梅崎桜丞の口コミ

よく行くエリア:箱崎・香椎・その他東区 投稿の多いジャンル:居酒屋
梅崎桜丞 の人気の口コミ
長崎、ランタン祭り 前夜。 雨上がりの街を歩いてみたんだ。 石畳は雨水を招き過ぎたのか しっとりと滲み重なり そこに水滴が落ちる。 その音は、あたかも、幾年も前から 重なり続けた万人の足音を 再現しているかのようだった。 … 2018年02月18日 11:45
土曜日の午後5時20分 私は店の前に立っていた。 通常6時開店のところ、オーナーの ご好意で30分前倒しで予約を いただいたからだ。 しかし、私が10分前に現れると 思わなかったのだろう。 小窓から顔をのぞかせると、まるで トムとジェリ… 2017年12月22日 19:40
隠れ家の定義とはなんだろう。 どんな場所だって、いつか目に映る... 「隠れ家」と「人目に触れない場所は」 ノットイコールだ。 だからきっと、そんな定義はない... いや、私なりにあえて造るなら 「自分が、そう思える場所」 だとし… 2017年08月27日 11:35
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中洲 寿司 ~20000円
夕陽に別れを告げた西中洲。 零度の風が狭い路地を 無情にも練り歩き 寂しさが、さんざめく。 その通りに「ぽつり」「ぽつり」と 光が不規則に灯り始める。 やがて、そこに人が居座り 橙色になった心の火で 互いを触れ合う。 そんな… 2018年02月02日 19:31
2017.07.∞ 福岡市城南区東油山 「特別な日じゃないから 特別な場所に来たんだよ」 この景色を見ていると そんな、逆説を優しく呟きたくなる。 山に浮かぶフランス料理店 「レストランMORI」 海があり街があり、それらを囲みながら 無言… 2017年07月16日 19:26
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薬院 日本料理 ~8000円
春吉から渡辺通りへと歩く。 そっけない冬の空気が マフラーの隙間から肌に 触れようとしている。 街灯が疎らな町の境は 静けさと暗闇に包まれていた。 何かを探すように 私の黒い靴が 「こつっ」 「こつっ」 と音を鳴らす。 足が止… 2018年01月06日 18:57
「限りなく両手をひろげて 愛、し、た、かたちは歪ませたくない」 こんな曲を聴きながら 西中洲を歩く 台風が近づくせいか人通りは疎ら.. そんな最中、今宵も「若い鮨屋」は 仁王立ちしている。 【さく松】 創業から数年とまだ若いが… 2017年09月17日 19:12
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中洲 バー ~4000円
華やかな笑顔、時々真顔。 気難しい中洲の表情だ。 この街で彼女は背筋を伸ばし 凛とした風貌で 酒を振る舞っていた。 「ロンド」 モザイクタイルが散らばった ドアと棚は、このBarの特徴でもある。 英国アンティークやステンド… 2018年01月12日 20:39
ある数学者は言ったんだ。 「世の中の全ては数式で表せる」と。 しかし、悪いが、そこに興味はないんだ。 人の心は数式のように無機質ではない 人情すら式となるなら 私は言葉で四季に変えるだろう… 2017年09月30日 18:30
看板無き秘密のレストラン 扉を開けばL字カウンターが 足を伸ばし存在感を確立していた。 時間が経つにつれ 常連客が一人また一人と席に座る。 よくある光景だ。 静けさもありながら 気楽な屋台のような空気感もあり 緊張もいつしか解け… 2017年12月08日 20:02
西中洲で、ひときわ精彩を放つ。 星を得たのは、せいこくを射た事実。 金色を思わせる店の風貌は その、なりの表れだろう。 通された席に座り見渡すと 端正な雰囲気と変貌し 妙に落ち着きを醸す。 料理が待ち遠しい。 ・胡麻豆腐 こ… 2017年12月01日 20:12
とても、とても短い夏の冒険 猫の島へ 欧州の田舎漁港の風景のようだ 波止場に可愛らしい猫が 短い歩幅でトントンと歩いている。 島にただ一つしかない食堂で 刺身定食をいただく。 刺身は新鮮で、もちろん美味い。 しかしハート型の魚… 2017年08月14日 15:00
史実を重ねた寺院らが、今日も泰然と 御供所町を見守る。 その寺院らに挟まれ【白つぐ】は 雅やかな香りを放つ。 店の大きな窓から東長寺が見え 隣接していることに気付くと緊張感すら 感じてしまう。 千二百年前、窓の向こうで 空海が立… 2017年10月28日 18:31
今朝は、ここで目覚めたかったんだ。 まだ客人がいない早朝 温かい餡子の香りが 蝉の鳴き声とともに漂う。 蒼古的な柱や畳の匂いが 夏の朝の風に混ざり いにしえの情緒を駆り立てる。 風鈴の音色... 涼を運ぶ 一秒一秒がゆっくりと 流… 2017年08月06日 18:39
冷房が効いた店内 涼しさの中に熱気を燻り放つ職人。 早々と予約者で席は満たされ 飛び込み客は次々に優しく断られる。 さあ始まった 今夜も騒がしくなりそうだ。 最高の食材を気取らない価格でもてなす。 知る人ぞ知る、下町の人気寿… 2017年08月20日 18:28
今年、最後の一人旅。 火山(ひやま)から糸島を見渡す。 ここから眺めると 波も緑も、揺らめき無く 絵画のごとく風景は 静止しているように見える。 ただ、潮風が私の膝をすり抜ける。 目を閉じ、呼吸を止めると 心臓の音がやみ 風に… 2017年12月30日 18:47
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赤坂 ~4000円
広告の眩しさが 目の前を過ぎていき 地下鉄の車窓に 私が映る。 何か ... 慕っている人に、初めて 会うかのような ... そんな 顔だった。 赤坂駅から程なく歩くと 冬なのに春めいた「あかり」を 宿した店があった。 引き戸を… 2018年02月09日 19:24
【鮨処さく松】の大将の行きつけらしく こちらへ。 マスターの趣向か小洒落ている。 方言を隠さないマスターとの会話は 気張らない体裁にしてくれる。 女性常連客の方に声をかけていただき 話が弾む。 どうやら私は歌舞伎役者に見える… 2017年09月17日 19:14
今泉の街から 遥か、三万三千フィート上空。 冬の冷たさに 台風のような嵐がぶつかり 春が生まれたあの日は 二週間前だった。 ひとつ目の季節が始まったせいか 夕方の雑踏は上機嫌に似た ピアノの連弾のように 音が連なる。 その先… 2018年03月16日 20:49
信号待ちをしていると 車の窓から一本の樹木が見える。 緑の葉が、照れくさそうに 頬を赤らめはじめている。 そうか、君は秋空のことを 慕っているんだね。 君の顔が赤く染まりだすと 恋の季節が始まる。 すまない、もう行かないと.. ま… 2017年10月14日 18:58