西田 貴

西田 貴さんの My best 2016

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福岡県

喫茶店

西田 貴

No.0777【ブラジレイロ/博多区店屋町】 ( ゚∀゚){ 777投稿目!!!!!!! ) 博多最古の喫茶店「ブラジレイロ」さんでアイスコーヒーを飲みながらこのリポート書いている。 福岡市内で「喫茶店」と言ったらまず思い浮かぶ店だろう。 その前身の創業は1934年(昭和9年)。戦前のことである。 1930年(昭和5年)、日本人移民の多かったブラジル・サンパウロ州のコーヒー局が当時はまだ珍しかったコーヒーのプロモーションと代理店を兼ねた「カフェ・ブラジレイロ」(本店)を大阪・梅田新道にオープンさせた。同年には東京・銀座に、その翌年には神戸・三宮と京都・四条河原町に次々と支店を展開した。そしてその3年後に博多に出来た5店目が現在の店屋町にある「ブラジレイロ」の源流である。所謂全国チェーンのカフェの「博多支店」だったのである。店内には当時のエンブレムが飾ってある。 創業当初は店屋町ではなく那珂川にかかる西大橋の東中洲側に店を構えた。当時としては非常にモダンな総ガラス張りの白い外観で中は吹き抜け。ジャズのレコードが流れ、キャパは250席という広い店内。鯉や金魚が泳ぐ噴水もあったそうだ。古い写真を見ても喫茶店ではなくウェディングレストランやセミナーホールを想像してしまう。さぞや当時の博多っ子には自慢だったことだろう。現在この場所には九州文壇の取り纏め役であった小説家・詩人の原田種夫の記念碑と「人」というモニュメントがある。「人間」という詩碑と共に「思い出の記」という石碑があり、当時のブラジレイロの様子や、師事した北原白秋を迎えて出版記念会を行ったエピソードが刻まれてある。原田種夫や若松出身の小説家・火野葦平、「ドグラ・マグラ」などの探偵小説で知られる夢野久作など当時の地元文豪・文化人の溜まり場でもあったそうだ。 しかし時代は戦争へ。空襲の激しくなった1944年(昭和19年)、建物強制疎開によって東中洲のブラジレイロは跡形もなく取り壊されてしまう。全国展開していたブラジレイロも解散することになる。 終戦の翌年、1946年(昭和21年)に最後の支配人だった先代の中村安衛氏(2代目 中村好忠氏[現 福岡市喫茶組合理事長]の父)が奥堂で「レイロ」として再興。コーヒーに飢えた博多の人々は長い行列を作ったそうだ。そして1951年(昭和26年)に店屋町に正式に「ブラジレイロ」として新店舗を開き現在に至るのである。 私のブラジレイロとの出会いは6歳の頃だったと思う。意味も分かって無いくせにガンダムというだけで公開されたばかりの「めぐりあい宇宙」を父親にねだって中洲の映画館まで連れて行ってもらった帰りだった。 父親は思い出したかのように「レイロにでも久々に行くか」と言ってこの店に寄ったのだった。アイスコーヒーを飲みながらこの店に通った文豪の事やら博多の歴史のウンチクやらを語っていたが…ガンダム以上に小学校低学年の私には理解できなかった(笑) ちゅうことで前置きが非常に長くなってしまうのは毎度の事なので気にせず本題行こう。 ■ミンチカツレツ(950円) 本来ならば自家焙煎コーヒーの事を書くべきなのだろうが、今回は私の愛して止まない洋食メニューをピックアップさせて頂く。 宮崎さんなんか2回もリポートしとるけんね(笑) 予約必須の1日15食限定の一番人気のメニュー。 思わず「ノックオン‼」とホイッスルを吹きたくなるラグビーボール形状のミンチカツレツ。ビジュアルでも楽しませてくれる。どうやったらこの形のまま揚げることができるのか?いつも気になってしょうがない(笑) クリスピーでサクサクな衣に包まれており、両端はカリッとしていて中央に近づくほどフワっとした食感。中にはギッシリと詰まった鶏と豚の合挽きミンチと玉葱。ナイフを入れると肉汁がほとばしる。至ってシンプルそうに見えて芳醇なデミグラスソースと絡むと毎回「バリウマ」と叫んでしまう。 ☆☆☆☆☆☆☆ この様に他店では見られないブラジレイロオリジナルの洋食は1953年から入店し77歳まで勤め上げた熟練調理人の納家氏のアイデアによるものだそうだ。 ミンチカツ自体は昔から存在するがこのような形状になったはここ数年のこと。確かに以前は俵型だったし中身は牛と豚の合挽きミンチだった。このように伝統の味を守りながらも新しいスタイルも取り入れ時代の変化に対応していく姿勢がブラジレイロが長年の間、福博の人々に愛され続ける理由である。 最後に今回色々とお話を聞かせて下さったSukasakiさんの高校の大先輩である2代目の奥様に感謝を表したい。 #洋食 #ミンチカツ #喫茶店 #福岡市博多区 #福岡県

