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山路 力也さんの My best 2020

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福岡県

居酒屋

山路 力也

2020年5月オープン以来、早くも連日満席になっている話題店。私自身もオープン日翌日に初訪問して、4ヶ月で20回以上ヘビーローテーションしているお店。 福岡を代表する割烹「稚加榮」の料理長を最年少で務めた、店主の泊さんが営む「博多華吉」のハイブランド的位置付けの店。活気あるオープンキッチンには二層の生簀もあり、新鮮な魚がやはりこの店のウリだろう。中でも穴子の刺身と、締めの土鍋ご飯は必食の逸品だ。 メニューは季節ごとのほか、常に新しいメニューが投入されているので、毎回違うものを食べても飽きる事がない。お酒好きな人には屋久島をはじめとする島焼酎の豊富な品揃えが。意外とオーダーが少ないのだけれど、実は本物の寿司職人もいるので握りも強くオススメする。

2

東京都

焼き鳥

山路 力也

 目黒の人気店「やきとり阿部」待望の2号店が、白金北里通り、鮨いまむら跡地に7月1日グランドオープン。8席だけの狭いながらも落ち着きある雰囲気が心地良い。  「鳥しき」スタイルのおまかせストップ制。焼場には阿部立ち上げからの生え抜き、北出氏が抜擢された。絶妙な火入れと調味。ガリを口休めに用意するなどオリジナリティも入れて。これからがかなり楽しみな店が出来た。

3

東京都

和食

山路 力也

2020年9月にオープンした話題の新店。「傳」「Florilege」が奇跡のコラボレーション。すでに数回リピートしているが、営業含めてだんだんこなれて来た。 ライブ感満載のオープンキッチンから生み出される、和と洋を串で繋ぐ料理の数々をコースで楽しめる。 串料理である必然性を感じないメニューも少なくないが、何より新しいものを生み出そうというエネルギーを感じさせる料理が良い。

4

東京都

フランス料理

山路 力也

 2020年12月11日にオープンしたばかりの注目のフレンチ。銀座四丁目のランドマーク、和光の向かいにあるGINZA PLACEの7階。以前「THIERRY MARX」「BISTRO MARX」があったスペースを全面リノベーション。カジュアルさとエレガントさを兼ね備えた雰囲気が心地良い。BISTRO MARX時代に話題になった、四丁目交差点を見下ろせるテラスも健在だ。  西麻布の人気店「Crony」が総合監修し、麻布十番「sublime」の加藤シェフが立つ。結論から言えば、今年行った新しいフレンチの中では一番満足出来た。ちゃんと美味しいのは言うまでもないが、美しさや楽しさがあるのが良かった。加藤シェフは北欧経験もあるので、アプローチがフレンチ然としておらず、ここ数年流行ったノルディックなテイストも感じられる。価格も銀座のこのロケーションでディナー15,000円というのはリーズナブル。  料理の随所に「sublime」での料理を感じさせてしまうところはやや残念。スペシャリテのマッシュルームはさておき、おかひじきのプレゼンテーションや伊勢海老のアプローチなどは、sublimeでも見られたもの。  「東京発のモダンフレンチ」という崇高なコンセプトがあるのだから、現在の料理をベースにさらに思想や哲学が反映されていけば、もっと良いお店になるだろう。いずれにせよ季節が変わった頃にまた足を運んでみようと思う。 https://largent.tokyo/

5

東京都

フランス料理

山路 力也

 2020年7月、永田町にオープンした「オールサステナブルフレンチ」を謳う新店。母体は京都のウェディング会社だそうで、純然たる飲食店は初とのこと。  地下立地ながら外の光も取り込めて開放感のあるつくり。メニューはおまかせ一本の、いわゆる「ムニュ・カルト・ブランシュ」なのだが、QRコードで答え合わせが出来る仕掛け。  前半はモダンガストロミー的なややテクニカルな料理が続き、中盤からは野菜を多用して素材にフォーカス、後半も素材の良さをシンプルに表現したメニューが並ぶ。デセール、ミニャルディーズはやや既視感のあるビジュアル。全体的に隙がなく美味しく楽しめた。  SDGsという力強いコンセプトの柱に、どう楽しさやワクワク感を付加していくか。オープンして1ヶ月足らずでの訪問だったので、まだまだ粗削りなところは感じられたが、丁寧な仕事が感じられて好印象。時間をおいて再訪したい。

