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大阪府

ラーメン

野添 裕幸

【地元に味と感謝の恩返し!】「究極のラーメン2018新店部門準GP」獲得の実力派新店奮闘中!! 《お店メモ》 大阪メトロ四ツ橋線「北加賀屋」駅から徒歩5分ほど「北加賀屋商店街」に2017年3月25日にオープンした『麺物語つなぐ』は「究極のラーメン2018新店部門準GP」を獲得したのち、関西の数々のグルメ番組やメディアにも取り上げられた注目店。食べログでも3.58の高評価(2018年10月30日現在)と開店して1年半の新店ながら、鶏と魚介のWスープ使いに創作系のメニューも取り揃えてますます人気店となって奮闘中です! 寺岡店主は、飲食関係の会社を退職後、森の石松で有名な遠州の静岡県周智郡森町にある人気店『7福神』で修行し、地元の大阪北加賀屋にて独立開店された経歴の持ち主。 ラーメン店を開業するきっかけというのが、実家のお母さんが女手一つで寺岡店主を育てながら経営していた居酒屋を、お母さんと一緒に新たな飲食業態で商売しようということで、ラーメン業界に転身。 親交のあった人の紹介で静岡の『7福神』の店主に頼み込んで修行を始めたものの、想像以上に過酷な体験が彼を襲いつつも、独立開業を夢見て必死に経験を積み、ほどなく姉妹店の店長を任されることに。 その後、実家に帰ったところ、お母さんが突然脳梗塞で倒れて入院し、母親と二人で開業しようとしたラーメン店が一旦白紙の状態に。母親の医療費も稼がなければならない、独立開業も迫っているとまさに必死のパッチの状況。どうせやるなら広い厨房のあるテナントで初志貫徹したい!と探したところ、実家にもほど近い現在の場所が見つかり、開店に至ったという苦労人です。 親孝行の寺岡店主の努力の甲斐あって、お母さんも今はリハビリ中で、コミュニケーションもとれるくらいにだいぶ快復され、お店もやっと軌道にのってきたようで、なんとも浪花節的な泣ける話に感動した次第です。 《おすすメニューレポ》(税込み) ・明日の塩ラーメン:750円 ・味玉:100円 ・うま味黄身しらす丼:380円 素材にとことんこだわった無化調の昔ながらの中華そば、塩らーめん、つけ麺(醤油・塩)の他、季節限定ラーメンも提供。そのメニューから「明日の塩ラーメン」と「うま味黄身しらす丼」を注文。 その渾身の一杯は、斜めになった丸いボール状の器に黄金色に光るスープと細麺ストレートに三つ葉と白髪ねぎ、味玉が綺麗に盛り付けされ、別皿にイタリアンポークのレアチャーシュー、朝引き鶏のレアチャーシュー、メンマ、水菜、かまぼこと一鉢と一皿が芸術品のようなセンスの良い盛り付けです。 このレアチャーシューの肉の旨味が存分に味わいながら、愛知県産銘柄の丸鶏の鶏ガラ、手羽先を使用したスープに節4種、昆布3種、煮干しで作ったワンランク上の魚介スープを半分ずつ合わせたあっさりしたWスープはまさにごまかしのきかない塩の醍醐味を十分に引き出してくれています。 麺は、太陽製麺謹製の全粒粉入りの細麺ストレート。小麦の味を感じながら喉越しの良さを堪能できます。 全体にバランスが良くじんわりとした旨味。丁寧にした処理された鶏と魚介のWスープの優しい味わいが身体に染み渡って至極の一杯を味わいました。 また、このお店の自慢である「しらす丼」は、修行先の駿河湾の港で味わった感動を大阪の人にも届けたいと、駿河湾の港から直送してもらっている一品です。新鮮さと漁獲時期にもよって仕入れもまちまちとかで、この日は、幸運にも希少な「うま味黄身しらす丼」が味わえました。 温かいご飯に新鮮な生しらすと刻み海苔、大葉といたってシンプルなものの、醤油と合わせた黄身をかけることで、プルッとした独特の食感と黄身が混ざることでマイルドな味を楽しめました。 いやはや、塩ラーメンといい、しらす丼といい完成度が高く実力派ならではの絶品であっぱれな一杯でした。 《追記》 寺岡店主曰く「今までの人生は、周りの人に助けられて、人と人の繋がりで前に進めて成長できたと思っています。だから、これからは人と人を繋いだり、僕と人が繋がって成長しつつも、いつも感謝の気持ちを忘れずにいこうと。そしてまだまだ精進していかなあかんと思います!」と。 お店は、高校時代の同級生の女子!!接客も、とても丁寧で、気持ち良い対応。実は、同窓会で再会し、今は主婦となった3人の同級生がローテーションを組んでのサポートという体制だそうな。やっぱり人柄がええんですな寺岡店主!! 屋号は、ラーメンと人を繋ぐという意味を込めた『麺物語つなぐ』。店主のトレードマークの黒いTシャツの左胸に縫い付けている「279」はまさに「つなぐ」でした。これからも期待して再訪したいお店です。 #究極のラーメン2018新店部門準GP #鶏と魚介のWスープ #絶品塩ラーメ

