来ましたね、2015年3月の時点で個人的な「ラーメン・オブ・ザ・イヤー 2015」です(本年まだ3ヶ月しか経ってませんが、、、)。ただ、これは年末の段階でもまだ上位に位置していることを予感させるインパクトがありました。初見でここまでグッときたのは、去年の「篝」以来かもしれません。 ラーメンの種類もいろいろあって楽しいのですが、これまでのところ稲庭中華そば(しょうゆ)と、喜多方ラーメン(塩・しょうゆ)をいただきましたが、喜多方ラーメン(塩)の完成度にやられました。味自体はとてもシンプルなのですが、塩ラーメンにありがちな「おいしいはおいしいけど、何か物足りない、、、」という印象がまったくなく、かといって味自体が濃いわけでもないという、とても不思議な存在感を発揮しているラーメンです。 おそらく店内でこだわって打っている自家製麺のクオリティの高さが効いているのだと思いますが、麺は本当においしいです。昨今、スープにはこだわるのに麺は簡単に製麺所に任せてしまうのがスタンダード化しているラーメン業界において、麺にも手を抜くことなくこだわりまくっているのが伝わる骨太なラーメン屋です。今の時代珍しいんじゃないでしょうか。 唯一の難点は、都立家政駅という、都心からかなり離れて不便なところにあり、このお店以外何の用事もできようがないような場所にあるため、お店に行くこと自体がひとつのイベントになってしまうということがありますが、その小旅行させ楽しめる人であれば、絶対にチェックして欲しいお店だと思います。1年に4-5回は少なくとも来たいですね。