Shin Oikawa

Shin Oikawaさんの My best 2016

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埼玉県

定食

Shin Oikawa

間違いなく、私の中で今年1番衝撃を受けたお店。 街灯も少ない暗闇の中にポツンと現れるネオンの看板。周りには飲食店などの商業施設はほとんど無く、21時ともなれば人っ子一人歩いていないような場所。 看板の先に見える店内の明かりはぼんやりとして薄暗い。 しかし、車が3〜4台駐車しているので、お客さんは入っているのだろうと思い、恐る恐るドアを開けてみる。 ガラガラガラ…… すると店内にはお1人の食事をしている方がおり、2人の店員さんらしき人が、テレビでアメトーーク(録画)を見て寛いでいた。 そして、全員が入店して来た私を見て怪訝な顔をしている。 (あれ?もう営業時間終わってんかな?) 「…あ、スミマセン、食事よろしいですか?」 と聞くと、ビックリした様子で、 「あ、お客さん?!ど、どうぞどうぞ!お父さんが帰って来たと思っちゃった…」 とテーブルの準備をしてくれた。どうやら普段ならもうこの時間には客が来なくて、完全にオフモードに入ってたらしい。 メニューを探しても「ランチメニュー」と「お昼の定食」というメニューしか見当たらなかったので、 「スミマセ〜ン、夜のメニューはどこでしょうか?」 と尋ねると、 「昼のメニューとほとんど一緒ですよ〜」 とのこと。 (なら『昼の』って要らないじゃん!!) とツッコミながら、昼のメニューを見ると、 ①黒毛和牛(A4ランク)とアスパラの炒め 1150円 ②マグロほほ肉ステーキ 900円 ③マグロヅケ丼 950円 ④マグロアゴ塩焼き 900円 ⑤サバ塩焼き 900円 ⑥鶏と玉子のそぼろ丼 850円 ⑦鮭のバター焼き 850円 どれも魅力的だが(特に①の食材だけ突出してる)、今回は③のマグロヅケ丼を注文。 料理を待っていると、娘さんと思しき方がニコニコしながら、 「テレビのチャンネル権を差し上げましょう」 とリモコンを差し出して来た。(【サトウ】と同じシステム!!) アメトーークが良かったので、そのままアメトーークを視聴。運動オンチ芸人の運動会をやっていた。 20分は待っただろうか。定食屋にしてはちょっと時間がかかっている。アメトーークも次のコーナーに移った。 まさか平日のこんな時間にお客が来るとも思ってなかっただろうから、食材の仕込みもしてなかったようで、野菜も魚もイチから下ごしらえしている様子。 その間、店のメニューを見ていると、食材や調味料の産地が書いてあった。 米…新潟県阿賀野郡 小林さんの無農薬米 野菜…地元斎藤さんの有機栽培 醤油…埼玉県産無農薬特別栽培の大豆・小麦・天日塩のみを使用した本醸造 味噌…北海道の丸大豆天日塩を使用した自家製 漬け物…たくあん・白菜・キムチ・その他、すべて自家製 などなど。 なるほど、無農薬や無化調に強いこだわりを持っているらしい。 ようやく料理が運ばれて来た。 マグロのヅケ丼、キャベツの味噌汁、魚のすり身(っぽいやつ)、サラダ、きゅうりの漬け物 (これだけ待たされてマズかったら、食◯ログにボロクソ書いてやるぞ) と思いながら、先ずは味噌汁を一口。 その瞬間、私はカウンターパンチをモロに喰らった感じになった。 (やさしいぃぃ〜〜〜(*´∀`*)) 「美味しい」を通り越して「やさしい」だ。 まるで、北斗の拳のトキの北斗有情破顔拳を受けて、快感を覚えながら天に滅する感覚。 続いてヅケ丼。 すりたてのワサビ入りの醤油に漬けた柔らかいマグロと白飯の絶妙なマッチ。これもトコトン「やさしい」。 一口食べる度にため息が出る。 さらにすり身を食べてため息、自家製漬け物を食べてため息。 一口一口、味を噛みしめながら、完食。 食べ終えた後の恍惚感。 そうだ、これはたまに帰省した時に実家で母親の料理を食べた時の感覚に似ている。 人間が定食に求めるものは何か? おそらく、美味しさや値段の安さというのは表面的なもので、深〜いところで求めているのは「愛情」なのだと気付かせてくれた。 「健康に大きく育ってほしい」 そんな母親の願いが『おふくろの味』には込められている。 なるほど、だからこの【おもや】さんは無添加・無農薬・無化調にこだわっているのだ。 【おもや】を漢字で書くと【母家】。 食の原点は母の味にある。 そう気付かせてくれたお店。