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ラーメン

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【2018年注目の新店再訪記】うどんに迫るラーメンを目指す唯一無二の動物系ゼロ!!の行列必至の平野の人気店! 《お店メモ》 大阪メトロ谷町線「平野」駅近くに2017年10月5日オープン。大阪豚骨のレジェンド店『天神旗』系列の『親富孝』で6年間店長を務め独立された32歳の新進気鋭の本多恭介店主は、食べログで3.63(2018年12月20日現在)「究極のラーメン2019」の新店部門でグランプリを受賞するなど、今年大阪で最も注目された新店として、今や、土日は行列が絶えないほど人気店になりました。 《人気のポイント》 お店には「Retty人気店」のステッカーが貼られているほど、たった1年でかなりの人気を博した理由が、うどんとラーメンの中間をテーマに、自家製多加水麺と動物系ゼロの和出汁を使い「うどん」に極限まで迫って完成した「醤油ラーメン」。 サンマ節をベースにしたスープと「下総醤油」を中心に熟成したかえしが特徴の和出汁は、北海道産小麦と全卵を使用した細うどんにも似た、熟成多加水麺が絶品。モチっとそしてツルツルした食感に衝撃を受けます。 《冬の季節メニュー》 ・鮭節あんかけらーめん:900円 ・味玉:100円 醤油と塩の2本柱のメニューとともに人気の「季節限定らーめん」は、天草の塩スープに鮭節醤油のあんかけを施した、二層仕立てのスープ。とろりとしたあんが黄金色の半透明のスープと共存しつつまったりとした味わいが楽しめます。 麺は、細うどんをイメージした無かんすいの足踏み太麺。具材は、国産豚しゃぶと鮭の薄削り節、きくらげ、ブツ切り青ネギ、ナルトといたってシンプルながら、寒い冬にぴったりなほっこりした盛り付けに、濃厚な黄身がジュワッと広がる味玉をトッピング。 これこそ、うどんに限りなく迫った鮭節の塩ラーメンで、動物系ゼロなのにここまで深みのある魚系の旨味を出せるとは、まさに至極の一杯と言うにふさわしい、完成度の高いラーメンです。 《追記》 土曜日の北風も吹雪く寒い午後の1時過ぎにも関わらず、お客さんが次々に行列をつくるほど人気なのも、一杯ずつ丁寧にマイペースで作っていく姿がカウンター越しで見ることもできるからかもしれません。 東に名店『麺処ほん田』あり、西にも名店『麺処ほんだ』あり!来年もますます進化が気になる『麺処ほんだ』です。 #2018年注目の新店 #至極の一杯 #鮭節あんかけらーめん #平野の人気店 #塩ラーメン

