Songfa Lee

座るや否や『お嬢ちゃん、ムルギー、１つネ？』と言われ、(あ、これが噂のナイルレストランムルギー押しか)と思った。 もちろんムルギーを頼んだわたし。 料理が運ばれて、手際よく骨を外してくれた。 食べようといざスプーンを手にしたら『もうカンゼンに混ぜてネ！！もうぐっちゃぐちゃに！！チュウトハンパ、だめだめ！！カンゼンに！！』とマスターに言われ言われるがままにぐっちゃぐちゃに混ぜた。 カレーをぐっちゃぐちゃに混ぜて食べるなんて、小学生以来なんじゃないかしらと思いながら、一口目。 あぁぁぁ、、わたしの中のインドがナマステした。

暑い日差しの中、グーグルマップを頼りに辿り着いた先、「itonowa」 THE ドア と言わんばかりのドアから入る小さなお店の中は、自然光が隅々まで行き渡りとても居心地のいい空間だった。 食べた玄米カレーは身体に優しい甘口のもので、上に乗っかったぷるんとした卵がより幸福度を上げてくれる。 ご飯も含めて優しさを感じるお店って、心がのびのびとできて包み込んでくれる、そんな安心感があるよね。

昔からみんなの憩いの場として現在に至るまで当時の佇まいで存在し続ける"純喫茶"。 そんな純喫茶って空調が効き過ぎるイメージがあるんですけど、ここもそんな喫茶店の一つです。 歪んだテーブル(尊い&愛おしい)に運ばれてきたアイスコーヒーとロースカツサンド。 アイスコーヒーの氷がカランコロンと鳴る度に、暑い外の時間を忘れてしまう。酸味の少ない濃い目のコーヒーが身体に嬉しかった。 ロースカツサンドを口いっぱいに頬張ってたら、店のママから『お腹いっぱいだったら無理しちゃダメよ。持って帰ることだってできるんだからね。』と声を掛けてくれた。 ボリューミーでジューシーでケチャップの甘さが最高に合ってるカツサンドをペロッと平らげてしまったけど、食べ終わる頃にはちゃんとお腹いっぱいだった。 お店全体が優しい空間で、また行きたい。

入った瞬間感じた一言 「(クリエイティブ感じる〜)」 東京に来て４年目、やっと念願のモントークに先日勇気を出して入った。というのも、わたしは当初この建物がカフェなのか何なのか分からず、それに何処から入るのかも分からなかった。よくあるガラス張りで中一面のお洒落な雰囲気がこちら側に入らずとも分かる昨今のカフェとは違い、茶色のガラスで覆われ、中の様子が近くを通らない限り伺えないこのカフェは、ある種目を惹きちょっとスカしたお洒落さがある。 なるほど、お洒落とは建物からもう既に始まっているのか。 食べたのはショートケーキにアイスカフェラテ。 カフェでお茶するには定番のメニュー。 東京に就活しに来た同級生と久しぶりに会い、これからの将来についてクリエイティブ感じる空間で語った一言一言。淡白でありながら濃密な2時間は改めて「(あぁ、今、あたし、東京に居るんだ…)」って少しセンシティブにさせた。