Erimi Murata

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2016年9月末よりRetty本格開始。 浅草橋で働く、ただの食いしん坊会社員です。 何度も訪れたくなるランチ、カフェ、パン、スイーツのお店を中心に開拓中。 惚れたお店やメニューへの愛を暑苦しく語ることに全力を注ぎたいので、投稿は何度もリピートしてるか、初来店でも再訪確実なエクセレント評価のお店に限定してます。

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浅草橋駅

そば(蕎麦)

仕事納めの日の浅草橋ランチは、やっぱりお蕎麦で。「満留賀」さんは駅からすぐ近くで営業されている、かなり年季の入ったお蕎麦屋さん。この界隈のお蕎麦屋さんは、高級店では「あさだ」さんが有名ですが、こちらは地元民とちょい年配サラリーマンに大人気の大衆的な街のお蕎麦屋さんです。この日も早めにと12時前に入りましたが、あっという間に店内はおじいちゃんとおじさんでぎゅうぎゅう詰に。(テーブル席のみで、基本相席です。) お蕎麦屋さんながら私の一番のお気に入りは、美味しいお蕎麦を差し置いても食べたい絶品・「イカ天丼」。ですがこの日は夕方からの会社の忘年会に備えて、軽めに「海老つけそば」にしておきました。こちらも人気メニューです。 「海老つけそば」のつゆは微かにトロミと酸味が効いていて、小海老の天ぷらと長ネギがゴロゴロ入って蕎麦との相性も抜群。味付けはお醤油濃いめなのでテーブルの上に常備されてる大根おろしをどっさりかけて食べるのが好きです。でも食べ終わってから、やっぱイカ天丼食べたかったなあ…と思うのでした。最愛メニューが定まってしまうと、そればっかになるのが悪い癖です。 この日は既に仕事納めの会社も多く、街は人通りもすっかり少なくなっていましたが、満留賀さんの店内だけは凄い人口密度でした。相当古くて、しかも綺麗とは言えない店構えと店内の様子から、知らなければ入るのをためらう人も多いでしょうが、ここの人気振りは恐るべしです。

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浅草橋駅

ハンバーグ

レアのまま頂ける、蕩けるように美味しいハンバーグが食べたい時は、「肉食堂 優」さん一択!浅草橋界隈で肉メインのランチが食べられるお店の選択肢は多いですが、ハンバーグであれば個人的にははこちらがイチオシです。 こちらのお店は、老舗肉卸問屋のライセンスチェーンで営業されているというだけあって、お肉も上質な国産牛(A4〜5ランク)を使っており、看板商品のハンバーグは絶品です。お昼に肉が食べたい!それもハンバーグが!!という日は大抵こちらを利用しています。 店内はテーブル席、カウンターがあり、一人でも気軽に利用できます。またハンバーグは熱した鉄板プレートで提供されるので、油ハネが凄いですが、紙エプロンの提供もあり、店内の掃除も行き届いているので女性客にも人気です。 ハンバーグは120gから400gまで7サイズあり、ライスも別料金で量が3段階あるので、自分に丁度良い量でオーダーできるのも嬉しいです。ソースも数種類から選べ、更に追加料金でチェダーチーズ、トマト、アボガド、大根おろし、温泉卵などのトッピングも出来るので、自分好みにアレンジできます。私は「わさび醤油+チェダーチーズ」が気に入ってしまい、いつもこの組み合わせです。 ハンバーグは生の大盛りモヤシと一緒に鉄板で提供されます。お肉はかなりレアな状態ですが、肉質が良くそのまま頂いても美味しいですし、焼き石も付いてくるので好みの焼き加減にする事もできます。私は他所であれば火が通っていないハンバーグは敬遠しますが、こちらのハンバーグは別格。焼き石は表面をカリッとさせる程度に使い、中身はレアなまま頂いています。 ちょっと食べにくくて苦手なのはモヤシの山(鉄板が熱いうちに自分で炒めて食べるスタイル)ですが、原価と手間の大部分を良い肉につぎ込んでいると考えれば納得できます。 悩ましいのは、あんまり美味しい所為で、だんだんと自分が注文するハンバーグのサイズが大きくなりつつある事です。

