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Masaki Kobayashiさんの My best 2021

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Masaki Kobayashi

今年のマイベストNo.1に再訪です。 そして当店は11月30日ミシュラン2022の発表で『★』を獲得されました。 加藤順一シェフは前店スブリムに引き続き当店でもミシュランの★を獲得されたことになります…これは本当にスゴいこと。 昨年12月オープンの当店に移籍し、コロナ禍の中、ミシュランスターシェフとしてとてつもないプレッシャーもあったはず…尊敬に値します…おめでとうございます! 前回6月はランチでしたが、今晩は加藤シェフの実力を堪能したく、当店のフラッグシップコースをオーダーしました。 アミューズから既に鷲掴みにされ、最後のミニャルディーズに至る11品、そのままゴールまでなだれ込むような問答無用!の構成でした。 相変わらず私の語彙力が無く今晩のメニューの凄さをどう伝えたらいいんだろう…何とももどかしいです。 忘れてはいけないのが、実はこの店で出されるパンは私の中で勝手に『レストランが出すパン大賞グランプリ』なんですが、今晩はスタッフの方にお願いして何度もおかわりさせて頂きました! これがやっぱりメチャメチャ美味しいんだなぁ…けど、何個食べたんだろう…スタッフの方々たくさん食べてごめんなさい。 メインの「蝦夷鹿のパイ包み」はソムリエの方が「北島亭を彷彿とされる…」というくらいのビックリポーション! 加藤シェフが事前に「この量で食べられますか?」とテーブルに持ってきて頂きましたが「何も問題ありません」と即答しました。 この鹿肉とソースが椅子からずり落ちるくらい美味かったなぁ。 シャンパン〜ペアリングで計7杯飲みましたが、ソムリエ氏がチョイスしてくれたワイン群は秀逸です。 特に前菜「掛川茶×フォアグラのテリーヌ」の際に出された『2002アウスレーゼ』は今年飲んだワインの中でも最も印象的だったな…アウスレーゼは久々に飲んだけど、今晩のフォアグラに絶品の相性でした。 加藤シェフの料理、スタッフ陣のサービス、銀座和光を対面に望むロケーション、ゴージャスな店内…。 すごい元気をもらいました…レストランって、こうでなくちゃいけないんだよね。 文句無しの2021年一番感動したレストランでした。 あらゆるシチュエーションに最高のサービスで応えてくれるはずです…超絶オススメします。 #フレンチ #マイベスト2021No.1 #人生には飲食店がいる

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2013年9月にオープンした「ティルプス」は、たった2ヶ月でミシュランの★を獲得しています。 その当時のシェフが弱冠28歳であったことからも非常に話題になりました。 そのシェフこそが、当店の寺田恵一シェフです。 そして寺田シェフは当店でもミシュラン★を2年続けて獲得しています…これは本当にスゴイことです。 品数の一番少ないコースにしてシャンパンとペアリングをオーダーしました。 熊本のあか牛に山葵をのせてワンスプーンで食べるアミューズに始まり、デザートの薪焼チーズケーキに至るまで、「薪」を擁した火の入りが絶品の料理群が続きます。 どの料理も「薪」を使うことが必然であると感じることが凄いと思います。 このコースにはメインであるシャラン鴨の後にパエリアが出されるのですが、これがまた呆れるほどに美味しいのです。 なんでしょうか、これは…「薪」でパエリアを作るとこうなるのでしょうか? 寺田シェフ曰く「フランス料理にこだわっているわけではありません。ただ、ワインに合う料理を出すということにはこだわっています」とのこと。 その通り、今日のペアリングに出されたワイン群はどれも料理の輪郭を引き立たせると同時に、料理によってワイン自らも強烈に自己主張する逸品揃いでした。 この店で感心したことは寺田シェフの実力ばかりではありません。 シェフを含めたスタッフ全員が、極めて近い距離間のゲストに対して「この店にいる間は最高に楽しんでもらいたい、ゲストの為の最高の空間を作りたい」という嫌味の無い心意気がビンビン伝わってくるのです。 私にとってレストランに行くということは、単純に美味しいものを食べるということだけではありません…「そこに行けば元気になる、元気にしてもらう」場所なのです。 この年末に出会った当店は、そんな年に1回出会うかどうかわからない、私にとって真のレストランのひとつになりました。 今年のマイベストは同じ銀座の「ラルジャン」で決まりだと思っていましたが、当店も本当に素晴らしいお店でした。 「フランス料理でミシュランの★付」というと身構えてしまい苦手だ…という方がいらっしゃったら、是非、当店に足を運んでみてください。 きっとそんなイメージが覆るはずです。 次回は夜に伺います。 #フレンチ #マイベスト2021 #人生には飲食店がいる