6

東京都

フランス料理

山路 力也

 表参道沿いの「GYRE」に2020年オープンしたフレンチ。高い天井に全面ガラス張りの空間は、植栽が効果的に置かれていて、思った以上に落ち着いた雰囲気になれる。サービスは過不足無しだが、もう一段上のサービスになったらなお良し。  トロワグロやロオジエを経て、エスキスのスーシェフを務めた信太シェフの世界観は、美しく独創的なプレゼンテーションで目を楽しませながらも、火入れや調味は王道のフレンチをベースに感じさせるもの。特にメインの常陸牛、金目、鮎がとても素晴らしかった。  ちなみにこのフロアにはバーやカジュアルダイニングなどもあるが、レストラン含めてすべて同じ経営。中央にある巨大なキッチンで全部のレストランの料理を作っているというのも面白い。パンもキッチン内にベーカリースペースがある。  尖っているイノベーティブフュージョンに食傷気味な人や、クラシカルなフレンチはやや重さを覚えるような人にお勧めしたい店だ。

7

福岡県

焼き鳥

山路 力也

2019年10月オープン。焼鳥天国博多で数少ない東京スタイルの焼鳥を提供する。おまかせコースを堪能した後は適宜延長戦に入り締めをオーダーするパターン。洒脱な作りの店内はデートにも最適。 180日齢の大分地鶏「豊のしゃも」を絶妙な調味と火入れで仕上げる焼鳥はどれもハズレ無し。しっかりとした食感とジューシーさを持った肉質。今一番リピートしている焼鳥店。

8

福岡県

鶏料理

山路 力也

2020年11月9日オープンの新店。同じく警固にある人気焼鳥店「鳥いち」の姉妹店。 雛鳥の素揚げ専門店というスタイル。高い天井にシンプルスマートな作りの店内は、福岡らしいオシャレな雰囲気。 「ひととおり」2,400円は、鳥刺し、トマト、素揚げ2種(むね、もも)、揚げ野菜。素揚げのボリュームが大きいのでこれでも充分ですが、せっかくなので追加でくび(せせりと軟骨)、砂肝も。 さすがというか、新店らしからぬクオリティ。雛鳥の美味しさを余すところなく楽しめる。鳥いちもそうだったが、ある程度軌道に乗って来たらメニューも厚くなってくるはずなので、また間を空けて再訪してみよう。予約が取れなくなる前に。

9

京都府

洋食

山路 力也

 2019年2月オープンの宿題店にようやくの訪問。御所南のフレンチの名店「MOTOI」が手掛けるレストラン&ワインバー。町家をリノベーションしたオープンキッチンの店内は京都らしい雰囲気。ワインは地下にカーヴがあり、フランス産ワインを中心に豊富なリストを抱えている。  料理はフレンチと洋食の融合のような、洋食をブラッシュアップしたメニューが並ぶ。ハンバーグやオムライス、エビフライ、ピラフなど洋食メニューがズラリ。ソースをしっかりと作ってある、フレンチベースの進化した洋食を楽しめる。  普段遣いもちょっとしたハレの日にも使えそうな良店。ここはまた来て違うメニューも食べてみたい。

10

千葉県

寿司

山路 力也

2020年4月、千葉神社近くの路地裏にひっそりとオープンしたお寿司屋さんにお邪魔。 大将は大阪北新地での経験を経て、中国大連でも鮨を握って来たベテラン。その経験がフュージョンされた、なかなか面白いアプローチの料理を出している。 お任せで肴と握りを織り交ぜて。どれも丁寧な仕事が感じられるものばかりで、江戸前寿司と大阪鮨がいいバランスで融合している。バッテラが出て来るのも嬉しいな。