Takafumi Koshinaka

Takafumi Koshinakaさんの My best 2019

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1

東京都

居酒屋

Takafumi Koshinaka

長文御免。かれこれ20年近くお世話になっている神楽坂の一杯飲み屋。かなり個性的な店で、万人ウケは絶対にしないはずですが、食べログの評点が異様に高い(大将、食べログの営業が来ても相手にしてないのに)。 どの辺が万人ウケしないか? そもそも神楽坂といっても、目抜き通りから離れた住宅街にぽつんとあり、看板らしい看板もないので、入りづらいことこの上なしw 入ったら入ったで、客は自分一人という場合が多く、入ったことを後悔するでしょうw 飲物は日本酒のみ、かつ小さなグラスで1000円以上するものが多く、ますます入ったことを後悔するでしょうw しかしながら、酒は大吟の30〜40%クラスの斗瓶取りなどの一級品で、原価を考えると値付けはむしろ良心的。少数(10種類以下?)の銘柄を良い状態で出すというのが大将のポリシーで、抜栓して1か月経過した酒を平気で出す大型居酒屋とは目指すところが違います。 肴も素晴らしくて、だいたいいつも同じものを頼むのに、毎回感動。今回はマグロとイカをお任せで。いただいたのはバチ、インド、本マグロのカマトロに、中落ちの海苔巻き、シロカワカジキのヅケ、シロイカの胴と耳。写真を見ての通り、酒がいくらでも飲めるヤバい肴たち。 大将は眼光鋭く、厚い胸板と太い腕っぷしでおっかないけど、実はめちゃいい人で会話が楽しい。ただ筋が通らんことは大嫌い。食べログを見て来たっぽい一見さんと大将の会話を横で聞いていると結構ハラハラします(笑)さて、本日のお代は、お造り盛合せに日本酒5杯とゆずリキュールで8,000円少々。しょっちゅう来られる店ではありませんが、今回もハイエンドな酒と肴を堪能しました。

2

京都府

居酒屋

Takafumi Koshinaka

地元メディアでもしばしば取り上げられる、昭和2年創業の超老舗大衆食堂。名物料理があるわけでもなく、銘酒があるわけでもなく、今時の格安居酒屋と比べれば価格競争力もそんなにない。けれど、100年近い歴史が刻まれた店内で昼間からおっちゃん連中が飲んでいるこの空気感は唯一無二。料理のバラエティは広く、和洋中、あれ食べたいなと思うものはだいたいあって、どれをとっても美味しい。もう一つ特筆すべきは、注文ごとに赤鉛筆で印を付ける昔ながらの紙の伝票。この店がスマホで注文を取るようになったら世も末ですw …学生時代に大変お世話になったこの店、今年は2回訪ねることができました。昔(1990年代)と比べると観光客の割合が増えた気はするけど、それ以外はまったく変わらず。すじ肉煮込み、豚天、きす天、ポテサラ…懐かしくホッとする味。ごちそうさまでした。また寄らせてもらいます。

3

東京都

シンガポール料理

Takafumi Koshinaka

シンガポール料理って、何を食べても美味しくて個人的に大好きなんですが、こちら、シンガポール政府観光局の認定店だそうで、店構えは地味ながら繁盛店。 料理はいずれも本格的。土鍋で供される肉骨茶(バクテー)は、スペアリブをシナモンなどのスパイスで煮込んだ深みのあるスープが美味。肉も柔らかでほろほろ。海南鶏飯(チキンライス)は、鶏肉とライスが別皿。鶏の出汁で炊いたパラパラのご飯はそれだけでも美味しく、茹でた鶏肉に黒醤油、生姜、チリソースを絡めて一緒に食せば、もう言うことはありません。パクチーもサラダでいただき、アジアの空気を満喫できました。