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ずっと行きたかったお店ですが、その期待を遥かに上回る満足度…特にその費用対効果はこちらが心配になるほどでした。 ランチは一律6,500円のコースのみです。 前菜3皿、魚料理、肉料理、口なおしデザート、メインデザート、小菓子とコーヒー…このコース料金にしては皿数が多いですよね。 一品毎、紙に大槻シェフからの料理の説明が書かれています。 スタッフから口頭での料理の説明は簡単なもので、詳細はこの紙を読むことになります…人によって好き嫌いがあるサービスでしょうが、私は大変気に入りました。 料理は蝦夷鹿のロティにウニと半熟卵を軽く混ぜて食べる前菜2皿目が私には飛び抜けて秀逸でした…メチャメチャ美味かった…記憶に残る料理です。 その他の料理も、素材の質といい、大槻シェフの技術といい、もちろん結果としての味も、そのレベルの高さに非常に驚かされました。 ミシュラン☆のお店ですが、その評価も十二分に納得です。 次回は夜にお伺いしてワインも楽しみたいと思います…今から楽しみです。 #フレンチ #マイベスト2021

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6月18日オープンしたばかりの新しいフレンチのお店です。 オープンしたばかりではありますが、カンテサンス出身の根本シェフが腕を振るう店として一部の方々には既に大注目されています。 店内は全体がとてもシンプルで、必要十分なものだけがあるという感じ…私は好印象でした。 ランチのコースとシャンパンにペアリング(4杯)を追加しました。 前菜①〜海幸・山幸 ハマチをメインにマリネした軽い一品でしたが、手が込んでおり、アミューズのレベルではありません。根本シェフは魚が得意ということがよくわかる一皿でした。 パン 焼きたてのメチャメチャ美味しいパン。これはスゴいな。 前菜②〜スープ 甘海老やウニ、ホタテ?の魚介がたっぷり入った器にスープをかけて食べます。メニューには単に「スープ」と書いてあるだけで何となくチープに感じられますが、これは前菜の一品として極めて高いレベルにある逸品です。 前菜③〜穴子 穴子のフライですが、これが軽いサクサクの衣で美味しかったなぁ。腕の立つフレンチシェフは揚げ物出しても美味いんですね。 魚〜姫鯛 これは恐ろしい料理…椅子からずり落ちそうでした。私はこんな完璧なポワレを食べたことあるでしょうか…?つまらない褒め言葉は全く無用の超絶料理…本日一番のお皿でした。 肉〜仔羊 使いたくないけど、先の姫鯛同様に「火入れ」が完璧に思えます。仔羊でここまで蕩けるような食感は初めてです。いやいや大したもんだ。 デザート〜スフレ・アイスクリーム 焼き立てのスフレがメチャメチャ美味い! 軽いながらも量はたっぷりで食べ応えも抜群です。添えられたアイスクリームはビジュアルがあの「メレンゲのアイスクリーム」チックで、これまた美味しいのです。 寺島マネージャーのチョイスされたペアリングも料理に的確で美味しかったです。 ところで、このランチのコースは驚くなかれ5,000円(税・サ別)です。 これはオープニングキャンペーンみたいなものでお披露目価格でしょう…料理だけなら赤字でしょうね。 ミシュランの星は時間の問題なんだと思います…飲食店は大変な時代ですが、こんなワクワクするような店とシェフが出てくるんですから、我々はこれからも食べて飲んで応援しなければいけません。 #フレンチ #マイベスト2021

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1月に予約していましたが緊急事態宣言になりお店は休業…予定を変更してやっと伺うことができました。 お店の場所はマンションの2階…全く目立たず、一発で到着するにはなかなか難易度が高いです。 楽しみにしていたのはミシュラン☆、カンテサンス出身加瀬シェフの料理はもちろん、この店の売りでもあるシャンパンのペアリングです…シャンパンをペアリングでオーダーするのは初めてなんです。 3種のアミューズに始まり、前菜のイカや蕗の薹、グリーンピース、そら豆の野菜…主役のイカは噛み締める程に美味いです。 次の前菜は蓮根を台座に豚トロ、赤座海老の一品…まあ、ビックリするほど海老が美味い!この海老は生涯指折りの味かもしれません。 鰆やフランス産仔羊の火入れは流石の一言。 デザートは温かいクリームにスポンジ、コーヒーのアイスを混ぜ合わせるとティラミスに!…美味しかったし面白かったな。 そしてペアリングのシャンパンはハーフで6杯…シャンパン自体はいつも最初の1杯目という感じで、あまり詳しくないんですが、まあ、ホントにスゴいシャンパン達をいただきました。 もう少し飲みたかったなぁ…メチャメチャ美味しかったです。 それで気になる会計はビックリするくらいリーズナブル…これはちょっと心配になる費用対効果の良さでした。 加瀬シェフは「自分が来たいと思う店にしたいので…」と仰っていましたが、正にフレンチ好きの方なら間違いなく色めき立つような内容の店でした。 再訪確実…今年度ベストのお店がまたひとつ増えました。 #フレンチ #マイベスト2021

