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山路 力也さんの My best 2017

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東京都

フランス料理

山路 力也

 浅草浅草寺の北側、鷲神社に程近い住宅街に突如として現れるフレンチの人気店。オーナーシェフの荒井昇さんは浅草生まれの浅草育ち。フランスの三ツ星レストランなどでの経験を経て、2000年に生まれ育った浅草の地にレストランを開いた。  浅草という場所、日本でやるフレンチという部分に意識を置いた料理は、和の趣や装いをまとった新たなアプローチ。和や浅草のエッセンスを随所に忍ばせたセンスは唯一無二。どの料理も楽しくてサプライズ要素もありながら、しっかりとした存在感もあり最後まで飽きさせることがない。  同じく子供の頃から浅草に慣れ親しんだ自分としては、随所に感じる浅草テイストにニコニコしてしまう。最後のお茶菓子のフィナンシェに人形焼の型を使っているのは涙が出そうになった。物腰の柔らかな接客はアットホームな雰囲気もあり、家族連れなどでも使えそう。色々なケースで使うことが出来る、浅草の名店だ。

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東京都

洋食

山路 力也

 今年3月オープンの話題店へようやくの訪問。こちらは茨城つくばで「本橋ワイン食堂」を営んでいたオーナーソムリエの本橋さんが開いたモダンアメリカンキュイジーヌ。  大きなテーブルをゲスト皆で囲み、そこに隣接するオープン過ぎるオープンキッチン。シックでオーセンティックなのにどこかアットホームなこの空間がまず楽しい。  料理はどれもしっかりとした調味で、何をどう食べて感じて欲しいのかという明確な主張が感じられるもの。頭で美味しさを感じるのではなく、舌や鼻、身体で美味しさを受け止めるような。  ひとつひとつの料理のプレゼンテーションも可愛らしくて綺麗。それでいて中盤から後半にかけては質実剛健的なアプローチで駆け抜けていく。お腹の満足度も極めて高い。スペシャリテであろうプルドポークのミニバーガーが白眉。これ、何個でも食べられちゃうなぁ。  さらにティーペアリングも少ポーションといいつつ、それなりに入ったものが7杯で、どれも料理の邪魔をせず料理と立体的複合的に組み合わされていて楽しい。  本橋さんの付かず離れずのサービスに、女性シェフNaoさんのリズム感ある調理も素晴らしかった。久々にリピートリスト入りのレストランに会えました。毎月料理が変わると聞いてはまたすぐに行かないと。 #恵比寿 #モダンアメリカンキュイジーヌ #ハンバーガー

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東京都

創作料理

山路 力也

 2017年10月、牛込神楽坂にオープンした話題の店へすぐに訪問。シェフの藪中さんは「ル プチニース」「エルブジ」などを経て「タパスモラキュラーバー」のスーシェフを務めた後に、満を持しての独立。お祝いがてら仲間を誘って貸切に。  エルブジ仕込みのイノセンティヴフュージョン的アプローチや、定番とも言えるギミックは一通り随所にありつつ、核となっているのはど真ん中のフレンチ。あるいはソースもしっかり多用したキュイジーヌモデルヌ的な。説明を聞いて頭で考えながら味わうものではなく、シンプルに料理として美味しい。そして量的にもお腹がしっかり満たされる。  メニューの流れも緩急のバランスが秀逸で、プレゼンテーションも料理の良さを引き上げてくれる。劇場型レストランらしい演出も随所にあり、参加型の楽しい仕掛けもあったりと、最後まで飽きさせない。  さらに特筆すべきはペアリングの妙。ノンアルコールのペアリングだったが、どれも美味しくてびっくり。料理、ドリンクペアリング、税サ込みでまさかの16,000円という価格にも驚きだ。  個人的にかなり気に入ったので、冬メニューに変わった年内にもう一度行く予定。貸切が思いのほか楽しかったので、次回もまた気のおけない仲間たちだけで。 #SECRETO #牛込神楽坂 #イノベーティヴフュージョン #フレンチ

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東京都

フランス料理

山路 力也

 2017年9月「シック・プッテートル@八丁堀」の生井シェフが独立し立ち上げた、注目のモダンガストロノミーへ10月に訪問。  随所に和のエッセンスやアジアのテイストも散りばめて、いい意味で日本人が作るイノベーティヴフュージョン的な感じ。  それでいて、しっかりとした味わいのソースを使った、クラシカルなフレンチの満足感もありつつ、遊び心と美しさも併せ持ったお料理が美味しくて楽しい。 #広尾 #モダンガストロノミー #イノベーティヴフュージョン #Ode