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福岡県

焼き鳥

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No.0760【皮焼 焼鳥 サンバ/福岡市中央区薬院】 ( ゚Д゚)/{今年も讀賣3タテ‼) 昨年に引き続きホークスは讀賣を3タテ。一昨年からの対戦成績はホークスの9勝1敗。これで2005年から始まった交流戦での対讀賣 通算成績はホークス30勝18敗となった。 特に6/12は城所が2打席連続ホームランと一塁線への絶妙な内野安打という猛打賞の大活躍で讀賣を粉砕した。まさに「城所劇場」ここにありだ。 ( *`ω´){見たか讀賣‼ これが世界のキドコロだ‼) これで40勝到達。貯金25。まだまだ貪欲に目先の勝利も狙うと語る工藤監督。 交流戦は残り6試合。昨年日本シリーズで対戦した東京ヤクルトと神宮で。初戦の先発が新垣なのがホークスファンからすればちょっと切ない。セントラル・リーグでの成長と活躍を見せてもらおう。 後は西宮で〆やね。デイリーにぐうの音も出らん記事ば書かせちゃりぃ。 ちゅうことで。 …………………………………………………………… (´・Д・)」{またまたまたまたまた〜 ) 気分が頗る良いので祝杯を上げよう。 プロ野球に興味が無いのに宮崎さんと愛ちゃんと植松くんと吉田くんを巻き込もう(笑) ズバリ「皮焼 焼鳥 サンバ」さん。 薬院大通から一本入った筋にひっそりと佇みながらも、常に賑わう人気店。 宮崎さん御用達の店でもある。創業は2014年9月とまだまだ新店だが素晴らしい焼鳥を提供してくれる。 あのグルグル巻いた「鳥皮焼」を看板メニューに据えるのを見れば…福岡の焼鳥好きは「ムフフ」となるのは当然のことだろう。 御主人は[たかが焼鳥、されど…]で有名な「かわ屋」のご出身。なるほどね。 ハイボールで喉を潤してからオーダーを(喜) ■皮(100円) とりあえず20本。って普通の注文やね。何本だっちゃ食えるけん(笑) 鳥の首皮を巻き付けるように串に刺した他県では見られないスタイルの焼鳥。自家製のタレに漬け、焼くという作業を数日繰り返して完成する。余分な脂分は落ち、サクッとした食感の中に熟成された旨味がギュッと凝縮されているのが分かる。この手の焼鳥はやっぱしヤミツキになってしまう。 ■ササミのしぎ焼(2本で1皿/350円) これも絶品。プリンとした新鮮なササミを絶妙なレア加減で焼き上げる。この時点でもはやササミと思えない。食感も堪らない。合わせるのはオリジナルのわさび醤油。よく合う。鳥刺しとはまた異なるアプローチをした、レアの真髄を楽しめる一品だ。 ■バラ(100円) ■とり身(100円) ■ダルム(100円) ■タン(200円) ■玉ねぎ(100円) ■ピーマン(100円) ■しいたけ(150円) etc… ☆☆☆☆☆☆ 付け加えたいのが野菜類。仕入れ先がしっかりしているのだろう。私が今まで食ってきた焼鳥屋の中でもトップレベルの美味さだと思った。 〆にサービスの鶏スープも出てくる。白濁した鶏白湯タイプ。下手な水炊き屋より確実に美味いだろう。 そしてコストパフォーマンスも圧倒的。 けっこう飲んだはずだが、一人3000円切ったけんね。 こりゃリピートどころか常連になりたい店やわ。 週末は予約必須。 ヽ(`Д´)ノ{一度食ったらアンタもヤミツキ。これが薬院サンバの皮焼タイ‼) (´Д` ){え⁉ 今日ホークス逆転負け? たまにはいいくさ。) #焼鳥 #皮焼 #居酒屋 #城所 #福岡市中央区 #福岡県

