Risa Nagamineさんの My best 2022

味覚でここまで感動したの、いつぶりだろう？生まれた時から舌に染み付いている和ダシベースによる「うんまい」ものはラーメン始め多々遭遇することがあるが、フレンチに代表されるような自分の脳みその中には用意されていなかったフードの食べ合わせで感動するときは、純粋な驚きも含めてその脳天直撃度は筆舌しがたいものがある。 ここはそんなことを思った久々(もしかして初めて？)のレストラン。 入店前、スケルトン丸見え系な外観からうかがえた雰囲気はちょっと予想とは違ったこと、入店後も席に備わったドロワー内のシルバーと本日のコースメニューの案内が忘れられておりこちらから聞かない限りシルバーが無い状態のまま料理が運ばれてきたこと、意外にも騒々しい店内、自撮りしまくりながら、自分の「パパ」の話を大声でしている隣の若い女の子たち、あからさまに料理説明棒読みなホールの若い男性スタッフ、などなど最初の料理を口にするまで不安な要素が多く戸惑ったが、最初の一皿を口にしてからそんな不安も一気に吹き飛んだ。ワインペアリングSも一緒に頼んだ(むしろこれがお目当て)が、どれも素晴らしいマリアージュだった。このペアリングによってどの食事もそのポテンシャル以上の味が引き出されていたと思う。 とにかく色んなスティルワインを飲みたいと思っていたけど、シェリー、シャルトリューズのカクテル、甘口×2、お花の香りが特徴的な珍しい品種を使った日本のロゼなど、自分では絶対に選ばないような様々な場所の様々なタイプのお酒をお料理と合わせてもらったことで、結果的に料理とお酒の科学について思いを馳せるより良い経験となった。意外性があるものを挟みつつ、メインにはしっかり外さない定番の合わせ方をしたりと素晴らしいエンターテイメント性だった。また、ソムリエの方が途中からお酒に関する説明を詳しくしてくださってよりそのお酒を美味しくいただくことができた。 ステレンボッシュの甘口を合わせてくれたこの店を代表するフォアグラのクリスピーサンド、自家製チーズ、大量の熟成コンテが削られた新玉ねぎの蒸し物(このコンテがアミノ酸ジャリジャリで新玉ねぎの甘味と塩味の組み合わせが美味しすぎた)、コリアンダーなどアジアンな香りを持つシャルトリューズのカクテルを合わせたエビとアボカドのカクテルは、エビもアボカドも好きじゃない私でもビックリするようなマリアージュで楽しめたし、最後に出てきたイチゴとクリームチーズのデザートは今まで食べたスイーツで一番美味しかったかもしれない、、どれも本当にネクストレベルの味だった。そして帰宅後気づいたけど、あんだけ色んなお酒を飲んだのに全く頭も痛くないし酔っていない。 毎月コースメニューが変わるらしいので、月一の楽しみにしたいと思う(まだ食べ終わったばかりなのに既にもう行きたい)。

新井薬師のランチで一番美味い 値段とクオリティが良い意味で合ってなくて心配になる メインのお肉料理はもちろんのこと、ポテトサラダ、スープの味付けまで異様にめちゃめちゃうまい 特にランチステーキの独特のタレは中毒性がやばすぎる このお店の近所に住んでることが誇り 今日もごちそうさまでした