Suzuki ジュニアーズ

築地場外、最も活気がある門跡通りで、早朝から11時頃まで、マグロ漬け丼のみを供するカウンターの人気店です。鮪どんぶり 900円、大盛り 1,100円、夏季の限定丼 1,600円（価格は税込み、15年6月現在）。 築地場外を、散歩しました。 大正15年に寿司屋として、築地四丁目に寿司屋として開業。「○（まる）寿司」、「鮨清」を経て、マグロ丼の専門店として築地交差点の角地で今の形態として営業、現在の地・もんぜき通りの新橋側、「ラーメン若葉」手前に移転しています。 店名は店主の名字・瀬川より。 戴いたのは、デフォルト ■まぐろどんぶり　900円（税込） 「まぐろ」は本マグロのみ使用。赤身と中トロ。一般的に、この二つの部位の場合、味の濃厚な赤身が美味いんですよね。特に、づけの場合は‥。メバチが多いんですが、ここは本鮪一本槍。づけダレは、醤油の程よい辛味、程よい旨味と甘味。 切り身の捌き、断面も綺麗で、流石に専門店なんです。この日、ランチでも鮪を食べましたが、こっちが上でした。 まったり中トロ、濃厚旨味の赤身。いい～もんです。 酢飯は、江戸前と異なる白酢使用。さっぱり軽み。Goodです！その上に、もみ海苔、そして、づけ鮪の上には、山葵、生姜、大葉。この三種の薬味が素敵です。築地らしい生臭みではなく、上品な大葉、さっぱり生姜。女性っぽい、優しい味です。 そして、大根の漬け物と緑茶。 実は、食べるのは超・久し振り、二十年以上前だと思います。当時は、まだお昼に食べられた筈ですが、今は、11時には閉店。 食べたいなら、ティファニーならぬ、「築地・瀬川で朝食を」なのです。 （2015年6月訪問）

元「シニフィアン・シニフィエ」のブーランジェが顧問を務める、銀座～築地地区では、最良の本格ブーランジェリー。ジュニアーズのお気に入りです。勝鬨、森下と下町に支店展開しているのも特長です。 聖路加タワーそば、湾岸タワーマンション寄りから、下町・築地よりは、少し洗練された地域なのでしょうか！？ 小洒落た店が散見される地域に在ります。築地、月島、新富、入船などのエリアに宅配サービスをしています。焼き上がりは朝が多いので、早い時間に行くのが良いのかな‥！？ 銀座から最も近い販売所は、ここです。品数は少ないですが‥ ******************************** （2016年2月） 折峰のパンは、築地場外の入り口にあるＫＹビルの一階でも購入できます。 ■バゲット　380円位？ ********************************* （2015年6月訪問） 今回はお昼時に、翌日の朝パンを購入です。 ■ブルーベリーベーグル　237円（税込）★★★☆ 見た目のように、見事な狐色。丁寧な焼き加減の技。ほんのり甘いブルーベリーに、もっちり生地。 ■パンオセーグル　319円（税込）★★★ 全粒粉の小麦に、ライ麦も混じっているかしらん!?　香りがとても良く食べ応えもあります。ジャム、サラダやフィリングを合わせるのがお奨めの食べ方ですね。 お店が狭いのが難点ですが、とても良いパン屋。次こそ、角食だ！ ******************************* （2013年5月13日 初訪問） 以前から何度も通りすがり、気になっていたパン屋でしたが、信頼するレビュアー様のコメントを拝見して、平日の午後に訪問！しかし、午後遅めだった為、角食（３種類あります）が売り切れで、選択は少々難しかった。 ■クマちゃんパン 120円　★★★★ 整形が上手いので、食べるのが躊躇われます。泣く泣く割ると、中には山吹色の濃厚なクリーム、超美味しい！ ■バゲット ハーフサイズ 175円　★★★☆ 美味です。長時間発酵で、粉の味、旨味のようなモノが感じられます。塩加減が強く、バターすら不要、しかし、個人的な趣味で云うと、クラストが少し欲しいかなと思いました。 　 ■イイダコフォカッチャ 280円　★★☆ 築地っぽい一品ですが、持ち帰る際に型崩れしてしまうのと、お高いのが玉に瑕。もう少し、大き目のファミリーサイズにしてくれると助かるのですが… ■全粒粉 ソフトフランス　90円 ★★ 綺麗なパンですが、サンド用で存在感の薄いので、挟むモノ次第ですね。