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福岡県

ラーメン

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No.0775【味一/早良区西新】 (´・Д・)」{ まだ19年⁉ ) ホームグラウンド西新。呑んだくれると自然と私はこの店に足が向かう。まるで夢遊病者である。 「味一」さん。 オレンジ通りから城南線に抜ける西新が誇るラーメン街道。そして激選区。「海豚や」、「暖暮(西新店)」、「はじめ(1号店)」、「潤」、復活した「しばらく」… その核となるのがこの店だと私は確信している(笑) 学生の頃から通うが、まだ創業19年なのか。もっと昔からあったような気がする。最近は記憶障害が甚だしいわな(恥) 呑んだくれるにもレベルがあるのだが、デロンデロンに酔っているパターンの時だけと付け加えておこう。 ちゅうことで早速本題行こうか。 ■激辛ラーメン(550円) 正直、舌が馬鹿になっているのである。そういう時こそ、このラーメンを体が欲してしまう。 翌朝に腹痛でトイレに行って初めて昨晩何を食ったのか?と気付くという悪循環。どうにかして欲しいものである。(テメェで何とかせぇよバカチンが。)(´Д` ) 元来のスープのクオリティ自体は非常に高い。福岡スタンダードの背骨とゲンコツをじっくり炊き出してコクと存分なまろやかさを残す出汁にかえしはシンプルな醤油ダレ。こってりさも十分楽しめる。 その中に香り高いたっぷりの唐辛子が加わる。まるで血の池地獄である(笑) ばってん、それがクセになる魔力を含めているのだ。酔っている時は何ちゃないのだが、素面で啜るとその辛さに足元をすくわれるので要注意だ。 麺は極力「カタ」以上で食った方が良い。本来のスペックを存分に楽しめるから。 歯応えあるその弾力まで楽しめる中麺だ。コアなファンを多く持つ友杉食品(博多区吉塚)のものである。香ばしさを残すチャーシューと一緒に口に含むと幸せな気分になれるのは私だけでは無いはずだ。 ☆☆☆☆☆ やっぱし西新で呑んだくれたらこのラーメンに限るわな。鼻の奥から突き抜けるような唐辛子の香りと存在感。そして麺の喉越し。何が欠けても成立しないこのフォーメーションは「味一」しか当てはまらない。 ナンダカンダ言って愛しとるけんね‼︎ (=゚ω゚)ノ{ 西新で呑んだくれたら〆はやっぱし「味一」バイ‼ ) #ラーメン #激辛ラーメン #福岡市早良区 #福岡県