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4月5日…青山「キャリエ」、表参道「レヴォル」のシェフとして腕を振るった高木和也シェフが、満を持して人形町にご自分のお店をオープンされました…『ars』です。 オープンキッチンの店内はライブ感があって見ていても楽しいです。 今日はそのオープンキッチン前に陣取るカウンターで、小菓子含めた9品/11,000円のコースをオーダーしました。 アミューズ代わりの「パテバーガー」はキャリエ時代からの定番であり、シェフのスペシャリテです…最後にレヴォルで食べて以来、3年振りでしたが、相変わらず美味しい! 続く「新玉葱 毛蟹 馬肉のタルタル」、「ホワイトアスパラ ハチノス」、「フォアグラのテリーヌ」の前菜群は悶絶するほど美味…以前にも増してビジュアルが美しくなりました。 メイン2品…「オマール海老のパイ包み」、「鳩」は高木シェフの真骨頂である輪郭のハッキリとした潔い塩気が絶品です…フレンチはこうでなくちゃいけない。 「ボタニカルヨーグルト」は今年食べたデザートの中ではベストの逸品…メチャメチャ美味いし、何より抜群にセンスがいいです。 「フレッシュ苺 トリュフ カカオ」は求肥餅でトリュフのアイスを包んだ美しく美味しいデザートでした。 今年、これから先を含めて新しくオープンするお店の中では頭3つ抜きん出たお店だと思います。 唯一…"禁酒令"でワインが飲めなかったのは何とも残念ですが、予約困難店になるのも必至…フレンチ好きな方なら是非ともオススメさせていただきます。 #フレンチ #私が応援したいお店 #マイベスト2021

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白金高輪 『Libre』の田熊一衛シェフが9月7日満を持して代官山にオープンしたお店、『L'eclaireur(レクレルール)』です。 外観も店内もカッコいいです…二人のフランス人スタッフも美しいマダムもこの店の雰囲気にピッタリ。 厨房の薪や円柱のガラスで仕切られた個室がユニークです。 田熊シェフは圧倒的な才能とセンスの持ち主ですが、今晩出された料理も呆れるほど素晴らしい皿が並びます。 『Libre』でも出されたコーヒーをアレンジした料理は田熊シェフの十八番。 氷河を削ったような器に入った前菜の「ウニ 発酵バターを使ったコーヒームース 鹿児島産じゃがいも」は素材に全く頼っていない「これぞ料理!」という逸品です…もうメチャメチャ美味い。 本日一番の皿でした…というか、今年一番かもしれません。 いやいや、毎回毎回、このシェフの才能には痺れます。 福岡でパン屋もやってるんだからパンくらい出してくれてもいいのになぁ、と思いつつ、大食漢の私にとってマイナスになるような点もあるのですが、それらが気にならなくなる程に田熊シェフの才能は群を抜いています。 文句なく、今年のベストのひとつになりました。 #フレンチ #マイベスト2021

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勤務先である田町駅から都営バスで15分程…北里研究所前で降りると徒歩1分でした。 ミシュラン☆のお店でカンテサンス出身のシェフであることは、先週伺ったオルグイユとたまたま同じです。 カウンターのみの小ぢんまりとした店ですが狭さは全く感じません。 ランチ・ディナー共にコース1種のみで、シャンパンが付いたペアリングを併せてオーダーしました。 席につくと目の前にタブレットがあり、そこに今日の食材のみ記載されています。 アミューズは手で摘む二品…上品なメニューだけど、味がしっかり主張してて美味しいです。 前菜のフォアグラ、シラスを使った一品はフレンチトースト仕立てで食べ応えもある逸品…今日一番のお皿です。 熟成された桜鱒、牛のハラミやレバーも流石の一言。 深谷シェフのフレンチは、他のカンテサンス出身のシェフの方達以上にオーセンティック色を強く感じますね。 ペアリングのワインはオーソドックスな組み合わせでしたが、料理の味を上手く引き立たせていました…とても美味しかったです。 1杯目のシャンパン〜甘目のデザートワインを追加して6杯で9,000円…ランチコースが8,000円で計17,000円…サービス料・税込ですから、場所やレストランの格から考えればこれは破格です。 若いソムリエの方とは、偶然、私と共通の知り合いがいて会話が弾んだり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。 次回は夜に来てみたいですね。 #フレンチ #マイベスト2021

