赤木 龍義

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ここ10年ほど、月に1回程度、友人と食べ歩きをしています。銀座の寿司屋や高級フレンチから地元の蕎麦屋まで、金額にかかわらず様々なお店を食べ歩いていますが、コメントを書く際には、自分として本当に満足度の高かったお店に限定しています。よって、Exellent多め。 尚、地元浦安のうまい店ならほぼ制覇しているかも。

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赤木 龍義

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近鉄四日市駅

タイ料理

東京なら超高級から大衆店まで様々楽しめるタイ料理ですが、こと地方となると、中華とインド料理ならまだしも、東南アジアの味を楽しめる店はかなり少なく、ましてや複数店から好みの店を選択するなんてのは望むすべもないのですが、見つけてしまいました、個人的ミシュラン店! タイ人の奥さんの料理は、 決して屋台の手抜き料理ではなく、でも、あのアルミのテーブルとプラスチックの椅子に座って舌鼓を打った、まさにあのお店の味! 気取らず、肩ひじ張らず、そして汗を拭く間も忘れて「タイ飯、うめぇ~」とガッツリ喜んで食った、あの味! 東京の庶民派タイ料理店でなら、個人的には新宿のゲウチャイが最もウマイと信じるこの私が、まさか、自分の故郷でこの味にめぐり会えるなんて、もう感謝しかないです。 昨今、タイのBLドラマのおかげで、都内には様々なタイ料理店ができていますが、中には、ナンプラーと辛み増しときゃタイ料理と勘違いしている店とか、生春巻きに苺まいちゃった高級店(パイナップルに詰まったタイチャーハンとかならまだしも)とかもでてくると、本当に「はぁ?タイなめんじゃねぇぞ」と思うことも多かったんですよ。 ところが、この三重の四日市という小市民の街に、こんなにもタイを感じるお店があったとは、ホント、地元なめてましたわ。 ここの料理は、バンコックの街でビルの一階で営業している店を想像してもらえるとわかりやすいのですが、手抜きではなく、ちゃんと下ごしらえありの、でも手軽に食べられる料理で、タイを代表する料理はたいがい巡り合えます。 一方、蛙だの子袋や鶏の足などの、あんまり日本人が食べなれてない料理は出てこないので、何を注文しても、安心で、うまい、レベル補償のタイ料理が満喫できます。 タイ人がちょっと外食や持ち帰りする、あの味です。タイ人でも日本を含む外資の会社に勤めている人が、飲み会開くような店の味ではなく(これはホメ言葉です)、気分的には、タイに慣れた人が、ちょっと出張や長期滞在して食べてる感にひたれる味です。 (あー、言葉足らずで、結局、味の説明になってない...) 尚、テーブルの調味料は使いましょうね。 特にタイラーメンには、お砂糖1杯(日本人はお砂糖入れない人も多いですが必ず入れましょう)、ナンプラー少々、お酢4杯以上、トウガラシお好みで、これでタイの風に吹かれること、間違いなしですョ。 コスパもよく、持ち帰りも全品できるのでありがたい限り。 最後にご注意ですが、料理は基本タイ人の奥さん一人でやっているので、混んでいる時は時間がかかります。 そこは、マイペンライで。(タイ語で「気にしない」、「お気楽、極楽で、気楽にね」の意)

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赤坂(東京)駅

懐石料理

毎年ズワイガニの解禁に伴って浅田さんで食事をするのを楽しみしているのですが、やはり人気らしく土日は予約でいっぱいで、平日の午後に伺いました。 日本海の旬の味が食べたいとは言うものの「蟹ばっかりでも飽きちゃうしね」ってことで、会席メニューに追加変更をお願いし蟹を数皿加えたものをいただきました。香箱蟹をはじめとしてもちろん料理は安定のおいしさです。 さて、今回の写真は器に絞ってみました。 加賀の陶器、漆器はもちろんのこと、女将がマイセンを収集していて、今回はフグ刺しにその皿を合わせて提供されました。食材ごとに器を選ぶセンスに脱帽ですし、器の緩急の合わせがうまい。陶器好きの人は提供される一皿一皿を楽しめること間違いなしです。 以前はお昼に伺うと室料はなかったのですが、今年からチャージされるようになったのでお会計はちょいお高めになりました。まぁ、でも、他の料亭では普通のことなので(しかも個々の部屋は大変美しい輪島塗りのテーブルですし)、これは今までが安かったってことで。 あと、食事にあわせて能登の塩が提供されたら、必ず最後までキープしましょうね。加賀のほうじ茶に塩を一つまみパラパラ入れると最強の口直しなので。

赤木 龍義

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永田町駅

フランス料理

コロナ禍でワインも飲めないフレンチってどうよ、とも思いましたが、昭和天皇のパリ本店で食事されてから100年を記念してのメニューとのことで予約。 全ての食事はもちろん文句なしのおいしさだったのですが、ワインに代って、一皿ごとに合わせたソフトカクテルの特別メニューが用意されていました。せっかく来たんだし、炭酸やジュースじゃ物足りないからと注文したら、これが大当たり! ソムリエが、果物やスパイス、茶葉から抽出したエキスを合わせて甘みを抑えたドリンクに仕立て上げたもので、料理の一品一品にマッチしていて、ワイン以上に料理を引き立てていました。これはシェフの料理とソムリエの見事なコラボ、あるいは勝負といっていいかも。 個人的には、フォアグラに合わせた桃のカクテルと、魚のムースに合わせたトマトのエキスが料理と相まって絶品でした。 もともと酒は強い方なのでいつもはワインやシャンパンですが、当然酒が進むごとに酔うので、正直最後の肉料理の時には鼻や舌がバカになって、しっかり味わうこともできなかったのです。ところが今回は最後の料理、チーズ、デザートに至るまで、味と香りを堪能することができました。 メインの皿のクロッシュ(ドームカバー)が開けられた時のあの鴨肉の香りには、改めてこの店の鴨に対する実力に感じ入りました。 このコラボ、緊急事態宣言が終わってからもずっと続けて欲しいです。 (いや、もしかすると酒ばかり飲んでた私が知らなかっただけで前からあったのかもしれませんが...)

赤木 龍義

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三越前駅

日本料理

昼の予約がようやく取れて初訪問。おまかせコース16,000円をいただいた。 松茸の焼き物から始まり、季節と皿にもこだわった料理が続き、デザートと茶菓子に最後は抹茶。八寸に力を入れている様子で、和洋折衷の新しい工夫があり美味。個人的には炊き合わせに入っていたレンコンと小豆の「いとこ煮」が思わぬうまさ。華やかな演出はないものの、食材と器の彩りで見せていて一品一品を飽きさせない。料理の説明もひとつひとつが丁寧で店主のこだわりを食する側と共有できる感あり。もちろん味はすべてぬかりなしの絶品。 酒もメニュー以外を多種用意しており、今回珍しい酒を楽しめた。会計から見たら、料理も酒も極めて良心的な店。 店が小さいので、予約が取りづらいのだけが難点。予約さえ取れれば数ヶ月に一度は訪れたい店。