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京成上野駅

甘味処

上野に行く時は訪れたいお店の一つ、あんみつで有名な「みはし」さん。自分があんみつに対して抱いていた冴えないイメージをがらりと一変させてくれたお店です。 戦後間もない昭和23年に、上野の地で開業した「みはし」さんは、まだ食料物資の供給が困難だった創業当時から現在まで、多くのファンに愛され続けて来た老舗甘味屋さんです。私も職場の先輩に教わって以来、ファンの端くれの一人ですが、好きだった上野松坂屋の店舗が撤退して以降はもっぱらテイクアウトのみの利用でした。先日機会があって、本店へ初訪店。久々にお店でしか食べられない「白玉クリームあんみつ」の美味しさを堪能してまいりました。 この日の訪店は開店直後、ガラガラの二階席で「白玉クリームあんみつ」をオーダーしました。(ちなみに一階は開店前からの行列客で満席になった直後、私は最初の二階席への案内客で、途中までほぼ貸切状態でした。) 運ばれて来た久々のあんみつにときめきながら、スプーンに餡、寒天、赤えんどう豆、ソフトクリームを掬い、蜜に浸して一口。様々な食感を一度に味わっているのに、全てが一体となって美味しい。噛み締めながら蜜の深みのある甘さがじんわりと広がって行くようです。味の決め手となっている蜜は、黒蜜と白蜜の中間。さっぱりしていながら黒砂糖の深い味わいがあり、全ての食材と調和しています。赤えんどう豆もよくあるボソボソ感はなく、ふっくらほっこりとしており、寒天も絶妙な歯ざわり。白玉も求肥もモチモチ感が抜群で、綺麗に四角く切り取られた餡も、滑らかで上質な甘さ。ソフトクリームの冷んやり感や、蜜柑の酸味まで、心地良いアクセントになる。 全体の調和を重視して選び抜かれた一つ一つの食材に更に手間を掛けて生み出される唯一無二の味わいに、毎回ただ感動するばかりです。 正直なところ、「みはし」さんのあんみつに出会うまで、自分にとってあんみつは嫌いとはいかないまでも、決して魅力的な甘味ではありませんでした。ボソボソした赤えんどう豆も、味気ない寒天や求肥も、あんみつを構成する食材は皆、食感も味もバラバラで調和が全く感じられず、子供の頃から何故あんみつとはこのような美味しいと思えない組み合わせなのか、解せずにいました。 ところが「みはし」さんのあんみつは、全てが際立って上質なだけでなく、全体の調和が見事に取れていて、最後の一口まで飽きる事なくうっとりするような美味しさ。 初めて食べた時は、今まで食べて来たあんみつは何だったのだと思う程衝撃を受けました。その時初めて、それまでの違和感の理由と、あんみつの美味しさを決めるのは、全体の調和だということに気づきましたが、「みはし」さんのスローガンに、「あんみつは味のシンフォニーです」と記されているのを見て、更に納得しました。これだけ味も食感もバラバラな素材を組み合わせて、味のシンフォニーを生み出すのは容易ではない筈ですが、それを長年に渡って日々生み出されている老舗の努力と底力にはただ敬意を抱きます。