4

東京都

ダイニングバー

Takafumi Koshinaka

ニュージーランド産のラム肉とワインが楽しめるダイニングバー。塊のままの骨付きロースを時間をかけて焼き上げる「ラムラック」は気分も盛り上がって最高。美しいピンク色のラム肉とカジュアルな新世界ピノノワールのマリアージュは良し。脇役も、ニンニクの効いたアヒージョや色鮮やかな野菜のバーニャカウダといったタパスが美味しく、ソーヴィニョンなど白ワインが進む。店内は白基調で清潔感があり、簡素で自然体。接客も距離感がちょうどよく、居心地がよい。ぜひまた利用したいです。

5

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

長文御免! 東急東横線、横浜駅の1つ手前、反町駅。店主は、二郎インスパイアでありながら二郎を超えたとも言われるカリスマ店、蓮爾(川崎・登戸)のご出身だそうで、先月のオープン以来ネットは話題騒然。わたしゃ蓮爾もゼンゼン(川崎・武蔵新城)も未経験の素人ですが、たまたま機会に恵まれ行って参りました。 意外にも店舗は内外装とも簡素でハイセンス。蓮爾やゼンゼンの殺風景な店構えとは大違いで、店内にはBGMも流れる。ただジャンルはハードコアパンク? わりと激しいロックのビートが闘争心をかき立てる。平日午後2時過ぎ、14席のカウンターは満席で、外待ちはないものの店内に待ち2名。客は店奥の上流から順に座って、下流に達するとまた上流に戻るシステム。なので下流の人たちより先に食べ終わって席を立つことがなんとなく期待されている感じ。 券売機で「ラーメン少なめ」750円を選択。行列に並ぶ前に食券を買う蓮爾と違い、こちらは入店時に購入。それにしても少なめで麺量270gっておかしいでしょ(標準370g, 大500g)。食券を店員さんに渡して、じっと待つ。周囲を見るとお客さんの半分以上は食べておらず、待ち状態。麺茹でに尋常でない時間がかかるので回転は悪い。 着席から20分近く、ようやくトッピングを聞かれ、「ニンニク少なめ・アブラ」。ちなみにトッピングの種類は店内どこにも書いてないので、近頃よくある親切系チェーン店とはやはり違う。間もなくラーメン到着。戦いの始まり。 ヤサイはシャキシャキ系。豚のエキスたっぷりで甘塩っぱく中毒性を伴うスープとアブラを絡めて食らう。旨い。豚は大きな肉塊が2個。赤身は繊維質がホロホロ、脂身はトロトロ、肉の旨味がしっかり出ていていわゆる神豚。しかし何と言っても特筆すべきは、極太麺のクラスに収まらない、武蔵野うどんのような「超」極太麺。食感はパスタでいうところのアルデンテを軽く通り越して、内部はほとんど生、擬態語で表現するならバキバキ。麺1〜2本で口内が一杯になるそれをひたすら頬張り噛み続けると、顎とこめかみには過去に体験したことのない疲労感。しかし小麦という炭水化物の味がダイレクトに味覚を刺激して、実に旨い! 戦い終了。10分少々で完食。わかる人はわかるでしょうがこれは全然遅くて、下流の3人に先を越された。まあ少食なおじさんとしてはよく頑張ったのではないかと。また体調を整えて戦いに臨みたいと思います。

6

東京都

ロシア料理

Takafumi Koshinaka

細く急な階段を下った地下にある、昭和41年創業の老舗ロシア料理店。本日は飲み放題付きのコースにボルシチを追加。そのボルシチは冒頭に登場。ビーツの赤にサワークリームを溶かすと美しいピンク色。それ自体も美味しいけど、ロシアパンを浸していただくと…めちゃ旨。後続のコース料理も秀逸で、目にも鮮やかなビーツのサラダ、アンチョビ風味のチキンソテー、小麦の風味豊かなピロシキ、牛肉のウクライナ風赤ワイン煮込み。飲み放題はビールと赤白ワインというシンプルな構成ながら、ビールはサッポロ赤星。ワインは軽いが果実味豊かで、どんな料理にも合うタイプ。 地下の狭小店舗、1日に入れる客は限られるのだから少々高額な設定でもいいと思うけど、今日のコースは飲み放題込みで1人5,000円。とてもリーズナブル。ランチの露西亜式ハンバーグやロールキャベツなども人気だそうで、昼も間違いなさそうです。