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うどん

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【JR東岸和田駅近くに移転オープン】修行先だった岸和田の老舗名店『茂凡』を引き継ぎ、新生『うどんばしん』オープン! 《お店メモ》 肉の目利きのプロから、うどん好きが高じてうどん店主に転身した坂東さんが、大阪市住吉区役所前から、修行先だった岸和田の『茂凡』跡地に電撃!11月17日に移転オープンするとの連絡をいただいてからやっと伺うことに。 場所は、JR阪和線「東岸和田」駅西口から徒歩9分、銘菓店『むか新 岸和田店』に隣接し、駐車場が『むか新』さんと共用ということで、車での来店も便利です。 新しいお店は、カウンター6席、座敷席46席とかなり大きいキャパになって、ランチタイムはうどん中心、夜は居酒屋メニューも加えた但馬牛、神戸牛、犬鳴豚の珍しい鍋料理も提供されています。 《オススメニュー》(税込) ・熟成但馬牛炙り肉ぶっかけうどんセット:1,600円 (かやくご飯、唐揚げ1個、ちくわ天、昆布佃煮) 移転オープンしてまだ1ヶ月も経っていない火曜日のランチタイムに伺ったところ、座敷席も含めほぼ満席と大盛況。 座敷は、掘りごたつ式で夜には鍋料理が楽しめるようになっていて、清潔で明るい店内です。『茂凡』は、カレーうどんの名店として知られていたこともあって、師匠の味を継承した坂東店主が作るカレーうどんは、今でもダントツの人気メニューだそうです。 私が頼んだのは、坂東店主が渾身のメニューとして提供している「熟成但馬牛炙り肉ぶっかけうどん」のセットを注文。 お肉が100gとたっぷり。野菜天、温玉、玉ねぎ、水菜、青ねぎ、大根おろし、おろし生姜、レモンと彩鮮やかな具材に囲まれた炙り肉は、甘辛く胡麻のトッピングが香ばしく引き立つ贅沢な盛り付け。 国産小麦2種類を独自の配合でブレンドし、毎日、自家製麺した麺は、伸びは少なめでツルッとした喉越しと、しっかりした硬さのうどん。ほどよい歯ごたえと粘り気が共存しています。 熟成肉の旨みを引き出すぶっかけ出汁は、2種類の昆布、煮干し、うるめ、さば、めじか、カツオと上品でまろやかな味わいが見事に合わさって珠玉の一杯に仕上がっています。 関西人が好んでやまない「かやくごはん」は、コシヒカリにうどんの出汁を効かせたほどよい甘みと、鶏肉、ごぼう、うすあげ、にんじん、こんにゃくの個々の食感を味わいながらいただけます。セットの唐揚げ、ちくわ天、昆布佃煮も手抜きなしの一品ばかり。豪華なランチセットを堪能しました。 提供している食材は、すべて坂東店主のこだわりで、元精肉卸売会社のバイヤーとあって、但馬牛、神戸牛と目利きし納得したものしか提供しないだけでなく、お米、ねぎ、出汁、小麦粉、玉子、醤油、一味、七味に至るまで、国産にこだわり、化学調味料を一切使用しないという信条のもと、毎日渾身の一杯のために心血を注ぎながら研鑽されています。 《追記》 岸和田でも老舗の名店だった師匠に、後継者として急遽ご指名を受け、電光石火のごとく移転を決意、ほぼ半月ばかりでオープンにこぎつけた坂東店主でしたが、奥さんと2人で切り盛りしていたお店が3倍以上のキャパになったため『茂凡』の従業員の方々もそのまま継続し雇用。 伺った際にも、お客さんも『茂凡』時代からの常連の方や、新たにオープンした美味しいうどん屋さんという口コミで訪れるお客さんも多いそうで、イキイキと忙しくされていました。 これからも、肉の目利きのプロがさらなる進化を遂げる岸和田でも人気を誇り地元の方々に愛される『うどんばしん』に期待したいと思います。 #移転オープン #岸和田のうどん新店 #肉の目利きのプロ #熟成炙り肉うどん #東岸和田のランチ #こだわりの肉鍋