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香港の「ベロン」でアジア4位…当然ミシュランでも★を獲った天才ダニエル・カルバート シェフが率いる7月オープンしたばかりの「SÉZANNE (セザン)」です。 今年オープンしたフレンチとしては間違いなく最も話題になったお店のひとつだと思います。 フォーシーズンズホテル丸の内東京の7階にありますが、フロアの半分はカジュアルラインのレストラン仕様になっているんですね。 ランチ・ディナー共にシェフのお任せのみですが、今回のランチの費用対効果は破格というか、ちょっと固定費を考えると心配になるレベルでした。 ランチはこの店のサービス料15%と消費税10%が加算されて12,018円になりますが、最後のミニャルディーズ数品を含めると12品出されたと思います。 出された料理の内容を見ると、その美しさや手間を考えても現在の価格は期間限定価格のように思えます。 あっ…焼菓子のお土産までありました! 常にソースをテーブルでかけるパフォーマンスやカルバートシェフの、料理をビジュアルとして「魅せる」技術が凄いので皿毎にいちいち感心してしまいます。 味に関しては好みがあるので何とも言えませんが、序盤のアミューズ~前菜は私には青臭い味で好みではありませんでしたし、自家製のパンもハード系がお好きな方なら気に入るかもです。 ただ、中盤~最後のミニャルディーズに至る皿はビジュアルも味も素晴らしいものだったと思います。 特にメインの鹿肉の分厚さはビックリ仰天…よく火を入れたなぁと感心しました。 濃厚なソースは今年食べたフレンチのソースとしてNo.1かも。 また、デザートは全て秀逸です…ペイストリーシェフがいらっしゃるようなので、その人もカルバートシェフと並んで素晴らしい技術を持っているのでしょう。 サービス陣も外国人スタッフを含めて志の高い人達が揃っているのでしょうが、コロナ禍でインバウンド需要が壊滅状態なので、暫くはその実力が発揮できないのは残念ですね。 恐らく、ミシュランやゴエミヨのような客観的な評価が得られたりインバウンド需要が戻ってきたりすればこの金額でこのレストランを楽しむことはできなくなるでしょうね。 ランチ自体が無くなるかもしれません。 それまでに機会があれば是非伺ってみてください…おススメします。 #フレンチ #マイベスト2021

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11月8日、私の尊敬する釜谷孝義シェフが新天地である虎ノ門に『Rayons de Soleil(レイヨン ドゥ ソレイユ)』をオープンされました。 久し振りにお会いした釜谷シェフはすっきりとスマートになっていらっしゃってビックリしました。 伺った日はワンオペでシェフは大変そうでしたが、久し振りに頂いた釜谷シェフの料理に大感激しました。 3品のランチから2品をオーダー…「煮こごり野菜とサーモンマリネのサラダ」と「フレンチカツ丼」はご飯を半分にしてもらいました。 「煮こごり野菜とサーモンマリネのサラダ」は山盛りのサラダの下にレンコンやカブの煮こごりが隠れています。 サーモンがサラダに覆い被さっていますが、このサーモンも食べ応えがあってとても美味しいです。 この料理はシェフのFacebookに載っていたものですが、実は私が楽しみだったのは添えられていたパンなのです。 シェフの作られるパンが絶品であることは釜谷ファンなら皆さん知っています。 今日のパンもメチャメチャ美味しかった! 『フレンチカツ丼』は厚みのあるロースカツに甘みのあるソースをかけたもの。 このカツは私のようなロース好きには堪りません。 釜谷シェフの傑作「釜めし」を思い起こさせる"温泉たまご"を混ぜるとこれまたメチャメチャ美味しいです。 このカツ丼の器が底の深いものでこれは普通のご飯なら相当な量が入りお腹いっぱいになります。 虎ノ門近辺にお勤めの方がいらっしゃいましたら、機会があれば釜谷シェフの作るフレンチを食べてみてくださいね。 次回はディナーにお伺いします。 #フレンチ #マイベスト2021 #私が応援したいお店 #人生には飲食店がいる