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居酒屋

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No.0786【魚虎/八幡西区熊手】 (≧∇≦){なんというクオリティ‼) 最近、ハマり気味の黒崎。 かつてのような活気は無くなったが、数多くの美味い店ががまだまだ存在する。 その中でも言わずと知れた名店、「魚虎」さんを今回はピックアップする。 創業して8年程。元々口コミから魚介系居酒屋の人気店だったが、2014年版の某ミシュランガイド(福岡・佐賀)にも掲載されてからは爆発的な人気となった。聞いたところによると平日でも予約は1ヶ月待ち、週末となると2ヶ月以上とのこと。なかなか簡単に入れる店ではないのだが、今回は東京から帰省中の私のグルメ師匠にお誘いを頂き御相伴に与ってきた(嬉×5)。 黒崎商店街の外れ、熊手市場。その裏路地という部外者には、ちとハードルの高そうなディープなエリア。煌々と照らされた「魚虎」の看板が眩しい。外とは打って変わって店内は非常に明るい雰囲気で活気に溢れている。 天然モノの魚介を基本とする。刺身、焼き、煮付けとあらゆるパターンの調理方法を駆使して魚介本来の美味さを味あわせてくれる。 ちゅうことで本題に入ろう。 ■ゴマひらす(680円) ■ゴマタイ(680円) この店に来たなら必食のメニューである「ゴマひらす」。注文しない人なんていないだろう。ブリ属の中でも漁獲量の少ないヒラス(ヒラマサ)がほぼレギュラーで食べられる。プリプリの歯応えの刺身に北部九州ではメジャーな甘めの特製胡麻ダレがじっくりと絡む。一口食べる度に「ちょっ‼ 何すかコレ‼」とニヤけながら叫んでしまう(恥) 同じ胡麻ダレを使った「ゴマタイ」はブリとは異なるしっとりと食感。食べ比べると、相乗効果でどちらの味わいにも虜になってしまう。非常に危険だ(笑) ■ブリのあらだき(780円) 丁寧に処理されたブリカマをセオリー通りに焚き上げているのだろうが、何か一工夫あるのだろう。脂の乗ったブリのトロンとした身が口内に広がると今度は無言になってしまう。黙々と骨の髄まで味わおう。 ■タイラギ貝柱あぶり(980円) 有明海ではほとんど獲れなくなったなんてニュースしか聞かなくなったタイラギ。お目にかかる機会も少なくなったがこの日はラッキーだった。炙りなので本来の旨味と甘味が引き立っている。タイラギってこんな味だったっけ?と思いにふけりながらも箸が止まらないのである。 ☆☆☆☆☆☆☆ 今まで食って来た魚介系の居酒屋では間違いなくトップクラスの店だ。日本酒の種類も豊富。酒の事は全く詳しくないが料理は甘目のものが多いので辛口の寒北斗(福岡・嘉麻)が良いだろう。黒崎の魚には筑豊の酒がよく似合う。 何ヶ月先でも予約取ってまた来るけんね‼︎ ( `ω´){本当に美味い魚を食いたいなら黒崎の「魚虎」さんに行くべし‼︎) #居酒屋 #魚料理 #海鮮料理 #北九州市八幡西区 #福岡県

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No.0789【カリーライス専門店エチオピア 本店/千代田区小川町】 御茶ノ水駅からひたすら明大通りを突き進む。自然と速足になっているのがわかる。一刻も早くあの店のカレーが食べたいのだ。 神田神保町界隈は古書の街だが日本における「カレーの聖地」や「カレーのメッカ」とも呼ばれる。 数多くのカレー店が濫立する激戦区であるが、今回は私がこのエリアで最も多く足を運んだ店の一つ『カレー専門店エチオピア本店』さんをピックアップする。 カレー好きなら誰もが知っている有名店。1988年創業なので28年目を迎える。 「エチオピアってアフリカの東部にある国だけど、カレーが有名なの?」と疑問を持つ人も多いだろう。元々はカレーとコーヒーの専門店だった為、そのコーヒーに使用する豆の産地が店名の由来となった。現在は小川町の本店の他に御茶ノ水や高田馬場にも店舗を展開している。 ちゅうことで本題にいこう。 ■チキンカリー[インド風](900円) ビーフカリーと双璧を成すエチオピアのスタンダードメニュー。一皿毎に作るので多少時間がかかるが、その間に付け合わせのジャガイモをマーガリンで頂く。案外これも楽しみの一つだ。 辛さは70倍まで指定できるのでお好みの辛さで。ただ2~3倍でもかなり辛いので苦手な人はノーマルが無難だろう。私は5倍を選択した。 程なくして独特の香りを放ちながらがチキンカリーが登場。涎が止まらない。 小麦粉を使用せず時間をかけて煮込んだ野菜でトロミを出し、独自にブレンドした12種類のスパイスが加わったルゥがセオリー通りに硬めに炊き上げられたライスの上にたっぷりとかかる。素人目だがクローブやカルダモンとクミンが際立っているように感じる。ちょっとトロミが残るが概してサラサラな感じである。その上にはドンと若鶏の胸肉が陣取る。ルゥ自体が非常にスパイシーなのでこのあっさりとした胸肉感の歯応えを残すチキンとの相性は良い。ホクホクの食感のひよこ豆とスパイシーさを抑えるピーマンもアクセントになっている。 ☆☆☆☆☆☆ (^ω^){相変わらずウマカー!! ) 食った後に他店以上に体がポカポカしてくるのも特徴。ひとつ言っておくが非常に中毒性が高いカレーなのでハマれば何度もリピートすることになるだろう。多くのカレー店が存在する神保町界隈で一線を張り、長年の間ファンの心を離さないのは、カレーに対して妥協を一切しないこの店の姿勢なのだろう。 また来よう。 ( ゚Д゚){神保町に行ったら「エチオピア」さんのカレーは必食やけんね!! ) #カレー #スパイスカレー #カレーライス #千代田区 #東京都