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うどん

野添 裕幸

【問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り㉞】タイカレーに信州赤味噌を加えた唯一無二のカレーうどん!! 《お店メモ》 大阪メトロ「阿波座」駅の新なにわ筋沿いにお店を構える『うどん ごくう』は、2011年11月21日に開店した人気店。食べログでも3.55(2018年10月22日現在)という高い評価でとくに、唯一無二のエスニック系カレーうどんが人気のお店です。 新進気鋭の松元店主は『釜たけうどん』一門の最後のお弟子さんとして、もともと和食出身からこの世界に飛び込んだ方で、開店当時、周辺で提供する飲食店のカレーうどんは、だしカレーが定番とあって、これでは太刀打ちできないと、差別化を図るため試行錯誤の末たどりついたのが、タイカレーと信州赤味噌の組み合わせ!!このカレーうどんが評判を呼び、今や大阪でもニューウエーブのカレーうどんとして注目されています。 《おすすメニューレポ》(税込み) ・匠カレーうどん:970円 昆布や節をしっかり利かせたサラッとした「だしカレー」が大阪のカレーうどんとしては馴染み深いものの、最近は、スパイスカレーブームも相まって、エスニック系のカレーうどんも人気との情報から、以前からチェックしていた『うどん ごくう』に初訪問。 ランチタイムもとっくに過ぎた14時というのに、カウンター3席、テーブル14席の17席ある席はほぼ満席。中には、外国人のお客さんもいて国際色豊かです。 お目当は「カレーうどん」に日替わり天ぷらがせっとになった「匠カレーうどん」。 赤い器に、赤味を帯びたスープが顔をみせ、トッピングの白ネギと青ネギ、ニンジンが鮮やかに浮かび上がるように盛り付けられています。 ドライパクチー、レモングラス、牛乳入りココナッツミルク、カルダモンとタイカレーの材料にカイエンペッパー、クミンが利いたミックススパイスを加え、玉ねぎと挽肉そして隠し味として、信州赤味噌を組み合わせたことで、だしが香る、エキゾチックな唯一無二なカレーうどんが登場! もちろん『釜たけうどん』一門といえば、朝練りのプリッとした弾力で滑らかな歯触りとコシ、喉越しの良い大阪流讃岐うどんもこのスープとよくからんでくると、これまでのカレーうどんの常識を変えるくらい、インパクトのあるカレーうどん。 スパイスがピリッと利いたカレールゥーに赤味噌のコクがあってマイルドな味わいが加わり、まさに進化した大阪のカレーうどんといってもいいくらい斬新な味わいでした。 とくに、スパイスが満遍なくうどんと絡むようにと、赤味噌が上手く中和してくれるため、一口目から最後までエスニックな味わいが続いたのにはびっくり!!合間に絡む挽肉もうまうまでした。 日替わりの天ぷらは、アジ、ちくわ天とつくねの天ぷらという組み合わせ。つくねの天ぷらが珍しく、弾力のあるつくねは外がサクっと揚がっていて、ほんのりと胡麻の油の香りがアクセントになった一品でした。 《追記》 カレーうどんは、辛さも足せて、単品は720円というリーズナブルなお値段で提供。他のメニューももちろん、『釜たけうどん』一門としてしっかり味も匠な技も継承されているからこそ阿波座でも人気なのは当然かもしれません。 隣には福島の行列が絶えない『みつ星製麺所 阿波座店』と、ラーメンとうどん店が隣り合わせというのも珍しいグルメスポットです。 #問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り #エスニック系カレーうどん #唯一無二のカレーうどん #阿波座の人気うどん店 #阿波座のランチ

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うどん

野添 裕幸

【問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り㉝】歴史と風格を感じさせる建造物の一階でいただくスペシャルなカレーうどん! 《お店メモ》 黒門市場で昆布・鰹節を中心に古式伝承の浪速の味を製造販売する乾物の老舗『山長商店株式会社』が運営している人気店『本町製麺所』の系列店。2014年9月9日にオープンし、現在、大阪港の観光&グルメスポットとして注目を浴びている本格手打ちうどんとオリジナリティー溢れる創作うどんが人気のお店『築港麺工房 本店』です。 場所は、大阪メトロ中央線「大阪港」駅から徒歩6分ほどにある海岸通りに面した、昭和8年(1933年)に竣工した建物「商船三井築港ビル」をリノベーションしたビルの1階で営業。 店内は、昭和初期の建築様式をそのまま継承し、天井が高く開放感のある空間がすぐさまノスタルジックな記憶を呼び戻してくれます。まるで昭和時代にあった社員食堂のようで、しかもBGMが女性ボーカルのシャンソンというお洒落でレトロモダンな雰囲気が、既存のうどん店とは思えない、斬新なコンセプトのお店です。 座席も白木テーブル、カウンター席合わせて42席とゆったりしたレイアウトで、お子様連れでもOK!とホスタビリティーも充実。セルフサービスながら、お茶がアフリカの有機栽培のルイボスティーが無料でいただけるというのも嬉しい限り。 この日も、インバウンドで訪れた海外からの来店者の家族にも、気軽にシャッターを押して撮影してくれるなど、繁忙時間を除けば、接客サービスも気軽に応じてくれるなど好感度の高さも素晴らしいお店です。 《おすすメニューレポ》(税込み) ・完熟トマトのチーズカレーうどん:920円 注文は、自動食券機で買った食券をスタッフに手渡すと同時に、年季の入った木札に漢数字で書かれた番号札を渡されます。繁忙時間となると、注文を受けてから麺をゆがくので、多少時間がかかりますが、このレトロモダンな雰囲気で過ごす時間は、自ずとゆったりした余裕を誘発してくれるというもの。日頃せわしくランチタイムを過ごしている方もゆっくりと時間が流れていく至福のひとときが過ごせます。 お目当の「完熟トマトのチーズカレーうどん」は、鯖節をベースにクミンやコリアンダーなど数種類のスパイスをブレンドしたカレー出汁に、完熟トマトとチーズをマイルドに仕上げたこの店自慢の薬膳カレーうどんの1メニューとして提供。薬膳カレーとあって、それほど辛さは感じないヘルシーな味わいです。 うどんは厳選した小麦粉を熟成させ、毎朝店内で製麺してるというエッジが効いた中太麺を使用したもっちりした食感。ほんのりトマトの酸味を帯びつつチーズのまろやかな味わいがたまりません。まるでタイの麺料理のようで、上品な酸味の効いたクリーミーさは、うどんとは思えないオリエンタルな味わいを堪能できました。 また、自慢の鶏天が3個入っていて、この鶏天が衣はカラッと、肉はジューシーで、ボリュームもあってウマウマです。これは、一度は味わっていただきたい絶品な一杯です。 《追記》 お店は、観光スポット的なレトロな建造物の1階にあるため、近くに商用で立ち寄ったついでに立ち寄ったビジネスマンや、海外からの観光客も多く来店していました。その来店客に合わせて無料Wi-Fiも使用できます。 威厳さを感じる建物ながら、肩肘張ることなく気軽に立ち寄れる開放的で温かいアットホームな雰囲気も魅力でまさにフォトジェニックなうどん屋さんです! #問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り #レトロモダンなうどん屋さん #大阪港の人気うどん店 #絶品カレーうどん #薬膳カレーうどん