成田の鰻と云えば『川豊』。本店は成田山新勝寺の参道でいつも混み合っていますが、こちらは大人数の宴会用で夜まで営業していますので、お酒を呑むならこちらが便利です。 電話予約をしようと思ったら、コースならお受けできますがと云われ、5,400円のコースを予約しました。もう4千円代、七千円代のもありました。内容が分からぬままに、行ってみると、玄関に、仰々しい、以下の歓迎案内。 本日のご宴会　ジュニアーズ様 えぇっ、宴会なの！？２名なんですけど… 名前を申し出ると、個室へ案内され、宴会なので瓶ビールのみと云われ、嬉しいやら、気恥ずかしいやら…更に、出てくるのは、完全フルコース。松茸土瓶に、お造り、天ぷら… ■瓶ビール　　　700円 乾杯でスタート。 ■宴会コース　5,400円 前菜・水菜のお浸し お造り・鮪、鰆、烏賊 土瓶蒸し・松茸、鶏肉、銀杏 天ぷら・海老、キス、茄子 蓮根蒸し・キノコあんかけ ホイル焼き・鱒、エノキ茸 うな重、肝吸い、お新香 水菓子：シャインマスカット、グレープフルーツ いやはや、温泉旅館のような、有難迷惑のような、豪華な品々が続々登場。 当然ながら、それぞれの質は高くはありませんが、天ぷら以外は、どれも一定レベルの料理。量も多いので、お酒は控えないと入りそうもありません。 特に、松茸土瓶蒸しは、これだけでも町場なら1500円級を思わせる内容。蓮根蒸しから、ホイル焼きへ続くころには、お腹いっぱい。 しかし、〆の鰻の為に、わざわざ成田まで来た訳で、腹が破裂しようが食べないわけ行きません。 うな重の蓋を開ける前、一瞬目を閉じ、ジャイアント白田がテレビ東京の「テレビ・チャンピオン：大食い選手権」の映像を思い描きます。すっくと立ちあがり、≪クマ落とし≫！よし、これで、ジュニアーズの胃袋に１０％の余裕が生まれます。 駅から徒歩５分。悪くない場所にありますので、ここで鰻重と麦酒で東京へ帰るってのもありですね。わざわざ、予約無しでも、愉しめそうです。 （2015年10月初訪問）　

2015年『ミシュラン』ガイドにて、ピブグルマンとして掲載されている一軒。創業1996年、平成を代表する有名ラーメン店。 平日の開店10分前、雨だというのに、既に10名ほどの並び。開店時間で入店が始まると、一人目の待ちでした。 ご夫婦経営の店、その奥方・高野多賀子さんの名前から、店名『多賀野（たかの）』 ♩本日のBGM・山下達郎ヒットメドレー♪は、ご夫婦の趣味でしょうか！？ 初訪問のジュニアーズ、注文はデフォルト・ラーメンと決めています。食券機にて、事前にチケットを購入。 有名店ゆえ、メニュー紹介は割愛させて戴きました。 ■特製ラーメン　970円　 席に着いてから、待ち時間５分程度で着丼。 具材いっぱい、壮観な見た目です。麺は中太、軽いアルデンテで歯応えを残します。機械がありますから自家製の様です。 スープは、目の前で、丼の注ぐ際、煮干の汁を注いで完成させていましたので、豚の拳骨、秋田比内鶏など、複雑な出汁の仕上げに、煮干出汁の風味付けを行っている様です。呑み進めると、隠し味に鷹の爪が沈んでいます。 970円と云う値段、それ以上と云ってよい、豊かな具材が並びます。 焼豚は、腿とバラでしょうか、部位の異なる2種×各２＝計４枚。醤油のコク、脂のバランス、隙のない仕事です。 大量のメンマ、臭みは強いのですが、柔らかく煮込む際の塩、醤油などの味付けが絶妙です。 その他、ネギ、海苔、しかし、何と云っても、煮卵は特筆に値する逸品！こんな煮玉子初めてです。違いは、白身の柔らかさ。ふんわり、柔らかい白身なのに、黄身も生過ぎず、温度調節など…特別なボイル方法でもあるのでしょうか？奥久慈卵のなせる技なのでしょうか？ どの具も、国産素材のみ、具の素晴らしさは有名店の中でも、秀でていると思います。 平成ラーメンには、懐疑的なジュニアーズでしたが、 何でしょう、この満足感‥ 惹句で【ラーメン劇場】と称してみたのは、平成ラーメンの大きな魅力が、カウンターで店主（この店の場合ご夫婦）の調理の一挙手一投足が眺められる劇場型に在ると思えたからです。 余裕のある大きな調理場、派手なパフォーマンスでは無い、地味な湯切り、盛り付け、洗いなどの作業ですが、見ていて飽きさせません。真摯な姿勢が伝わってくるからです。 ラーメン劇場は、寿司屋と違い、会話は不要。これも一興。我々観客は、店主たちのパフォーマンスを眺めながら、一杯の丼と云う小宇宙と、そして一瞬・己と向き合います。 平成ラーメン、此処に、極まる！ （2015年7月初訪問）