Takafumi Koshinaka

久しぶりにインスパイアではない本物の二郎(^^) ラーメン小750円をニンニク少なめで。やっぱり美味いなー。うどんでしょコレ…と言いたくなる極太麺は、今時のインスパイアのハードなやつと比べると心持ちヤワだが、十分なコシで麺本来の味がストレートに感じられるもの。スープも微乳化で一見ライトだが、しっかりジャンキーで中毒性が高い。豚は味が染みたホロホロの赤身と脂のバランスが良くジューシー。 ここ小滝橋は二郎の中では地味な存在? それでも平日金曜の午後2時でほぼ満席。空席が一つだけあったのは幸運で、その後すぐに7〜8人の行列が発生。特筆すべきは、店の雰囲気が柔らかい。より端的に言うと、店員さんが無愛想じゃないw。あと、食べるのが遅くても待ち客の痛い視線を浴びたりしない。少食男子にはありがたい二郎です。

8

北海道

ラーメン

Takafumi Koshinaka

ちょいと観光で北海道は旭川まで。ここまで来たからには本場の旭川ラーメンを食さねばと、こちらの老舗に。看板商品のみそラーメン、大盛900円にバター50円。やや甘みを感じるコク深い味噌に、ニンニク風味とシャキシャキのモヤシ、そしてひき肉の旨味が絶妙にバランス。味が濃いのに重くない。追加したバターはかえってバランスを損なうというか、なくてもよかったかも。それくらいベースの完成度が高い。美味い! それにしてもさすがは有名店の本店。午後3時過ぎでも広い店内がほぼ満席の賑わいで、地元客やら観光客やらが続々とやって来る。見るからに一見さんの家族連れ観光客である私たちも分け隔てなく接していただき、はるばる訪ねたかいがありました。

9

京都府

立ち飲み

Takafumi Koshinaka

帰京前、新幹線の待ち時間を利用して京都駅近くで軽く立ち飲み。土曜の夜8時台、大勢のお客でかなりの賑わい。それもそのはずで、まず飲物が安い。ジムビームハイボール250円、生ライムサワー220円、熱燗小250円。立ち飲み屋であることを差し引いてもかなり低価格。次に料理がちゃんと美味しい。出し巻玉子250円は大きくてふっくら熱々、生ハマチ大根煮250円も大ぶりのアラがごろごろ。いずれもふつうの立ち飲み屋だと350円くらい取りそうな品。2015年オープンの新しい店内は小綺麗に保たれ、通りからよく見えるので入りやすい。 お代は税込1,220円、このコストパフォーマンスはちょっと驚異的。近所にあったらヤバいやつです。でも東京にも1軒ほしいw

10

石川県

鉄板焼き

Takafumi Koshinaka

ステーキといえば六角堂。地元では知らぬ者のない名店。創業は昭和48年というから、もう45年以上前。金沢市の東、緑に囲まれた卯辰山の中腹にあり、閑静な佇まい(…でもないか。観光客を乗せた大型バスなんかもひっきりなしに来るので)。ランチコースは税別3,300円の豪州産から、7,800円のA5ランク黒毛和牛まで。香ばしいにんにくチップの香りが食欲をそそり、写真の豪州産でも十分美味しいです。眼前の鉄板で焼いてくれる熟練の料理人との会話を楽しむのも乙。最後は別室に通されてコーヒーとシャーベットで仕上げ。美味しゅうございました。 ちなみにランチコースから前菜やデザートなどを抜いた「定食」はぐっとお安くなり2,200円から。個人的にはこちらの方がお得感は高い気がします。