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ラーメン

野添 裕幸

【2018年期待の新店探訪記】早くも話題!!関西のラーメン界にキラ星の名店出身の新店現る!! ◆こんなお店 早くも関西のラーメン通の舌を唸らせる新店が、西区の靭本町の靱公園横に2018年1月11日にオープンした『田中の中華そば』。開店してまだ2ヶ月しか経っていないにもかかわらず、食べログで3.51(2018年3月14日現在)の高い評価に期待がかかっています。 店主でオーナーの田中大地さんとスタッフの日根ノ谷亮吉(ひねのや あきよし)さんの二人は、泉佐野出身の幼馴染みの同級生で今年28歳!!という若さで独立したおそらく、関西に数多あるラーメン店のオーナーでも最も若い平成世代にあたると思います。 田中店主は、大学卒業後、東京の地方公務員に採用されたものの2週間で集団生活に馴染めないと退職。大阪に帰ってきたものの父親に半ば勘当され、あいりん地区の会社で事務職をする傍ら、自分の将来を悶々と模索していた時に出会ったのが『塩元帥』で食べたラーメン。食べた途端に「こんな美味しいラーメンを自分の手で作りたい!」と思ったのがきっかけで『塩元帥』の高橋社長に懇願して弟子入り。 ラーメンのイロハやオペレーション、接客姿勢などを徹底的に学び、その後、日根ノ谷さんにも声をかけ、それぞれ京都、滋賀の姉妹店でラーメン修行を経験。さらに他のラーメン店でも学ぼうと、西中島の人気行列店『人類みな麺類』で独立前まで働いていたという経歴の持ち主。 これまでの修行の成果を踏まえ、独立しようと決心した田中店主に日根ノ谷さんも賛同。一緒に独立して自分たちのラーメンを提供しようと一からスタートの意味をこめ、今年1月11日に開店したというエピソードをお持ちです。 そのお店の外観は、一見してブティックのようなコンクリートのオブジェで、中の様子も窺い知れず、屋号も夜のネオンライトでしか分からないというBARを思わせるつくり。 ドアを開けると、店内は北欧家具や間接照明で、スタイリッシュなお洒落なBARのような空間。女性ひとりでも入りやすいよう、内装、接客、音楽など「全てにおいて心地よく」をコンセプトに、カウンター越しに創作料理店員のような黒いユニフォームの自称!草食男子2名が絶品ラーメンをオシャレに提供してくれます。 ◆おすすメニューレポ(税込) ・中華そば:800円 ・特製トッピング(チャーシュー3枚、味玉付き):300円 メニューは、中華そばと貝そばの2種類のみ。今回は、店主オススメの「中華そば」に特製トッピングを加えての注文。 スープは褐色で、適度な油分浮かんでいて、鶏ガラからとった鶏清湯に鰹節を抽出した香味油で厚みをもたせたもの。2つの醸造元から取り寄せている甘口の醤油を、それぞれ香ばしい旨みと甘みの広がる味わいをバランス掛け合わせているため、鶏の旨みも邪魔せず、じんわりと伝わるコクと深みのある仕上がりで、後からじんわりと鰹の旨味が追いかけてくる上品な完成度の高い醤油ラーメンで、名付けて「平成版コクうま中華そば」。 麺はフスマ入りの『麺屋棣鄂』謹製でのどごしもよく、弾力のあるツルツル中太多加水麺。このスープにこの麺ありのこだわりが伝わります。 トッピングは、中ぶりの肩ロース肉のレアチャーシューで追加分含め5枚、白ネギ、三つ葉、メンマで、まるで芸術品を思わせるような上品な見栄えで、フォトジェニックな盛り付けです。チャーシューは、しっとりとしたレアな肉質でポークの旨味を見事に感じさせてくれます。 スープの塩分濃度もちょうどよく、グビグビと飲みたくなるまろやかなスープは、最後に白ご飯をダイブすることで、シメにぴったり!最初から最後まで完成度の高い「平成版コクうま中華そば」を堪能しました。 ◆追記 屋号の『田中の中華そば』は、田中店主が、どこにでもありそうな苗字ながら、ラーメン屋さんの屋号に使用されていなかったからと命名。このお洒落なお店の設計も友人の建築家にコンセプトを伝え、どこにもないスタイリッシュなラーメン屋さんをカタチにしてくれたんだそうです。 お客さんもどんどん口コミで増えていて、ランチタイムには行列もできているそうで、狙い目は午後2時以降か、夜の営業時間がオススメです。今年期待の新店は間違いなく、グルメ番組も取材必至で、秋以降のラーメン本にも掲載されることでしょう。 若い平成生まれの仲の良い親友同士のお店ですが、お二人ともとても謙虚で、迷惑をかけた両親や祖母に恩返ししたいと、伸びしろがある分、この先もかなり期待できそうです。 #2018年期待の新店 #新風中華そば店 #平成版コクうま中華そば #靱公園のラーメン店 #スタイリッシュなお店 #本町のランチ