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餃子

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No.0792【いづみ/八幡西区黒崎】 (・∀・){ベリー・ベスト・オブ・八幡餃子!!!!) 先日、海鮮系居酒屋の名店「魚虎」をリポートしたが、今回は黒崎で私が最も愛する餃子の名店をピックアップしよう。 ズバリ「いづみ」さん。 鉄鍋餃子発祥の地、八幡が誇る1965年創業の老舗。地元でも絶大な人気を誇る。 最初の店舗はすぐそばにあったが火災の為31年前に現在の場所に移転した。福岡の餃子好きで、その名を知らない人はモグリだろう。 以前ほどの活気が感じられなくなってしまった黒崎。この店は商店街からも少し離れた路地のような場所にあるが平日でも16時のオープンと共に客が押し寄せてくる。 早めの時間だったが、この日はタイミングよく少々の待ちで入店することが出来た。ラッキーである。 L字カウウンター(17席ほど)のアットホームな雰囲気の店内。私は毎回短いレンジの方に着席させられる。たまたまなのだろうが一度でいいから長い方に座ってみたい(笑) ちゅうことで本題。 ■焼ぎょうざ[1人前/10個](480円) マダムの職人技をサイドから眺めながら芋焼酎を煽るのが定番なのだが、隣の子供が飲む瓶キリンレモンに心を奪われ、思わず同じオーダーをしてしまうアラフォーのおっさん(笑) 飲みたいもの飲めばいいっちゃ。 シングルのコンロで鉄鍋をカンカンに熱し、油を馴染ませ餃子をオン。セオリーどおり水を回して蒸し焼きにする。そして再度蓋を開き餃子をひっくり返し焼き上げる。一見、単純そうに見えてタイミングを外せない熟練の技術である。 程なくしてアツアツの餃子が登場。整列することなく雑然と鉄鍋に鎮座する“二等辺三角形”のビジュアルは、自信に満ち溢れているようにさえ見える。 特徴的なのはその包み方。他店よりも厚みがあるのだが、中の餡を包み込むはずの皮が一辺のみ残し開いているのだ。破れたわけではなく、デフォルトで中の餡が見えている餃子を私は見たことがない。ではオリジナルの七味ベースの辣油をたっぷりとタレに入れて頂こう。 こんがりと焼きあげられた皮はパリっとしているのは当然ながらモッチリ加減も十分に残す。皮が開いているのでドライなようだが肉汁は十分感じるのは不思議だ。白菜、ニラ、豚肉のバランス、そしてガツンとした存在感のあるニンニクの風味。 (゚∀゚){チカッパ ウマイッチャ!!!! ナンイイヨーカッチャ!!!) この絶妙なコンビネーションが堪らない。当然箸が止まらなくなるわな。 一度食べたら忘れられない味である。 ☆☆☆☆☆☆ 今まで様々な餃子のリポートを書いてきたが、こちらの餃子は他のどのタイプとも異なる。鉄鍋という括りでは片付けることの出来ないオリジナリティとクオリティを備えたものだと私は考える。 ■水ぎょうざ[1人前/8個](500円) も美味いし「やきめし」も人気がある。改めてリポートしたいと思う。 注意すべき点は、壁側に陣取る空席待ちの人々からのプレッシャー。リボルバーを突き付けられているようでカウンターの人は落ち着かなくなる(笑)   食べ終えれば速やかに会計を済ませ退席すること。鉄則である。 ( ゚Д゚){黒崎行ったら『いづみ』の餃子を並んでも必ず食うべし!! ) #餃子 #水餃子 #八幡西区 #北九州市 #福岡県