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埼玉県

ラーメン

Shin Oikawa

住宅街を歩き、道に迷いながらようやくたどり着いた先にあるのは、「喜多方ラーメン」ののぼりの立つ、一見ただの家。 上尾が誇る、奇跡の店【サトウ】 「佐藤〇〇」という表札がある正面玄関。入っていいものなのか、恐る恐る玄関のドアを開けると、奥から「いらっしゃいませ」の声。 中に入っても完全に「家」。 和室とテーブル席があり、冬の和室にはコタツが用意されており、とことん「家」。 しかし、この店のたたずまいからは想像も出来ない、喜多方ラーメンのウマさ。 様々な趣向を凝らしたラーメンが世間に溢れている中、ここのラーメンはド直球の喜多方ラーメン。 モチモチとしたちぢれ麺はスープとよく絡み、どれだけ食べても胃にどんどん吸い込まれる。 チャーシューは脂身の少ないモモ肉チャーシューとトロッとした食感のバラ肉チャーシューが1枚ずつで、どちらも絶品。 さらに、トッピングのワカメとネギとメンマがいい仕事をしており、味の幅を持たせてくれる。 一言では語り尽くせない、醤油ラーメンの深み。 基本的にどのメニューも美味しく、特にラーメン(醬油、味噌)、餃子、カツ丼は絶品だと思う。 さらに、普通のラーメン屋ではありえない程の丁寧な接客は、帝国ホテル並といっても過言ではない。 帰り際にはお口直しのお菓子やお茶をくれる(冬はホッカイロ)。 ご主人の話では、「店の赤字を年金で補填してる」そうで、この商売っ気のなさがたまらなくイイ。 いろんな意味で奇跡の店。ぜひ一度お試しあれ。

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埼玉県

居酒屋

Shin Oikawa

「今まで食べてきた刺身は何だったんだろう?」と『刺身』というものの概念をくつがえされました。 ここで刺身を食べると、他の店で刺身を食べられなくなるほど、刺身に対しての舌が一気に肥えてしまいます。 このお店の魚は、高知県室戸港や岩手県宮古港、富山県新湊から直送。 さらに、ご主人による各々の魚の種類に合わせた絶妙な切り方により、旨みを極限まで引き出して提供してくれます。 また、普段聞き慣れない名前の魚も多く、来店するたびに、新たな魚の美味しさを発見できる喜びがあります。 刺身とは、ただ単に生魚を切って盛っただけではなく、板前さんの腕次第でこんなにも美味しさが違うということが実感できるお店です。 落ち着いた雰囲気の店内で、静かに料理とお酒を堪能したい方にオススメのお店。 「アジの開き揚げ」、絶対食べるべき逸品。

