Akio Miyazawa

お薦めします。「ホタテのクリームフラン」は、バター風味の茶碗蒸しをイメージしました。 魚料理に出てきた「カスベのムニエル」は、小骨のコリコリ感にハマりました。

とても充実したランチでした。 アミューズに始まり、前菜、スープ、お魚、肉料理、デザート＆コーヒ。 いずれも細やかな心遣いの生きた料理、そして盛り付けです。 その都度添えて出してくださる温かいフランスパンは、表面パリパリ、中フンワリ。 可愛らしいアミューズは、シュー皮風味の香りにチーズ味がとても珍しく、 ごぼうのポタージュも大変珍しくいただきました。 柔らかく煮込まれたお肉とそのソースも絶品でした。

いずれの品も、とても上品な味わいでした。何かが出しゃばることなく、素敵な味付けです。盛り付けも細かく心配りがされていて気持ちの良いひと時を過ごせます。 建物は明治初期のものだそうです。外部との仕切りは格子、室内は障子とリズムがあり、現代では異空間、あるいは人によっては昔懐かしの風情が漂います。お薦めです。

江戸時代の米蔵を現代的センスで改装した、とても気持ちの落ち着く空間です。 お料理はどれも絶品！控えめな味付けは、いずれの食材も持ち味が生かされ満足できます。またお店の方々も心遣いがすばらしく、気配りが行き届いています。気持ち良く時を過ごせること請け合いです。