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定食

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No.0791【青空食堂/那珂川町片縄】 (≧∇≦){ 青・空・食・堂 ‼ ) みんな大好き「青空食堂」。 私自身も愛して止まない、片縄のシンボルと言っても過言ではない那珂川町を代表する“ザ・肉食系定食屋”であり、有名店である。メディアでも取り上げられることが多く、Rettyでもお馴染みの店になった。こちら方面へ来る時は必ず立ち寄るのだが、この店の情報はひた隠しにしたい自分がいる。だが今回は久々にこの店について書きたいと思う。 創業して11年目。地元の方以外は車じゃないとなかなか訪問するのは厳しいが、昼時はピークを過ぎても客で賑わっている。様々なジャンルの飲食店が入り乱れ、入れ替わりも激しいこのエリアで10年以上続くのは御主人の肉に対するこだわりと、活気に溢れた店員さんの対応、サービスの良さによるものだと考える。 ちゅうことで本題に行こう。 ◾️ガッツリ!ステーキ定食(シングル200g / 1,000円) ※めし・汁物・漬物はお代わり自由。生玉子一個付き。 期間限定のメニューである。いつまで?かは聞きそびれてしまった。店に入る前はピリ辛とりみそ定食モードだったのだが、このメニューが目に入った瞬間シフトチェンジしてしまった。正直、焼肉という言葉よりもステーキという言葉に私はめっぽう弱いのだ(笑) 脂身の少ないオージービーフを使用。こんがりと焼かれた外観と赤身のコントラストが美しい。鉄板の上で奏でられるジュウジュウという音も食欲をそそる。一口含むとそのジューシーな肉汁がパーッと口内に拡がり、閉じ込められた旨味が後を追ってくるのがわかる。 さらにその味を引き立たせるのは青空食堂オリジナルの(焼肉)タレ。非常にフルーティであらゆる肉料理にマッチする魔法のタレである。これまたオリジナルのわさび醤油や塩コショウもあるのでお好みで使い分けると良い。一切れ食べる毎に麦飯を茶碗一杯ずつ食べてしまい、玉子かけご飯にするのを忘れてしまいそうな勢いの定食である。 ☆☆☆☆☆☆ 以前にも書いたが「牛のブランドで勝負してるわけではない。ただお客さんに美味しい料理でお腹いっぱいになって満足して欲しい」とご主人は仰っていた。佐賀牛など良い肉を使用するメニューも青空食堂には存在するが、満足というコンセプトならCPも含めて今回はベストかもしれない。 ただ他のメニューも紙一重なくらい秀逸なので次回またリポートしたいと思う。 (=゚ω゚)ノ{ 改めて声を大にして言おう。青空食堂は鉄板であると[掛詞]‼ ) #ステーキ #定食 #筑紫郡那珂川町 #福岡県