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東京都

イタリア料理

山路 力也

 今年5月に三宿から恵比寿へ移転してきた人気のイタリアン。ナチュラルな雰囲気のお店はオープンキッチンでライブ感もある。  少量多皿おまかせコース一本のお店は、ひとつひとつのお皿が可愛らしく美味しく、どれ一つとってもハズレ無し。ポーション、プレゼンテーション、火入れ、味付け、どれも好み。  サービススキルも非常に高く、CPもすこぶる良くい佳店。リピート決定。

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福岡県

ホルモン

山路 力也

 タンとテールを出すからタンテール。何という潔いネーミングだろう。名店が数多いディープな赤坂エリアで16年にわたり愛されている肉料理店。「博多かね萬」「餃子のテムジン」で経験を積んだ店主が営んでいる、庶民的な人気店だ。  ホロホロに崩れるほど柔らかなテールの塩焼きや、しっとりときめ細かな食感のタンなど、どれもハイレベル。使用する牛は黒毛和牛がメイン。最高の素材を使ってリーズナブルな価格で楽しめるのだから、人気があるのも頷けるというもの。  そして餃子と焼飯もかなりのレベルで驚かされる。この2品だけの為に福岡まで行ってもいいほど。いや、もちろんここまで来たらタンもテールもハラミも食べるべきなんだけれども。#リリース記念

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東京都

フランス料理

山路 力也

 2017年6月、外苑前の路地裏にオープンしたフュージョンフレンチへ、オープンして二ヶ月後の夏に訪問。なかなかのフレンチ激戦区で地下立地とややハンディがある気もするが、地下といっても採光は確保されていて地下とは感じさせない空間に。  南フランス寄りのソースをしっかり使ったクラシカルでオーセンティックな骨組みながら、トレンドも意識したアプローチのお皿たち。ポーションもそこそこあり満足感が高い。  酪農における乳酸菌の効果をテーマに据えているようだけれど、それが押し付けがましくもなく。ただ逆にそれがアドバンテージにもなっていないので、この店でなければという特別感は伝わり辛いかも。サービスのレベルも高く心地良い空間なので、そこを推さなくても良いのかも知れないが、何となく惜しい気もする。

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東京都

焼肉

山路 力也

 5月5日、経堂農大通りにオープンした新店。市ヶ谷の名店「炭火焼肉なかはら」で長年修業した渕岡さんが念願の独立。なかはら仕込みの焼肉を楽しむことが出来る。  基本のおまかせコースに渕岡さんセレクトのお肉も追加して貰って。やや調味が強過ぎる印象は受けたが、なかはら譲りの大胆かつ繊細なトリミングは実に素晴らしい。そして盛り付けも実に丁寧。やはり美味しさはもちろんのこと、見た目も大事なのだなぁ。 #投稿1番乗りキャンペーン #なかはら出身 #経堂 #焼肉 #タグで教えて!キャンペーン

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福岡県

ラーメン

山路 力也

 元気一杯@呉服町「ラーメン」700円。これまで撮影禁止だったが、この12月より全面解禁へ。  濃厚なのに繊細。神経を張り巡らせて作ったであろうことが分かるスープ。かなり濃度の高いスープは好き嫌いが分かれるだろうが、個人的にはかなり好み。スープを残す主義の僕なのに完飲してしまった。  カレー替玉も考えていたのだが、カレーでこのスープの味を変えたくなかった。高菜ですら少し後悔した。ちょっと黄色がかった縮れ細麺との組み合わせも面白い。唯一無二の豚骨ラーメンではないかと思う。  そして非常に物腰が柔らかく、お客さんに声をかける店主やスタッフの接客もかなりの好印象。お客さんが入るたび、オーダーが通るたびに「いらっしゃいませ!」「はい!ありがとうございます!」と元気に声を出しているのも気持ち良い。

山路 力也

 西麻布の人気焼肉店「西麻布けんしろう」によるデフュージョンブランドが、平成29年2月9日ニクニクの日にオープン。店主岩崎さんからのご案内でプレオープン期間にお邪魔した。  恵比寿駅西口から程近い新築ビルの2F。窓も大きく開放感のある作りは、窓の一切無い完全個室のけんしろうとは真逆のイメージ。とは言え私は個室利用だったのだけれど(笑)。  尾崎牛をはじめとする厳選した赤身和牛をコース仕立てで。フルアテンドのけんしろうとは異なり、基本的には自分たちで焼くスタイルながら、肝心のポイントは焼きに来てくれる。  西麻布のスペシャリテである「けんしろう焼き」もうしみつバージョンで提供。新潟の雪室で熟成させたスノーエイジングタンや、雲丹とキャビアを乗せたうしみつユッケなど、フレンチやイタリアンの技法も駆使しながら、新しい焼肉のスタイルを提案している。  西麻布よりも幅広い用途で気軽に使えて、クオリティはさほど遜色ない。予約が取れなくなるのも時間の問題かな。 #クセになる