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埼玉県

天ぷら

Shin Oikawa

とんねるずのきたなトランに出てきそうな、創業45年の老舗天ぷら屋【天治】。 ここは喜多方ラーメンの名店【サトウ】に行く時に毎度通過していてずっと気になっていたお店。 ボロボロに破れたビニール屋根、色を失った食品サンプル、一見、もう何年も前に閉店したかのようなお店の佇まいは、初めて訪れる人々の入店のハードルを思いっきり上げている。 店内も歴史を感じさせる雰囲気で、ブラウン管テレビで河島英五の曲を聞きながら天ぷらを食べたいという勝手な希望が湧いてくる。 注文したのは「天ぷら定食(上)」750円。(並)が710円なので、40円の差ならと(上)を頼んだ。 80歳を超えるご主人が1人で切り盛りし、天ぷらを1つ1つ丁寧に揚げていくため、注文の到着までは少々お時間がかかるが、逆に否が応でも高まる期待。 待つこと15分。運ばれてきた定食の内容は、エビ3本、イカ1つ、人参のかき揚げ1つ、しいたけ1つ、白飯、味噌汁、漬物。750円でエビ3本とはコスパ高し! 「(並)とはどう違うのですか?」と聞いたところ、「エビが2本でキスが1本付きます。エビの方が高級だからね。」とご主人。(並の方がいいじゃん‼︎)と内心ツッコミながらも、まぁ昔はエビ3本と言ったら超贅沢なご馳走だったのだろうと、お店の歴史深さを噛みしめた。 昨今の流行のサクッとした食感ではなく、ややしっとりした衣の食感は、どこか懐かしさを感じさせる。 エビもイカもしいたけも美味しかったが、特に美味しかったのは人参のかき揚げ。人参の甘みがハンパない。 それ以外にも白飯の美味しさが目立った。久々に白飯って美味しいと感じた。また、この夏の時期にお冷ではなく、熱い緑茶に冷ますための氷を入れて出してくれるという心遣いに感動。たいていの飲食店は夏は有無を言わさずお冷を出すが、盆を過ぎて暑さが和らいだ頃には温かいものが欲しくなるのだ(コンビニでおでんが9月に1番売れるように)。 恐らく上尾・桶川界隈では最も古いお店。いつまでも元気で天ぷらを揚げ続けてほしいと応援したくなる【天治】さん。また行こう。

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埼玉県

とんかつ

Shin Oikawa

「とんかつは飲み物」と思ってしまうほどの肉の柔らかさ。今まで食べたトンカツの中で1番柔らかく、美味しいとんかつでした。 今回頼んだのは「特ヒレかつ定食(1490円)」。 定食のみそ汁が、豚汁、なめこ、ワカメの中から選べるというのが何とも嬉しい。お店の心遣いがうかがえます。 まず運ばれてきたのは、ご飯、みそ汁、刺身等の定食セット。これだけでも定食として成立している。 続けて運ばれてきたトンカツにオドロキ!! まさにワラジサイズのヒレカツ!! 早速いただくと、よく聞く「口の中で溶ける」みたいな脂肪たっぷりの肉の柔らかさとは違う、しっかりとした肉なのにとても柔らかい、何とも不思議な食感。 そしてさらなるオドロキ体験は、食べるごとにむしろ空腹感が増していくという感覚。 あれほどの大きさのカツを食べても食べても腹が重くならない。揚げ油が良いのか、肉が良いのか、いずれにしろ、絶品のとんかつ。 上福岡駅の繁華街からは少し離れ、人通りもまばらな住宅街の中にあるお店。 ここは超アタリのお店を発見した感じ。

6

埼玉県

うなぎ

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泣く子も黙る!!東京は赤羽の【鯉とうなぎのまるます家総本店】の暖簾分け店【有限会社うなぎのまるます家】 昭和43年創業という歴史の深さはハンパなかった!うなぎをこれほど美味しく安く食べられる店は他に無し!! お店が立つアーケード街の「いちごモール」というカワイイ名前とは裏腹に、アーケード街の1番奥で重厚なシブさを放つお店のたたずまい。 カウンターと座席合わせて15席ほどの落ち着いた店内。 歴史の重さを感じさせるカウンターの木目が醸し出す"深み"。そのカウンターの端に座り、熱い緑茶をすする。 初来店ながら、「鰻の梅ちらし」(2100円)というちょっと変わったメニューに魅かれ、注文。 待つこと10分ほど。 運ばれてきた瞬間、鰻の焼けた香ばしさと梅の甘酸っぱい香りとのダブルアタックにヨダレ分泌MAX。 早速いただく。なるほど、うな丼のごはんが梅ごはんになっていて、うなぎを驚くほどさっぱり味わわせてくれる。(この記事を書いている時点で再びヨダレ分泌MAX)。 そこそこの値段がするぞと頭では分かっていながら、箸を動かすスピードがどうやっても止まらない。 気付けばあっという間の完食。 いや〜、完敗。美味しゅうございました。 蒲焼きなどの持ち帰りもできるようなので、「お父さんだけうなぎでズルイ!」と家族から言われる心配がある方はお持ち帰りもぜひどうぞ。 #冬グルメ