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寿司

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No.0772【鮨と和の食 清吉/早良区原】 (¬_¬){ 今回はしっとりといこうかな? ) 原1丁目の筑肥新道沿い、言ってみれば住宅街の中に店を構える「鮨と和と食 清吉」さん。1967年創業。メディアでもよく取り上げられる有名店であり地元に密着した老舗でもある。味も間違いない。 私が小学生の頃までは「清吉鮨」として、かつて高取2丁目交差点周辺にあった「もみじ市場」の一角に店を構えていた。もう30年以上前の話だ。まだ若い見習いの職人の兄さん達にキャッチボールとかしてもらったな。その後、原に移転した。 強烈に覚えている事がある。鮨桶を満載してさっそうとスーパーカブ(メイトだったかもしれない。バーディではなかった)で出前に出動した見習い職人の兄さん。フルスロットルで飛び出したのはいいが、出前機(カブの後ろとかにぶら下がっている出前の料理を入れる例の装置)から鮨桶を全部ブチまけてしまったのだ。道路沿いに散乱する鮨・鮨・鮨… (´Д` ){ もったいない…) そのブチまける瞬間を目撃したのは私だけだった。出前機への乗せ方が悪かったんだろう。私の生まれて初めてのカオス体験だった。呆然する兄さん、店から飛び出してくる他の職人さん達。兄さんはしこたま怒られたんだろうな。…とこの店に来る度に思い出す。 2008年に外観から内装まで改装して現在のようなお洒落で落ち着いた雰囲気になった。現在は東京や博多の名店で修行した2代目が引き継いでいる。 今回は祝事で訪問。 ■御祝懐石コース(昼 4500円〜/酒代は別) 素材は画像の通りこのエリアではレベルが一つ頭が抜けている。ネタの仕入れは長浜市場と柳橋連合市場で店主自ら仕入れているという。 涼しげな小鉢から始まり、旬の魚がメインの刺身の盛り合わせ。鯨ベーコンまで入っているのがニクいね。 アオサの入った茶碗蒸し。桜海老とのコントラストも美しく、素材の風味を存分に感じさせてくれる一品。 鯛のあら煮。甘辛さが絶妙な加減。引き締まった鯛の身も崩れるほど柔らかくなっている。 そして鮨。もう中トロに尽きるわな。これだけ見事な中トロはこの周辺でこの値段じゃなかなか食えんよ。脂の乗り方は言うまでもなく、「マグロってこんな味なのね‼」と再認識させてくれる深い旨みを兼ね備えている。ネタだけでなくシャリも熊本・七条米を使用し、赤身・白身どちらにも合うよう酢をブレンドしている。 ☆☆☆☆☆☆ 何べん食っても清吉さんの鮨は美味いわ。 他に天ぷらやデザートも付く。夜のコースはまた印象が異なる。もちろん、住宅街の店なので見た目よりも敷居は高くない。だって私が行けるくらいだから(笑) お手軽なコースもあるので安心を。 (=゚ω゚)ノ{ 原の名店「清吉」の鮨はレベルが一つ抜けとるバイ‼ ) #鮨 #寿司 #和食 #懐石料理 #福岡市早良区 #福岡県

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餃子

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No.0788【五十番/久留米市東町】 (・∀・){♪ちっちゃな頃からゴルバチョフ〜 15で書記長 ゴルバチョフ〜 ) …などと唄いながら文化街で呑んだくれる。 何食っても美味く感じるのは久留米がB級グルメ天国だから。もちろんA級のグルメも美味のだろうが(笑) このエリアの人々はなんて幸せなのだろうといつも思う。 何で〆ようか? いや、心の中では最初からこの店に決まっていた。 『五十番』さん。 久留米の餃子がハイレベルなのは皆さんご存知の通りだろう。 その中でも人気・実力共にトップに君臨すると言っても過言ではない老舗名店である。久留米を代表する某芸能人達も御用達であるのは有名な話だ。 1968年創業。元々は新世界にあったが六ツ門周辺の再開発の為、一昨年に東町に移転した。以前は店構えから何からディープな雰囲気だったが、裏路地ながらちょっとだけ垢抜けた感じになった。駅に近くなったからか?(笑) なかなかタイミングが合わず、移転してからは初訪問である。 この日もあっという間に満席。私のように赤ら顔でヘロヘロの人ばかりだ。少し並んだが、この日は早目に入れた。 ちゅうことで本題。 ■餃子[9個/1人前](450円) ⇒基本は上記の餃子と水餃子(500円)がメイン。 オーダー後、ご主人の熟練の技を眺めながら焼酎を煽って焼き上がりを待つ時間が楽しくてしょうがない。 カンカンに熱くなった鉄鍋の中にジュウジュウと焼き上がった餃子が登場。この瞬間に既に私はKOされている。 火傷しても良いから早く口の中に放り込みたいと思う餃子はこの店ぐらいだろう(笑) 皮の裏面はパリパリに焼き上がり、表面はモッチリしている。餃子とは本来こういうものなのだろうが、この圧倒的なコントラスト感は「五十番」の特徴である。 コショウ(鷹の爪)と酢醤油、ニンニク醤油を自分好みにアレンジしたタレをどっぷりと付けて頂こう。(私はコショウ多めがオススメ) キタ━━━━ヽ(☆∀☆ )ノ━━━━!!!! パリパリモチモチの食感の皮の中から肉汁がジュンワリと溢れ出す。餡は挽肉よりもキャベツの量の方が相対的に多く、甘味をじっくり感じる。一口一口食べれば食べる程、その旨味が膨らんでくる… そんな稀有な餃子だ。 ☆☆☆☆☆☆ (≧∇≦){イキテテヨカッタ!!) 心からそう思ってしまう。 追加で三人前持ち帰りを注文してしまった。 ※今回は餃子の表裏のビジュアルをどうしてもアップしたかったので鉄鍋の上でひっくり返して撮影しているが、これはこの店ではタブーの行為である。表面のモッチリ感が失われるからだ。なのでご主人に許可をとってからか、箸で持って撮るようにしよう。 またRettyで久留米ナイト企画しようかいな?(^^) (・6・){『五十番』を食わずして久留米の餃子を語る事なかれ!!) #餃子 #水餃子 #久留米市 #福岡県