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新宿三丁目駅

スイーツ

瑞々しく愛らしい、宝石のような「苺大福」を求めて。 博多発祥の老舗和菓子店「鈴懸」さん。福岡県内の他、名古屋や新宿伊勢丹にも店舗展開をされています。私がたびたび利用している新宿伊勢丹の店舗も、いつも人だかりができている人気店です。 今の時期なら、お目当はなんといっても冬季限定発売の「苺大福」。会計の列で前に並んでいた方々も、ほぼほぼ「苺大福」を購入されている程人気商品です。 こちらの「苺大福」は、平均的なサイズより若干小ぶりに作られており、一見大福に見えない、まん丸なフォルムがなんとも可愛らしいです。求肥の層が薄く、餡が透けたように見えますが、そこに粉雪のように打ち粉の化粧が重なることで、繊細な美も感じます。 そして断面もまた美しいです。大ぶりの苺をこし餡、求肥がそれぞれ薄い層となって取り巻き、あのまん丸なフォルムを形作っており、大福の中に苺がいる、というより、苺が大福を纏っているという表現が似合います。 それは味わった時にも実感するのですが、一口齧り付くと、求肥の弾力や餡の甘さよりも先に来るのが、まず苺の歯ごたえと瑞々しさで、巷でよく見かける苺が外に飛び出しているタイプの苺大福よりも、苺の存在感が大きい事に驚きます。餡も滑らかなこし餡でとても上質なものですが、あくまで苺の美味しさを引き立てる役目として、薄く苺を守るように包んでおり、本当に苺の魅力を最大限引き出す事を考えて創り出された大福なのだと実感します。 そしてもう一品。秋季限定発売の「栗きんとん」。こちらも栗の美味しさを凝縮した絶品です。個人的に、栗のお菓子の中でもモンブランと栗きんとんが特に好きですが、最上級品のモンブランと栗きんとんどちらかを選べと言われたら本気で迷います。栗きんとんは大概一口で食べられそうな小ぶりな(そして高い)お菓子なので、量的に言えばモンブランに軍配が上がりますが、栗の美味しさをより味わいたいと思えば、やっぱり栗の純度の高い栗きんとんを選びたくなります。小さくともちびりちびりと味わう至福は極上のモンブランと匹敵します。 脱線しましたが、こちらの「栗きんとん」も上質な栗を使い、なめらかに優しい甘さに仕上げられており、文句なしの美味しさです。秋季限定で、もうすぐ終了になるでしょうから、今年最後に味わう事ができて嬉しいです。

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朝の陽が差し込む心地良い空間で頂く、ハイクオリティな珈琲と朝食は格別! もはや説明不要なサードウェーブコーヒーの火付け役、「ブルーボトルコーヒー」。今まで新宿ニュウマンのお店にはたまに行っていましたが、青山店は今回が初めて。新宿のような簡易的なハイチェアか立ち飲みだけのコーヒースタンドを想像していたら、全然違いました。大きなガラス窓の外では紅葉で色づく木立が広がり、木漏れ日の差す広々とした気持ちの良い空間。コンクリート打放しの内装に、木を多用したテーブルや椅子。なんだこのリラックス空間。ちょっと旅先の素敵なカフェで朝食を頂くような気分でした。 この日は午前中に南青山で用事があったので、先に朝食を取るつもりで早めに家を出発。青山界隈で朝からやっている数少ないカフェの中から、こちらを選びました。 青山通りから一本細い道を入り、少し進むとお馴染みの青いボトルのイラストの入った看板が。記念撮影をしている外国人観光客の姿も見られました。ここも観光スポットなのかしら。 お店のある二階に上がり、広々した店内とゆったりした席に驚きつつ、「カフェラテ」と、レジカウンターのショーケースでサンプルがひときわ目を引いていた「ポーチドエッグトースト」を注文。朝食向けメニューが充実していましたが、新宿にはこんなのなかったような…。店舗の規模によって違うのかもしれません。 「ポーチドエッグトースト」。二分割されたトーストの上に、一つずつポーチドエッグが載っています。見るからに美味しそうですが、見るからに食べにくそうな子です。卵はかなりの半熟で、フォークを入れると黄身がどっと出てくるので、トーストはナイフで切って、卵を付けながら頂きました。シンプルですが、これが半熟加減もトーストの焼き加減も塩加減も良い塩梅で中々の美味しさ。 「カフェラテ」の豆はブレンドにして頂きましたが、ミルクと良く合い文句なしの美味しさでした。こちらのドリップコーヒーはちょっと酸味やコクのパンチが強めで、私には好みの当たり外れが大きいので、最近はもっぱらラテ系をオーダーするようにしています。 今回、朝方の訪店でしたが、アジアや欧米からの外国人観光客が目立ちました。特にアジアの女の子達、朝からハイテンションでエネルギッシュに楽しんでおられました。私もここでの時間をまったり楽しんでいたら、気づけば予定の時間まであと僅か。まったりし過ぎました。結局用事のあるいちょう並木近くまで必死に歩く羽目に。表参道駅付近から青山一丁目駅近くまで、死ぬ気で歩けば15分で到着する事が分かりました。(落ち着いた後で、地下鉄乗れば良かったのでは、と気づきましたが)