Yoshiyuki Sasaki
東京駅
カレー
東京駅に来ると絶対にインデアンカレーをいただく。単純に入りやすくて美味しいから毎回行きたくなるというのもあるけど、それと別で辛さに挑戦したくなるからだ。 どちらかというと辛めなインデアンカレーと、どちらかというと辛いのが得意でない僕。毎回、食べるたびに一杯の水を飲み干す前に完食できるかの挑戦をしている。 インデアンカレーは、最初の甘みの後で辛さがやってくる。脳内の「ぼうけんのしょ」が気付いたら消えてしまう僕は今回も、「あれ?甘…あ、やっぱ辛いわ。」と思う。おそらく前回も思ったはずだ。 水の量が半分以下になると気の利いた店員さんがお水を足そうとするので、その前にカレーをいただく。甘い、辛い、甘い、辛い、辛い、辛い…、そんな刺激を受けながら気付けばカレーがなくなっている…僕はカレーに没頭していた。水はギリギリ半分を下回ったくらい。残りの水を一気に飲み干した。少しこの感覚は運動部が部活終わりに水を飲む感覚に近いかも。いや、運動部舐めんなって言われそうだし、おそらくその言い分が正しいと思うけど、そんな感じ…だと思う。 今回は勝った…僕勝ったわ…。って勝利に浸る間も無く、水を飲み干した直後、「おかわりいります?」って店員さんに聞かれてソッコーで、「あ、すみませんお願いします。」と言って水をおかわりしてその水もすぐに飲み干した。辛かった。