ち飲み屋。ふだん、こういう新しい日本酒バル的な店は、カフェ店員みたいな若い店主のにわか日本酒ウンチクがムカつくのでなるべく敬遠してるが、なぜかこの日は惹きつけられるものがあり、入ってしまった。暑すぎてこれ以上歩きたくなかったせいもあるだろう。 こちらは、奈良の美吉野醸造という蔵の酒のみを出す店。蔵のアンテナショップではなく、目の前のビルで営んでいる酵素風呂の店で使うおが屑を仕入れるために吉野に通ううち、蔵元と知り合い、その酒に惚れ込んだという。 メインブランドは「花巴」。トラディショナルな醸し方である山廃(やまはい)をベースとし、さらに日本酒のルーツと言われる水酛(みずもと)仕込みもあるという。おそらく獺祭のようなスッキリ系とは真反対の、しかも結構なクセがありそうな酒が数十種類もあるという。これは期待が高まる。 とはいえ、この暑さ。まずは赤星で喉を潤す。つまみはお任せ六品盛り。奇をてらわぬ田舎惣菜ばかりで好感が持てた。 さあ、一杯目はあえてこの蔵では亜流の速醸酛を使ったにごり。本来、自然の発酵に任せるべきところを乳酸を添加して合理的かつスピーディーに醸造しようと導入された速醸酛はある意味手抜きの象徴なので(とはもちろん一概には言えないが)なのでわざわざアピールする蔵はないが、この蔵に関していえば逆に珍しいこと。わざわざ「速醸」って書いてあるラベル、初めて見たわ〜。 続いては、いよいよ水酛の純米 無濾過生原酒。純米で無濾過生原酒ということは、車で言えばフルチューンのスポーツカー。パンチがある分乗りこなすのは大変だが……意外とあっさり。だが、コクとパンチは十分ある。つまり、しっかり味のバランスが取れているということ。私は素人だか、なかなかの作り手だろうということは想像できる。 花巴、ヤバイ。 あとは勧められるまま、あれもこれもと飲み続けてすっかり酩酊。ラベルの写真を載せておくので、興味のある人は適当にチェックしてほしい。 通常はお猪口一杯売り。お燗は一合売り。 つまみも色々取り揃えている。 隣り合わせた女性や、在日外国人とも盛り上がり、久々に楽しい時間を過ごせた。 何より、店の店長、スタッフさんがみな詳しい。同じ蔵の酒だけを出しているだけあって、かなり深掘りして学んでいる。店長などは元美容師で、この花巴を知るまでは、ほとんど日本酒について知らなかったという。だけど、一見、日本酒店長歴十数年のベテランのような博識ぶりだ。 いろんな蔵をあれこれ飲み比べなくても、しっかりした作りの酒をとことん深掘りすれば、結果的に日本酒自体の知識も深まるのだ。 勉強になるからとさして知識もないのにあれこれ飲み散らかしていたこれまでの自分に反省である。

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福島県

ビストロ

Hiroki  igrashi

シェフ木田強一さん。 昭和22年生まれ。 19歳のとき、いわき市随一の繁華街「平」の「レストランサロン」に入店。 常磐炭鉱全盛期の頃のサロン的店で、本格的なフレンチを提供。 そこで17年働き、独立した。 最初は四倉。 和食店の居抜き。その和食店が「緑」という店だったので、そのまま屋号も引き継いた。 そこで5年やったあと、今の場所に移ってきた。 炭鉱時代の正統派の洋食が楽しめる。 メンチカツカレー、ハンバーグ、 グラタンはベシャメルソースから手作り。具はホタテと玉ねぎだけだが、昔はエビ、カニも入ってた。 デミグラスは半分ずつ継ぎ足し継ぎたしつつ作るが、震災で一度ダメになってしまった。 津波で植栽が被害。 辞めようと思ったが、お客さんからの要望があり再開。 ボランティアでオムレツ出したりした。 名物はビーフシチューとドレッシングで食べる洋風刺身。 震災中からお客さんが食べたい!というほど。 ビーフシチューの肉はブリ助 という部位で120グラムとたっぷり。 わざわざ遠くから来てくれるので「たくさん食べて欲しい」 脂身のバランス良くするために、赤身と脂身を成形して使っている。 シーフードカリーもサロン時代からの人気メニュー。 貝の出汁がきいている。ランチ限定 。 ハンバーグは牛6豚4 料理はほぼ一人でこなす。 道の駅でお弁当も出している、働き者。 なつかしの洋食の味を楽しみたければ、わざわざ遠くからでも来る価値あり。 ランチはサラダ、コーヒーもついて1,200円〜と格安です。 こちらの記事でも紹介しています https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/258407

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岐阜県

居酒屋

Hiroki  igrashi

飛騨高山、実は初めて行ったのですが、飲み屋街あり、朝市あり、少し足を伸ばせば北アルプスと、観光要素がコンパクトにまとまっていてさすが人気の観光地。また行きたい。特にこの写真の居酒屋! 飛騨の郷土料理と地酒を楽しむならココ。女将さんが秋田出身なので秋田の地酒(新政とかも)も豊富。 拙記事です>秋真っ盛りの「飛騨高山」で町歩きと山歩きを同時に楽しむ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/263325 #日刊ゲンダイDIGITAL