Shin Oikawa

【庄司嘉夫】さんの投稿を見て、早速伺ってみました。 今はなかなか見なくなった、昔ながらの木造平屋建てをリノベしたお店。 まるで木洩れ陽の差す縁側に腰掛けてひなたぼっこをしている気分になるような、とても落ち着いた空気感のお店です。

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埼玉県

フランス料理

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ちょっと贅沢をしたい時はココ!! カジュアルな雰囲気ながら、本格的なフランス料理が楽しめるお店【ドッカル】。 特に、魚料理と季節の野菜が絶品です! 誕生日や記念日など、ちょっと贅沢をしたい時によく利用させてもらってます。 ディナーのメニューは(定期的にメニューは変わります)、 【おすすめコース¥2686】 ・オードブル ・スープ ・メイン ・デザート ・パン ・コーヒーor紅茶 【リッチコース¥3612】 ・オードブル ・フォアグラソテー ・スープ ・メイン ・グランデセール(デザート盛合せ) ・パン ・コーヒーor紅茶 【ヴィアンドコース¥4815】 ・オードブル ・フォアグラソテー ・スープ ・国産牛サーロインステーキ ・グランデセール ・パン ・コーヒーor紅茶 【フルコース¥5973】 ・オードブル ・スープ ・アワビと天使海老ステーキ ・黒毛和牛のヒレステーキ ・グランデセール ・パン ・コーヒーor紅茶 (金額は税抜) 今日はリッチコースを注文。 オードブルは、サーモンと鶏肉の燻製と季節の野菜。 特にこのサーモンの燻製は珠玉の逸品。 フォアグラソテーは、クセがなく香ばしい味。 お皿に残ったソースはパンでいただくとこれがまた美味しい。 スープは枝豆の冷製スープ。 メインは、マナガツオのポアレ。 肉か魚を選べますが、特に魚料理が美味しいので、魚を選ぶことが多いです。 皮目をカリッと焼き上げたマナガツオとバターソースの見事な調和。 彦摩呂調で言えば、 「味のシンクロナイズドスイミングや〜!」 といった感じでしょうか。 最後のデザートは、グランデセール→grand dessert(直訳すると「壮大なデザート」)という文字の通り、5種類ものケーキとアイスクリームを楽しめる一皿。 シェフの手づくりケーキの数々を一気に楽しめる、至上の贅沢。 ランチはリーズナブルな値段で美味しい料理を楽しめるので、そこそこ混んでいることが多いです。 ゆっくりと料理を楽しみたい時には比較的空いているディナーがオススメです。

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埼玉県

カフェ

Shin Oikawa

「桶川」という街自体を好きにさせるようなカフェです。 静かな住宅街を歩くとポンッと突然現れる、マットブラックの柵で囲まれたオシャレな建物。コーヒー豆の販売もしており、焙煎の香ばしい香りが漂っています。 店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、壁一面の本。 このカフェのコンセプトは「図書館」で、コーヒーを飲みながらゆっくりと読書を楽しむ事が出来ます。さらに、本が気に入ったら自宅に持ち帰ることも可能という、代官山蔦屋もオドロキのサービス! 外にはテラス席もあり、風を感じながら読書をしたい紳士や、優雅にティータイムを楽しみたいママさん、穏やかな気持ちで書き物などをしたいライターさんなどに最適の空間。 そして、最もこのカフェの特徴的なところは、お客さん同士の距離感がとても近いこと。 例えるなら、登山で小さな山小屋に泊まった時、初めてのお客さん同士でも自然と山小屋内で一体感が生まれるように、ここのカフェでも不思議と初見のお客さんとも会話を楽しめるような空間です。 桶川という街の未来の可能性を感じさせる、今後ますます楽しみなカフェです。 #Retty #桶川カフェ #桶川 #ランチ

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埼玉県

うどん

Shin Oikawa

うどん店激戦区の埼玉における讃岐うどんの名店『安藤製麺』。 【肉汁うどん(並)】+【春菊の天ぷら】= 420円を注文(安っ!)。 茹でたての麺は、芯は強めのコシがありながら、表面は糊状でざらざらしており、そのざらざらがつけ汁をしっかりホールドしてくれるため、つけ汁の旨味を120%味わうことが出来る。 広くて明るい店内で快適に食べられるのも嬉しいお店。