Makoto Tabata
浅草駅
和菓子
「亀十」のどら焼きを買おうとしたら売り切れだったので、たまにはお隣の老舗の「西むら」へ。 この店は栗羊羮がさと東京カステラが有名なのですが、今日はどら焼き目当てなので、どら焼きを購入。「西むら」のどら焼きは「亀十」は、フワフワのどら焼きなのですが、上野の「うさぎや」までは、ドッシリしていない中間の皮に、甘み抑えてあり小豆の味がしっかりした餡子です。餡子は「西むら」の方が好きなんですが「亀十」の皮も好きなんですよね〜 西むらは江戸末期に、雷門前の広小路に面した茶屋町でお茶屋を始めた。文政12年の広重作「雷門前図」には、西むらの看板をあげたお茶屋が描かれている。その後、安政元年に上菓子屋を始めるが、これを西むらの創業としている。屋号は、金龍山浅草寺の御供物などを引き受けていた関係から「龍昇亭西むら」と名づけた。 現当主によれば、西むらの菓子は機械ではなく道具で作る。また、菓子にも水菓子と同様に季節がある。お彼岸だから「おはぎ」を食べるのである。ちなみに西むらでは、水羊かんは三社祭から9月中旬までである。 主婦と生活社刊 江戸老舗地図より