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居酒屋

西田 貴

No.0767【味処げん家/早良区室見】 金曜だ。呑んだくれよう(嬉) ここのところ忙しくてご無沙汰していたので『げん家』の焼鳥がどうしても食いたい。 私の焼鳥ローテーションの中でも重要な一角を占めるこのお店。オープンから5年月経った。 焼鳥キングダム福岡では幼い頃から慣れているせいか串物に対するこだわりが強い人間が多い。「皮は何十本以上食べるとか、豚バラが置いてない焼鳥屋なんて…、タレよりも塩が…」などとウンチクを傾けたがる。かく言う私もその一人だが(笑) だから美味い店じゃないとすぐに淘汰されてしまう。なので5年という歳月はその実力の証拠だと言える。以前も書いたが、藤崎駅と室見駅の中間、金屑川沿いのエアーポケット地帯に店を構える。地元の客が非常に多く、地域に密着している。 ノーマルな串物は前回ピックアップしたので今回はそれ以外のお気に入りを… ■雲仙ハム串焼き(400円) ちょっと値が張るが是非ともオススメしたい一品。長崎ではお馴染みだろうが、なかなか福岡では置いてある店は少ない。長崎・雲仙産の麓で育った豚を使用した所謂ボロニアソーセージ。こういうの好いとるバイねぇ。炭火で炙られることによって脂分が適度に落とされて、その濃厚さと香ばしさがギュッと凝縮されている一品。 ■カンパチの胡麻漬け(680円) ゴマカンパチやね。そりゃ、ゴマサバは好きだが個人的にはカンパチの方が好きなのでこの選択肢がある時は完全にベクトルがそっちに向かってしまう(笑) 脂がよく乗った切り身にこれまた濃厚で甘めの胡麻醤油ダレがじっくりと絡んでいる。黒霧と一緒に流し込むと幸せな気分になる一品。 ■味噌サガリ(120円) 鹿児島産の豚のサガリにオリジナルの味噌ダレを絡め、炭火でじっくり焼き上げている。サガリ特有の弾力と味噌の香りがまた黒霧と合う。結局毎回追加してしまう。 ☆☆☆☆☆ 酔って全然知らない隣のオッサンとどこのラーメン屋が美味いとか、高校野球の予選組合せとか、和田のピッチングとか、旧筑肥線の駅の話とか、昔のラジオの話とか、リッケンバッカーの値段の話とか色々したんだが… 一体誰だったんだろう? とか思い返しながらこのリポートを書いている(笑) (=゚ω゚)ノ{ 素敵な大人の社交場「げん家」。次は配偶者とでも …多分行かんなこりゃ。 ) #焼鳥 #居酒屋 #福岡市早良区 #福岡県