伊保美悠

時間がのんびりと横たわる島にある古民家カフェ。 瀬戸内海に浮かぶ男木島に建つ築96年の古民家をリノベーションし、カフェ兼ゲストハウスとしてひっそりと佇んでいます。 今回は、凍えそうなほどの寒さだったのでジャスミン茶¥500、カフェオレ¥550をそれぞれホットでオーダー。ドリンクと合わせて、おやつに、三色団子と和三盆バーガーをチョイスしました。 飲み物もさることながら、たべものがすんごく優しい、、 ゆくる名物と謳っているだけあって、お団子はもちもちやわらか。お団子ひとつひとつに島名物のねこちゃんの焼き印があって、お団子の上にきなこがこれでもか！とたっぷり。1本100円なので2本以上をお勧めします。だってこの美味しさを1本では終わらせられない。ワンコそば形式で食べたい、、 和三盆バーガーも美味しさがすぐにガツン！と来るわけではないけれど、口に入れるとじわじわ優しい甘さが押し寄せてきます。 ふわっふわの生地に冷たいしゃりしゃりな和盆栽クリームがサンドされた不思議な食感で、ん？なんだろうと不思議な気持ちで黙々と食べちゃいます。ふ、と気付けば手元になくなってるあの感じがたまんない。あれ、わたしいつの間に食べたっけを体験できるおやつです。 また都会での暮らしから逃げ出したくなる時に、お邪魔してほっと癒されなくなるような。そんなお店です。

落ち着いた雰囲気のシックなオイスターバーです。一階はお洒落なヒーターと青い水槽が鎮座する無人の空間。お店は短い階段を上がった二階になります。店内は薄暗いダークな照明に、インテリアの装飾やクロスも黒。お店の方のお洋服もエプロンからシャツまでモノトーンで揃えていらっしゃいました。今回オーダーしたのは、flesh raw oyster(真牡蠣食べ比べ)の4ピースと、天使のエビのアヒージョ、バケット添え。それからドリンクに普通のビールと能勢ジンジャーエール。真牡蠣は大きさは小ぶりなものの濃厚で美味しかったです。でもこれで一つ800円、900円、、と考えると貧乏性の血が騒ぎました、、、。天使のエビも口の中に入れると、エビがなくなっても旨味がずっと口の中に残っていて、幸せでした、、飲み物で流したくない一品。 ちょっと全体的にお高いけど、お祝い事や何か特別な日にまたお邪魔したいお店です。

平日の15時にも関わらず、子連れのママさんたちやスーツ姿のリーマンで店内が溢れかえっており5分ほど待ち時間がありました。 古民家を改装したお店らしく店内は掘りごたつっぽい座敷が数個と、モダンなテーブルと椅子が鎮座する半個室、座敷から見えるガラス張りの中庭もシンプルで洗練されていて、お店の雰囲気から、あ、ここ美味しいんだろうなと期待が高まります。 今回オーダーしたのは、冷たい素揚げ野菜蕎麦ととり天おろし！ ちょっと洗練されたお蕎麦屋さんだし、蕎麦以外の付け合わせが豪華なので、お蕎麦自体はおしゃれな量なんだろうな、と思いながら箸で蕎麦の山を切り入れてみるとその量に驚きます。なにこれ、せいろに盛られてるお蕎麦とは比べものにならない量じゃないか。それに加えて、付け合わせの素揚げ野菜やとり天のクオリティが半端ない、、 とり天と茗荷とお蕎麦を箸で頑張って一緒に掴み、つゆにくぐらせ、一気に口に運んだときの幸せと言ったらもう。 素揚げ野菜蕎麦も、様々な野菜のおかげで口に運ぶたび違った食感と味が楽しめて、飽きがきません、、 また通いたくなるお店です。

ほんまちにある古民家をリノベーションしたオーガニックカフェです。 今回はランチメニューの車麩のフライと塩麹の豆腐揚げをもちもち玄米と雑穀米と合わせて頂きました。 車麩はいつもお鍋やお味噌汁、野菜との炒め物(フーチャンプルーなど)に使用するイメージしかなかったのでフライの味が想像できなかったのですが、食感がとても面白い逸品。 フライは一口かじってみると、カリッカリの衣、何故かふんわりもちもちしているお麩、という順番で食感を感じることができます。 何故こんなに厚みがありもちもちするのか割った衣を覗いてみると、厚揚げが2、3枚重ねて揚げられているのが分かります。 またメインだけでなく、三田市近郊で取れた野菜をたっぷり使ったとだけあって付け合わせのお野菜も新鮮で美味しかったです。 お野菜に添えられているエディブルフラワーの存在感もかわいい、、 副菜も、ほんのり優しい味付けでお家に帰ってきたようなほっこりした気持ちになれます。 実はカフェだけでなく、店内で食材や調味料、雑貨なども販売されていて、プレートに使われる優しいお味の調味料はそこのものを使用しているようです。 食事を楽しみながら、あの調味料かな、と推測するのが楽しい！ 加えて、料理が美味しい！となるとあの調味料を帰り買ってっちゃおっかなとなってしまいます、、 なんて商売上手なお店なんだ、、、