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つけ麺

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【計算し尽くされた渾身の一杯!】ユニークな屋号を凌駕する絶品の特製醤油ラーメン! ◆こんなお店 屋号がユニークな『いかれたNOODLE Fishtons(フィシュトンズ)』は、四ツ橋の新町界隈にある新進気鋭のラーメン店。2017年12月16日にオープン以来、早くも食べログ3.60(2018年7月20日現在)という高評価の人気店となっています。 店主の木下氏は、元アパレル関係のお仕事をしながらラーメン好きが高じ、数々のラーメン職人を輩出しているこの名門『麺や輝』で3年ほど修行。その後、東京『麺処ほん田』で修業し満を持して独立した経歴の持ち主。 屋号の“フィッシュトンズ”は、魚系豚骨のことで、店主の好きなバンド名“フィッシュマンズ”をもじったんだとか。その“フィッシュマンズ”の1曲の“いかれたベイビー”から『いかれたNOODLE Fishtons』になったそうです(笑)。 お店の人気メニューが、自家製麺の「特製つけ麺」や「特製魚介豚骨ラーメン」です。 ◆オススメニュー(税込) ・特製醤油ラーメン:1,000円 この日は、2018年2月より読売テレビの「す・またん!」で紹介された「特製醤油ラーメン」をチョイス。 白い器に盛り付けられた美しいビジュアル。ブラウンがかった濃い目の醤油スープに、油分が大きく輪を描いて浮いていて、ほんのり見える自家製麺。具材のレイアウトから店主の美的なセンスが伺えます。 小豆島の再仕込み醤油に数種類の醤油を使用した鶏ガラベースの豚骨・魚介醤油スープは、やや多めの鶏油で厚みをもたせつつ、コクをもたせた深みのある仕上がり。 麺は自家製の細麺。おそらく全粒粉が配合されたもの。麺肌がとても滑らかで喉越し良く、プリっとした弾ける食感が印象的です。小麦の味わいもストレートに伝わるかなり完成度の高い自家製麺。麺はやわ気味ながら、チュルチュルした食感がクセになります。 鶏チャーシューは2枚、パストラミされたもので、柔らかい食感がたまりません。豚バラは『麺処ほん田』直伝の吊し焼きの豚バラ肉の焼豚でこれも2枚、肉厚なうえに薫香が鼻孔をくすぐります。これは、関西でもなかなか味わえないチャーシューかも。肉の旨みをギュッと閉じ込めつつ香り際立つ絶品チャーシューです。 特筆すべきトッピン具!!は、サイコロ状の「豆腐」が2個、醤油スープに浮かんでいます。ラーメンに豆腐は珍しいですが、このスープにはアリです。まるで湯豆腐の感覚でいただけます。 また「ラム薫る」の冠が付いた味玉は、ラム酒で味付けされたものだそう。これも『麺処ほん田』のブランデー薫る味玉をリスペクトして作られた一品で、なるほどの美味なる味玉でした。そして、メンマには珍しい姫竹(根曲がり竹)を使用し、こちらもポリポリとした食感が新鮮でした。 全体的に、具材一つひとつに吟味され、計算し尽くされた感のある渾身の一杯に、最後のスープ一滴まで完食させていただきました。 ぜひ、食べていただきたいラーメンとしてオススメニューです! ◆追記 屋号の「いかれた」などのアナーキーな片鱗がまったくなく、むしろ食材の良さをうまく引き出し、バランスよくまとめた一杯は、関西ラーメンの新たな進化を感じさせます。 おそらく、この秋に刊行される各ラーメン本でも、注目度も高くピックアップされるであろう実力派のラーメン店に違いなく、今後も目が離せない木下店主とお店でもあります。 #計算し尽くされた渾身の一杯 #2018年注目のラーメン店 #絶品の特製醤油ラーメン #四ツ橋の人気店 #MY BEST 2018

