Michiyo Hotta-Uesughi
高岳駅
パン屋
「洗練されたメニューを楽しめる、名古屋では貴重なカフェ」 ここのパン、おいしいです。素材が生きてる。バターがおいしい。小ぶりで高めだけど、それだけの素材&技術のたまものだと思う。 イートインもお気に入りです。今回はクリスマスランチ1800円を。 やっぱり素材の味が生きてる。 それに、味にひと工夫というか、いい意味で裏切られるところが好き。 ミネストローネは、コンソメを使わず、とことん野菜の甘みで勝負。 ベーコンにははちみつの付け合せ、お肉の風味がぐっと増します。 (今日はなかったけど、春菊のシャーベットもお気に入り。春菊の風味がより増すし、冷たくて柔らかい食感はほかの料理との相性もグー) パンは暖かくて懐かしい小麦の香り。 かぼちゃのサラダはとことん甘く、そこにクルミが加わってより香ばしく、テクスチャーの変化も楽しめる。 特によかったのはショートケーキ。 生クリームの、やさしーい甘味が脳みそを溶かす…と思ったその瞬間、我に返るかのごとく、はっと感じられた、オレンジピールの苦み。楽しい。これ。 素材本来のよさだけでなく、異なる食材の組み合わせの面白さを感じられます。 とても練られたメニューだと思います。 値段について賛否のある店ですが、私は、これだけ手のかかったものを食べさせてもらえるなら、この値段は安いと思います。 また、店員さんもすこぶる感じいいです。こういう、難しいカタカナ語がたくさん出てくるカフェの店員さんて、わりと鼻にかけてる人が多くて、気後れしちゃって、「XXXってなんですか、とか聞きたいけど聞けない…」ってこともあるかと思いますが、ここはまったくそういうことがありません。 あふれでるホスピタリティで、えがおで答えてくれます。 とにかく食べてて楽しい店です。 居心地のいいカフェなので、お友達ときておしゃべりを、っていうのももちろん楽しい(まわりはそういう女性が多いです)と思うのですが、 私は静かに、とことん、香りやテクスチャーや味の変化を楽しむことに集中したくて、ここにはどうしてもひとりで来てしまうのです。(孤独、笑) ふむ あまり人気店になってほしくないな