武田壱郎
大岡山駅
テイクアウト
見よ、このコンビニ弁当のようなビジュアルとレイアウト。コンビニや弁当屋で買える同じようなハンバーグ弁当なら500円〜700円くらいってところが相場かな。だけどこのハンバーグ弁当は1000円なんだよー(税込)高い?それが高くないんだな。なぜならば。 ハンバーグ専門店のコックさんが焼いたハンバーグだからさっ! 昔は町に一軒はあった洋食系のハンバーグ屋さん。大岡山商店街で愛されているそんなお店がこのご時世ランチ限定俵型ハンバーグ160gをメインにしたハンバーグ弁当をはじめました。それがこれ。特製デミグラスソースがかかって、ちょっと時間をおいて食べてもほふほふ。厚みのあるハンバーグをじっくり焼いてあるからあったかさが閉じ込められて、ハンバーグを割った瞬間湯気がほわっ。どうやって焼くんだろうね。これ。私にはできない。表面カリッと焼くと中が生だし中まで火を通そうとすると表面が悲惨なことになるし。プロの技だなー。すごいなー。 ところで弁当についてたのは割り箸でした。まー弁当ならナイフとフォークよりは汎用性が高いかな。箸を揃えてお肉を切って白ごはんと一緒にぱくり。むーん♫これぞお店の味。味気ない規格の量産弁当とは格が違う。ちなみにここんちのお店に入って食べるとハンバーグは単品180g1200円代からになります。ちょっとお得?ご飯につけあわせがついたこのお弁当がいかにコスパに優れているかお分かり頂けたでしょうか? 肉厚のハンバーグのつけあわせは素揚げされた茄子とジャガイモ。茄子はジューシー、ジャガイモは皮までカリカリ。嵩上げのはずのスパゲティまでおいしいと思うのはこのての弁当じゃはじめてかも。注文時に「15分後くらいに取りに来てください」っておねーさんがいうからひとつ所用を済ませて取りにいったら、お弁当を調えたコックさんが満面の笑みで手ずからお弁当の入った袋を手渡してくれました。 そうかー、この人が焼いたハンバーグなんだぁ。 ハンバーグってなんであんなに焼く人によって味が変わるんだろうね。不思議。最近じゃファミリーで行くレストランって大資本のファミレスばかりになっちゃってるけど、私が子供の頃よく行ったのはこういう町の洋食屋でした。こういうお店で食べた幸せな家族の記憶は一生残ります。大岡山のファミリー層の幸せなよそ行きご飯の記憶はこの店のこれからにかかっているのだ。がんばれ。コロナが終わったらお店で食べたいぞ。 #コロナに負けるな #いっそ今こそテイクアウトを楽しもう