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大阪府

うどん

野添 裕幸

【問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り㊱】八尾で人気を誇る創作うどんの名店! 《お店メモ》 近鉄大阪線「久宝寺口」駅から徒歩10分、府道2号線沿いで、駐車場完備のカウンター、テーブル席合わせて50席のキャパを誇る『讃岐屋 雅次郎』は、2007年8月に開業した手打ちうどんの人気店。ちなみに「がじろう」ではなく「まさじろう」です。 食べログでも3.56の高評価(2018年10月29日現在)のこのお店。元々は和食の板前から一転、うどんの世界で腕を磨いて「うどん」をご馳走と呼んでいただけるようにとの店主の想いが、日々渾身の一杯に注がれていて、料亭の味に負けない旨み十分のだしが評判を呼び、土日は、オープン前から駐車場が満車!(店前に8台と向かいに3台の駐車場有り)そしてあっというまに満席になる人気店です。 《おすすメニューレポ》(税込み) ・海老ジャガカレーうどん:920円 店主の挑む創作うどんは、昆布とイリコに5種類の節を効かせた割烹育ちの料理人の技が光るメニューがズラリ! 人気のメニューは、イベリコ豚を使用した「うまぁー豚うどん」、「海老と揚げ餅のぶっかけ」「からあげぶっかけ」をはじめ、カレーうどんも人気ということで今回は「海老ジャガカレーうどん」を注文。 割烹料理に出てくるような海老天が3尾、ジャガイモをフリッター状に揚げた天ぷらが4個がこんもり盛られた青ネギを囲むように盛り付けられた見た目にも食指が動かされる創作カレーうどん。 濃厚で粘度高めのカレールゥーは、スパイシーなピリッとした辛味と和風だしがバランスよく合わさり、深みのあるカレーのコクが口いっぱいに広がります。 讃岐うどん仕立ての麺は、もっちりとした弾力でコシも強く、カレーをぐいぐい引っ張って絡みながら、隠れていた和牛のバラ肉と甘いたまねぎを一緒にどんどん口に運んでくれます。 ジャガイモは、ハッシュドポテトのような揚げ物で、このカレーうどんにベストマッチングした食材で、海老天も文句なしに丁寧に揚げられた一品でした。 付け合わせで出された揚げ天かすを後からカレールゥーに入れる味変も食感が変わってウマウマ!!隠れ具材の和牛肉も惜しみなく入っていたのにはびっくり!!まさに絶品の一杯でした。 《追記》 カレーうどんは、プラス100円で白ご飯付きにできるので、追い飯にオススメです。 メニューには「うどんの作り手が1人の為、メニューの縮小・提供時間などいろいろとご迷惑をおかけします・・・」とあるように、外食産業の従業員不足はどこも深刻のようです。 けっして至便がいい場所とは言えない立地とは言え、日曜日の午後1時半頃に訪れたにも関わらず、次から次へとお客さんが訪れては、回転もよくとくにファミリー連れが多いのが特徴のお店。地元に愛されていることがわかります。 次回は、ぶっかけを堪能しに伺いたいと思います。 #問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り #八尾の人気うどん店 #駐車場完備 #創作うどん店 #カレーうどん

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うどん

野添 裕幸

【香川県の名店の味が大阪にも進出】ミシュランのピブグルマンを獲得した実力店が待望の大阪初出店! 《お店メモ》 香川県ではあまりにも有名な讃岐うどんの名店『一福』。初の東京出店でいきなりミシュランのピブグルマンを獲得するなど、その余勢を駆って待望の大阪初出店となった『酒とうどん 一福』は、2018年5月28日にオープン。 場所は、大阪メトロ谷町線「谷町四丁目」駅の3号出口を上がって谷町筋を南下し、1つ目の筋を右へ入ったところにあります。 本店は、高松市国分寺町にあり,熱烈なファンに惜しまれつつも休業したのは2005年の夏。ところが2007年3月、同じく『一福』として新たな店主となった渡辺さんが再オープンした同店には、ファンが殺到したという伝説を持ちます。 本店はセルフ営業ながら、大阪店は、小洒落た和風モダンなお店で、店主が自ら大阪へ出向きお店を開店させたとのこと。讃岐うどん好きな方なら垂涎の『一福』のうどんが食べられるとあって、早くも注目されています。 《ランチおすすメニュー》(税込) ・牛しぐれぶっかけうどん:750円 ・すだちうどん:650円 ・日替わりごはん+小鉢:180円 讃岐うどんで有名うどん店が大阪に出店されたという情報を聞き、やっと訪問したお店は、店内は14時過ぎというのに、ほぼ満席状態でした。 お店の壁に縄で綴った「ippuku」というのがなかなか秀悦で、間接照明を効果的に使用した和風モダンな雰囲気の店内は、カウンターと10人掛けの対面カウンターと4人席のテーブルがゆったりと配置され落ち着いた感じが印象的なお店です。 実は、初めて実食したうどんの味が絶品で、数日後に再訪するほどお気に入りとなったこのお店。うどんもさることながら、出汁がとにかく美味しいのです。 〈牛しぐれぶっかけうどん〉 うどんの茹で加減がややかための仕上げで、ずっしりと重さを感じる麺は、トルネードを描くようにもちもち、そしてぐいぐいと弾力のある食感と凛としたコシを持ち合わせ、実にしなやかな弾力を持つ絶品うどんです!! トッピングの牛しぐれも、大阪人に合わせているのか、甘辛く炊いた牛肉がほろほろと柔らかく、出汁によくなじんで美味そのもの。今年食べたうどんのメニュー中でトップ3にランクするほど美味しいぶっかけうどんでした。 〈すだちうどん〉 見た目も涼しげで、すだちの輪切りがいっぱいトッピングされたこちらも絶品うどん!!エッジの効いたもっちりした麺は、透明な出汁に浮かんだすだちに隠れつつ、時たま白い麺肌を出してはずっしりした重みを持ちなら箸で口に運ばれます。 そのすだちの酸味と出汁の見事なバランスに思わず絶句。。。。 「出汁が美味すぎる!!」のです。 シンプルなうどんメニューを提供しているお店とあって、鯖節とウルメイワシの煮干しで取った出汁は、ごまかしの効かない上品な味わい。大阪のうどん好きな方もためらうことなく感嘆するような出汁でした。 うどんだけでなく、日替わりのかやくごはんも、うどん出汁で炊いただけあって、風味もよく上品な味わい。野菜の煮付けとともに美味しくいただきました。 なお、うどんは、半玉増量(50g)無料!1玉増量+100円となりますが、初めての方は増量して、この絶品麺を堪能してみてください。 《追記》 総じて、また再訪したいお店。夜はお酒にあうメニューも提供。香川名物の「骨付き鶏」や「おでん」も。こだわりの吟醸酒や純米酒、焼酎と20種類以上のお酒も用意されているとか。 次回はミシュランで高い評価を受けた「とり天カレーうどん」をいただこうと思います。 #有名讃岐うどん店の大阪店 #ミシュラン ピブグルマンの獲得店 #絶品ぶっかけうどん #すだちうどん #谷町4丁目のランチ #讃岐うどん